世田谷区DX推進方針 Ver.2.1 Re-Design SETAGAYA 令和8年3月 DX推進の課題と推進方針のバージョンアップ DX推進方針Ver.1に基づき、これまでさまざまな取組みを実施してきた(後述「参考資料」参照)ところであるが、行政サービスにおいて、区民が十分な満足を実感いただけるまでには至っていない。  そのため、 DX推進方針をバージョンアップし、 「行かない 書かない 待たない」新たな窓口プロジェクトをはじめとしたリーディングプロジェクトを定め、令和5・6年度の2年間で重点的に取組みを行い、区民に満足いただけるサービスの実現を図る。 はじめに DX推進の課題と推進方針のバージョンアップ 方針 各種行政計画との関連性 Re Design SETAGAYA (リ・デザインセタガヤ) DXとは、 「環境・技術進化に合せ、仕事のやり方と風土を見直し続ける こと」 世田谷区流のDXの目的は、 「あらゆる世代が安心して住み続けられる世田谷をともにつくる」 そのために、デジタル技術を活用して 行政サービス 参加と協働 区役所 3つの観点で再構築し続けていきます 方針 DXを推進する羅針盤として3つの方針を定め、具体的な取組みを進めていく。 方針1行政サービスのRe-Design 区民の視点からの変革 区民の視点や困りごとに立ち返り、行政サービスを再構築し続ける。区民は、デジタル化によって、必要な時に、必要な行政サービスを利用できる。 すべての区民にとって、行政サービスの選択と利用のハードルを下げ、快適なサービス利用をデザインし続ける。 方針2 参加と協働のRe-Design新たなつながりの創出 デジタル活用により、区民や地域団体、事業者、行政などが、つながり、相互理解を深め、地域活動に参加し、共創する機会を多様化し続ける。 情報公開と対話の透明性/利便性を高めるとともに、デジタルデバイド対応など、すべての人が安全・安心と感じる区役所であり続ける。 方針3 区役所のRe-Design 問題発見/解決型組織へ 情報共有と活用を進め、デジタル技術を活用した業務改善により資源を生み出し、相談や企画立案などの業務に、より注力するなど、業務を再構築し続ける。 職員がより柔軟・効率的に、業務遂行できる体制を構築し続ける。 取組み方 即着手できるものからスモールスタートし、トライアンドエラーによる改善を常に繰り返すことで、Re-Designを加速していく。  同時に、生成AI等の新技術についてはリスクと効果を勘案しながら研究・検討を進める。 区の各種行政計画との関係性 (図表) 改革を加速する3つの考え方・アクション サービスデザイン志向で、変わる、変える デジタルファーストで、変わる、変える ワークスタイルを変える サービスデザイン志向で、変わる、変える 多様なニーズを効果的かつ効率的に達成できるように、ユーザーの体験を高めるサービスデザインに取り組んでいきます。 ※利用者視点で満足度を高める体験をデザインし、サービスを改善していくとともに、継続的に提供できる仕組みや組織をデザインして、新たな価値を創出することが、サービスデザインの考え方です。 (図表) デジタルファーストで、変わる、変える デジタルファーストで行政サービスを入口から出口までデザインしなおしていきます。 多様な手段で誰一人取り残さないサービスを実現します。 Before なぜ紙で出さなきゃいけないの? なぜ窓口に行かなきゃいけないの? なぜスマホでできないの? なぜハンコが必要? なぜ1度、1か所で済まないの? etc. After デジタルファーストで、従来のやり方に捉われずに、入口から出口まで業務全体を見直し(BPR)、新たなサービスや業務フローを創出 デジタルパワーをフル活用した上で、本当に必要な部分にだけアナログな手法を活用 (図表) ワークスタイルを変える デスク、電話、紙などに制限されていた働き方を抜本から見直し、デジタルツールを使いこなして、場所や時間を柔軟に活用した、質の高い働き方を実践します。 取組み ペーパーレス、はんこレス FAXレス*を徹底する。 モバイルなどの新たなデバイスの活用 デジタルワークプレイスをフル活用してパフォーマンスUP、スピードUP (コミュニケーション、AI、ローコード、ノーコード等のクラウドサービス) 利便性の高いクラウド環境への転換をより一層推進する(クラウドファースト) ハイブリッドワーク(職場も自宅等も効率性と質の向上を追求する) *クラウドFAXにより、区側ではPCからデータでFAXを送受信する。  区民等は従来通りFAX機で紙ベースで送受信できる。 3つの考え方・アクションにより、組織を変える サービスデザイン デジタルファースト 柔軟なワークスタイル 問題発見・解決型組織に 柔軟かつ機動的に対応できる問題発見・解決型組織に生まれ変わります。 DX推進体制と基盤整備 推進体制 DXを推進するための仕組み 各部門の役割 DX推進を支える次期情報化基盤 推進体制 「DX推進委員会」のもと、組織横断的な課題解決のためにプロジェクトチームを設置する。 「DX推進委員会」の設置  DX担当副区長をCDO(チーフデジタルオフィサー)として、部長会メンバーによる「DX推進委員会」を設置(令和4年8月) DX推進委員会 委員長 :DX推進担当部を担任する副区長 副委員長:その他の副区長、教育長 委員    :部長会メンバー 事務局  :DX推進担当課 意見調整や課題解決を図り、全庁のDXを推進していく。 主な検討課題(例) 新たなICT環境を活用した仕事の進め方・情報共有、情報セキュリティ、DXロードマップの進捗状況、スマホ活用、DX人材育成、好事例横展開、アワード等検討、DX広報・喚起、メディア戦略、データ利活用、共有 新たな行政経営への移行実現プランデジタル関連の取組み せたがやDXロードマップの取組み DX人材の育成と各層の役割 目指す将来像 DX推進リーダーは、各課で選任された職員が研修や実践を通じて成長し、現場でDXをリードする人材である。過去の選任者や自律的にDXを推進できる職員も含め、変革の中心的役割を担う。 職員一人ひとりが、デジタル技術に関する基礎的な素養を身につけ、デジタル技術の活用を念頭に、業務プロセスや行政サービスの在り方を自ら考え、見直すことのできる変革マインドを持つ。 職員のマインドの変化を区役所全体の変革機運の醸成、活性化に繋げ、今後も変わりゆく社会情勢や区民ニーズに柔軟に、素早く対応できる組織文化・風土へ変革する。 各層のDX人材の目指す姿(役割) DXマネージャー区の方針と社会の変化を踏まえ、職場に変革の方向を示し、DXへの挑戦を生み出し、支え、育てる。 DXコーディネーター庁内横断的な視点で新技術を先導し、基盤を整え、所管課と連携してDXを加速する。 DX推進リーダーデータやデジタル技術と業務課題とを繋げ、業務プロセスやサービスの変革をリードする 全職員デジタルリテラシーを身につけ、デジタル技術の活用に前向きに取り組み、課題に気付くことができる。