せたがやプラネタリウム ほしぞらガイド7月 周極星と出没星 北の空を見ると、北極星の周辺の星は地平線下に沈むことなくずっと北極星を回り続けます。このような星を「周極星」といいます。 東京で見た場合、北極星の周囲35.65度の範囲の星が周極星となります。35.65度は観測地=東京の緯度の値です。 北海道の稚内市で見るとどうなるでしょう?北極星は高く見え、そのぶん周極星が増えます。 はくちょう座のデネブやぎょしゃ座のカペラなどが周極星となり一年中・一晩中見ることができるようになるのです。 太陽と同様に東から昇り西に沈むように見える星は「出没星」。ずっと地平線下で見ることができない星は「全没星」といいます。 南十字星は東京では全没星ですが、沖縄県の那覇市では出没星として見えるようになります。 プラネタリウムでは世界中の星空をご覧いただけるプログラムを企画中です。お楽しみに。 世田谷区立中央図書館・プラネタリウム電話ファクシミリ03-3429-0780