青少年成城地区委員会子どもたちを見守る広報紙 平成25年秋第12号成城の風 発行者青少年成城地区委員会会長坂出雅海 事務局世田谷区役所成城出張所3482−1348 子どもたちとともに地域に生きる 子どもたちとともに活動したわたしたちの一年(24年度の活動より) 夏休み親子映画会(7月28日) 今年度の映画は、現代版がリバー旅行記。ユーモアたっぷり、友情の物語。 午前・午後の2回にわたり上映しました。今回参加した中学生ボランティアは リピーターが多く、運営、司会進行ともにスムーズで頼もしいかぎりでした。 お客さんで見ていた下級生の皆さんは、かっこいいなと思ったのではないでしょうか。 皆さん、ありがとう。(皆川) 中学生記者レポート1 夏休み親子映画会のボランティアをしてみて 僕は、このボランティアをやるのは初めてでした。なので、内容を全く知らずに今回は参加しました。 担当は受付・ロビーで、僕はしょうじき言うと、あまり人と接することが得意ではなく、上手くやれるか 不安でした。ですが、実際にやってみると、友達や地区委員会などの方々にサポートしてもらい、 とってもやりやすい環境をつくってもらいました。なので、人と接している時でも、本当にやりやすく、 だれでもボランティアができる環境にありました。 仕事の内容は、子どもにどこの小学校の何年生かを聞くものでしたが、中には聞き取れずに困ってしまう こともありました。ですが、地区委員会の方々に教えてもらい、すごく助かりました。 ボランティアをしている人が助けられるという変な話ですが、本当にだれでもやることができます。 何も困ることもありませんので、ぜひやってみてください。(砧中2年GK) 中学生記者レポート2 ボランティアについて 僕はこの夏休み親子映画会のボランティアをしたのは2回目で確か、昨年の仕事と同じホール内誘導で 少し安心していました。プレートを持ち、ホール内の人達に伝わるようにしました。 がんばったおかげで飲食されている方が1人もいなかったし、携帯を使用している方もいなかったので 安心しました。 映画はガリバー旅行記であまり小さい子向けではないと思いましたが意外と見入っている人たちばかりで 少し驚きました。この映画会は小さい子達が楽しみにしていると思うので高校生になってもお手伝いとして ボランティアをしたいと思うくらいやりがいがありました。(砧中2年BK) 素まっぷ隊(9月15日) 素まっぷ隊は、地区委員会の活動の中から2008年に生まれました。子ども達と白い地図(素プラスMAP) を手に、テーマを決めて成城の町を探索し、発見したものを地図に書き込みます。 そして隊ごとに大きな地図にまとめ、皆の前で発表するワークショップです。一緒に歩くお父さん、お母さん たちも地図を持ち発表に加わって楽しい半日を過ごします。 今年度のテーマは昔。9月に歩いた町の北側には、町ができたころに開店したお店の年号が入った看板、大谷石の 上の生垣、見通しを良くするための四つ角の角切り、大きなヒマラヤスギ。90年前にこの町を造った人たちの 良い町を造ろうという思いが見えてきました。 3月には町の南側を歩きました。畳屋さんが長い針で畳を縫っているところを見たり、雑木林の中の初めての道には発見がいっぱいありました。 そして、今回の昔の一番は1600年も前の大昔。砧中学校の校庭にある古墳はちょうど発掘調査中で、教育委員会学芸員の 寺田さんが私たちの足元に埋まっている砧の王さまや、宝物のことを熱く語ってくださいました。 子どもたちはもちろん、お父さん、お母さんたちからも質問が飛び出しました。 皆でまとめた素まっぷは学校の皆さんにも配ります。リピーターの多い素まっぷ隊、今度はあなたも参加してみませんか?(辻) 野外活動集まれ自然たんけん隊(10月28日) 自然に触れ、自然を感じ、自然を知ることで、日常の中で気にもしていなかった風景がたちまち変化し、さまざまな事を 知りたくなったりします。そんな体験を子どもたちと一緒にできるのが、この日です。 会場の祖師谷公園には60名以上の小学生とボランティアの中学生、私たち地域の大人が集まりました。 第1部フィールドビンゴでは、目を凝らして草木を観察し、鼻を近づけて花の匂いを嗅ぎ、耳を澄まして鳥の声を聴き、 葉っぱを摺ってみたり、木の実の味見をしたり・・・全ての感性を使って、全身で発見・体験することができます。 目隠しトレイルでは、普段はすることのない目隠しをしてロープを頼りに歩きます。足の裏にこんなに集中することってありましたか? へっぴり腰でゴールに辿りつき、目隠しを外したときの風景はいつもの公園ではなく、不思議な感覚になります。 事業当日の10月28日は、朝から不安な天気でしたが、雨の降らないことを願って第1部のプログラムを祖師谷公園で始めました。 しかし、残念ながら途中から雨が降り出し(それもかなり激しく)、第2部は急きょ千歳小学校体育館に会場を移しました。 第2部は5つのコーナーがあります。なかなかの技が必要な草笛。的に当たると気分爽快の手作りパチンコ(玉はもちろん木の実です)。 いくつも作りたくなるクラフト・木のメダル。おじいちゃま・おばあちゃまとの微笑ましいコラボができる俳句。 そして、一番人気!お父さん達と一緒に丸太切り。一ヶ所でじっくり取り組む子や、全部やってみないと満足しない子など、 タイプはさまざまですが、みんな目をキラキラ輝かせて、楽しそうに遊んでいました。 この日の体験が子ども達の楽しい思い出の1ページとなってくれたら嬉しいなあ☆(徳岡) 中学生部会 砧中学校・千歳中学校合わせて105名。 私達地区委員会の最大イベントである「せいじょう地域文化祭」で活躍してくれた中学生ボランティアの人数です。 今年度も多くの中学生が協力してくれたおかげで、無事に終わることができました。 この文化祭は中学生と一緒に作り上げたいという思いから、事前の話し合いの中で、実行委員の意見や要望を聴き、 できるだけそれに沿えるようにしていきました。中学生の希望で行なった模擬店(いそべ焼き、おからガトーショコラ)は 大好評であっという間の完売!フェイスペイントやきらきらバッジも大盛況でした。 その後、中学生に取ったアンケートでは、8割以上がボランティアをやって「とても良かった」「役に立った」「またやりたい」と 答えてくれました。充実した時間を過ごしてくれたようで、大変嬉しく思います。ありがとうございました。 一年の最後には、各行事(夏休み親子映画会・素まっぷ隊・野外活動・文化祭・広報)のボランティアをしてくれた中学生へ、 私達から感謝を込めてボランティア活動証をお渡ししました。 若い力をお借りして、来年度も地区委員と中学生をつなぐ部会でありたいと思います。(川原) 委員研修会(6月5日、2月26日) 地区委員会は、自治会・商店会の方、民生・児童委員、保護司、青少年委員、日赤や身近なまちづくりなどの地域で活動する方、 そして小中学校のPTAと校長先生で成り立っています。 第1回委員研修会(6月5日)は、グループディスカッション「仲間になろう!!」。委員同士が知り合い仲良くなるための研修でした。 グループごとに子どもの頃の将来の夢、今こどもたちに伝えたいことを語り合いました。 また、毎月の委員会でも、委員の推薦団体の活動や学校の様子を紹介する研修を行なっています。 第2回委員研修会(2月26日)は、ソーシャルワーカーの水澤都加佐さんを講師にお迎えして、ボランティア活動をする人のこころの健康 というテーマで講演会を行ないました。 充実した活動をするために大切なことは、委員同士のチームワーク。そして、自分自身が楽しく生き生きと活動するために、 自らの心のケアを学んだ一年でした。 また、子どもたちの日常を知るために、小中学校の公開授業ツアーなども行ないました。(川喜多)