全20ページ 表紙(1ページ) いつまでも快適に暮らせる家づくりのヒント 〜ユニバーサルデザインの家づくり〜 総合版(新築+改築) 表紙下部には、中央のせたっちの家に向かって、さまざまな人たちが集まってくるイラストが描かれています。玄関の前にはベビーカーに乗ったせたっちもいて、周りには子ども、盲導犬を連れた人、車椅子使用者、妊娠している人など様々な人がいます。 せたっち吹き出し:ぼくはユニバー“さる”のせたっち!!この冊子にはだれもが長く住み続けるためのヒントが満載だよ! ユニバーサルデザイン(UD)とは… 年齢、性別、国籍、能力等に関わらず、できるだけ多くの人が利用しやすい生活環境にする考え方です。 2ページ この冊子は… いつまでも快適に暮らせる住まいのために、ユニバーサルデザインを取り入れた家づくりの「ヒント」をまとめました。 3〜12ページは新しく家を建てるときのヒント、13〜19ページは家を改修するときのヒントを紹介しています。年齢や生活の変化を想像しながら読み進めると、新しい発見があるかもしれません。建築士や工務店の方と相談するときにも活用してください。 ページ案内 新築編 3ページ、 道路から玄関 4ページ、 玄関 5ページ、 廊下 6ページ、 階段 7ページ、 トイレ 8ページ、 洗面・脱衣室 9ページ、 浴室 10ページ、 台所 11ページ、 部屋 12ページ、 チェックリスト 改修編 13ページ、手すりの取付け 14ページ、段差の解消 15ページ、床材の変更 16ページ、扉の取替え 17ページ、便器の取替え、浴槽の取替え、流し、洗面台の取替え 18〜19ページ、住宅改修の助成制度のご案内 家づくりのヒント(視点) ニーズの変化:変化するニーズへの対応を考える。(建てる時や住宅改修の時) 快適:住む人の使いやすさや快適性を考える。 安全・安心:安全性を考える(転ばない、すべらない、大けがしない) つながり:外とのつながりを考える。(外出しやすい、訪問しやすい) せたっち吹き出し:長く住んでいると、いろんなことがありそうだなぁ…。年をとっても快適な家ってなんだろう…!? 3ページ 新築編 3ページにイラストを1点掲載しています。 道路から玄関(階段とスロープ) せたっち吹き出し:新築した家に最初に遊びに来るのは誰だろう?ベビーカーを押した人と車いすを使う人が来たよ! イラスト:玄関の前に2段の段差がある。せたっちは中に入ろうとしていて、まわりにはベビーカーの親子や車いすを使う人がいる。 おじいちゃんせたっち吹き出し:車いすを使う人も時々遊びに来るし、スロープにしようかな。 せたっちの頭の中の吹き出し:玄関の前にスロープを設置して、ベビーカーの親子がスロープを利用している。 ニーズの変化 ●スペース ・将来、スロープにする場所を考えておくといいね。 ●敷地の高さ ・道路から玄関までがあまり高くないといいね。 [注意]雨水が浸入しないように、注意が必要だよ。 安全・安心 ●てすりを付けて安全に ・スロープや階段には、手すりがあると安心だね。 ●階段やスロープの仕上げ ・ゆかはすべりにくい材料がいいね。 ・急な階段やスロープは危険だね。 つながり ●使いやすいインターホン ・モニター付きインターホンは、聞こえにくい人にとっても便利だね。 4ページ 4ページにイラストを2点掲載しています。 玄関 せたっち吹き出し:あっ!車いすを使う人が上がれない!!高齢の人や、妊娠している人は、玄関の段差に気をつけないとなぁ。 イラスト1:部屋から玄関に出る段差にスロープがあり、笑顔の車いすを使う人がいる。壁に手すりの下地補強がされている。 車いすを使う人の吹き出し:ぼくの家では、スロープで上り下りできるよ! おじいちゃんせたっち吹き出し:なるほど、スロープが使えるのか。広くしておいて良かった! イラスト2:玄関の手すりの隣に椅子が置いてある。おばあちゃんせたっちと妊娠している人が喜んでいる。 おばあちゃんせたっち吹き出し:玄関を広くしておいたから、椅子を置いて、楽に靴を脱いだり履いたり出来るわ!妊娠している人も安心だわ。 ニーズの変化 ●玄関は広く ・靴を脱いだり履いたりするための椅子が置けるよ。 ・スロープが置けて、車いすを使う人にとっても便利だね。 ・ベビーカーも置けるね。 ●てすりの下地補強*をしておく ・必要になった時に手すりを付けられるように、壁に下地補強があるといいね。 *下地補強とは、壁の裏に合板などを入れて補強すること。 安全・安心 ●玄関の段差に注意 ・踏みはずさないように、段を分かりやすくしておこう。 ●てすりを付けて安全に ・段差のあるところには、手すりを付けると安心だね。 つながり ●サービスの受けやすさ ・外出しやすいことって大事だね。(でいりぐちの段差、との形状など) ・訪問入浴など介護サービスも受け入れやすいし、宅配物や配達弁当も受取りやすいね。 5ページ 5ページにイラストを1点掲載しています。 廊下 せたっち吹き出し:子どもたちが廊下を走り回ってる…。転んでケガしないか心配だなぁ。あっ!車いすを使う人がこっちへやってきた! イラスト:片側に手すりがある幅が広い廊下のイラスト。子どもが走り回りながら「わ〜い、わ〜い!」と言っている。 車いすを使う人の吹き出し:幅が広いから、手すりが付いていても、廊下が通りやすいなぁ。 女性せたっち吹き出し:敷居に段差が無いので、つまずきにくいわね。 おじいちゃんせたっち吹き出し:今は片側だけ手すりがあるけど、将来は反対側にも付けられるように、下地補強をしたよ! ニーズの変化 ●廊下の幅 ・廊下を少し広くしておくと、後で楽だね。(目安として幅90cm以上。メーターモジュール*にするなど) ・廊下と各部屋のゆか仕上げをそろえると、間取りが変えやすいよ。 *メーターモジュールとは、1メートルを基準として設計すること。今までの木造の住宅は、3尺(91cm)を基準にしている住宅が多い。 快適 ●部屋の扉を使いやすく ・引き戸は使いやすいね。 ・扉の幅が広いといいね。(80cm以上) ・取っ手は使いやすい形がいいね。(ドアノブ型よりも棒状にするなど) ・向こうが見通せる扉は、うち・外の様子が分かって安全だね。 安全・安心 ●廊下における事故を防ぐ ・転ばないように、すべりにくいゆかにしておくといいね。 ・廊下の角をとがらせない工夫があるね。危険な箇所は色の違う材料を使うと分かりやすいよ。 ●てすりを付けて安全に ・廊下も手すりを付けると安心だね。 6ページ 6ページにイラストを1点掲載しています。 階段 せたっち吹き出し:妊娠している人が、階段を使うみたいだよ。 イラスト:階段横の物置にエレベーターを設置できるスペースがある。階段には手すりがあり、ところどころに足元に照明がついている。 妊娠している人の吹き出し:階段ののぼりおりって大変なの!このおうちは ゆるやかでいいね。 おじいちゃんせたっち吹き出し:物置の場所は、ホームエレベーターに変えられるようにしてあるよ! ニーズの変化 ●ホームエレベーターの設置空間 ・将来、設置したい時のために、建築当初から場所を考えたり、基礎を作っておくといいね。 快適 ●器具の交換のしやすさ ・照明器具の交換がしやすいことや、長持ちする省エネタイプを使うのもいいね。 安全・安心 ●てすりを付けて安全に ・階段を安全に上ったり、下ったりするために、両側に手すりを付けると安心だね。 ●階段における事故を防ぐ ・ゆるやかな勾配や中間の踊り場は、誰にとっても優しいね。 ・転ばないように、すべりにくいゆかにしておくといいね。 ・段が分かりやすいように、色を変えるなどの工夫があるといいね。 ・足元の照明も有効だよ。 7ページ 7ページにイラストを1点掲載しています。 トイレ せたっち吹き出し:車いすを使う人がトイレに行くよ。ちゃんと使えるかな?年をとるとトイレでも助けが必要になるし、将来を考えてトイレを広くするといいね。 イラスト:トイレが横に少し広くなり、L字型の手すりを設置した改修前・改修後のイメージ図。 車いすを使う人の吹き出し:車いすで使えるように、でいりぐちも部屋も広くなったね。 おばあちゃんせたっち吹き出し:トイレで立ったり座ったりする時、手すりがあると楽だわ! おじいちゃんせたっち吹き出し:壁の位置を変えられるようにしておいて良かった!介助のスペースにもなるね。 ニーズの変化 ●トイレの広さ ・将来、広くしたい時に、壁の位置を変えられるようにしておくといいね。(構造上、取り外し可能な壁にするなど) ・最初から広くして洗面器や棚を作り、将来はそれらを取り払って広くする方法もあるね。 安全・安心 ●てすりを付けて安全に ・便座の立ち座りのために、手すりを付けると安心だね。 ●緊急時の対応 ・緊急時を知らせる呼び出しボタンなどがあると安心だね。 ・部屋との温度差が小さいと、体への負担が少ないね。 8ページ 8ページにイラストを1点掲載しています。 洗面・脱衣室 せたっち吹き出し:立ったままで顔を洗うのは大変そう。足元が空いている洗面台に取り替えると楽になるよ。 イラスト:洗面台の前で困っているおばあちゃんせたっちが、使いやすい洗面台を想像している。想像の中では洗面台の下にスペースがあり、椅子を置いて座ると膝が入る。シングルレバーの水栓。 頭の中のおばあちゃんせたっち:椅子に座って楽に顔が洗えるわ! ニーズの変化 ●洗面台の取替え ・将来、洗面台を取り替えやすいように、床下の配管工事がしやすい工夫があるといいね。 ・台の高さが変えられる洗面台の製品もあるよ。 快適 ●使いやすい洗面台 ・足元が空いていると、椅子に座りながら顔を洗えるね。 ・水栓は操作しやすく、温度調節が楽にできるものがいいね。(シングルレバーなど) 安全・安心 ●寒さへの対応 ・服を脱いだ時に、急に寒くならないように暖房があるといいね。 9ページ 9ページにイラストを1点掲載しています。 浴室 せたっち吹き出し:浴室はどんなところに気をつけたら使いやすくなるかな。 イラスト:浴室のイメージ図。浴槽の高さは40cmくらい、手すりが付けられている。 妊娠している人:おなかが大きくなると、足元が見えにくくなって危ないの。それと、浴槽をまたぐのって大変なのよね。 おじいちゃんせたっち吹き出し:足腰が弱ってきたから、手すりや腰かけるところがあると安心だな。 安全・安心 ●転倒などの事故を防ぐ ・浴室の出入口や、浴槽の出入りなどでは、手すりがあると安心だね。 ・水に濡れてもすべりにくい床にしておくことも必要だね。 ・緊急時を知らせる呼び出しボタンなどがあると安心だね。 ●浴槽のまたぎに注意する ・妊娠している人だけでなく、高齢者・子どもにとっても、浴槽のまたぎには注意が必要だね。深すぎても浅すぎても駄目なんだよ。 ・浴室内の動作を楽に出来る用具も活用できるといいね。(腰かけ板など) 快適 ●使いやすさ・快適性 ・水栓やシャワーなどは使いやすい物を選ぼう。 ・浴室用の暖房器もあるよ。 (後から付けることも可能だよ) ニーズの変化 ●てすりの下地補強をしておく ・必要になった時に手すりを付けられるように、壁に下地補強があるといいね。 10ページ 10ページにイラストを1点掲載しています。 台所 せたっち吹き出し:目が見えにくい人や、高齢の人、子どもたちも使いやすそうだね! イラスト:視覚障害者、高齢者などが台所に集まり、料理をしている。「右のヒーターの加熱が終わりました」と音声が流れている。流し台に椅子を置いて、おばあちゃんせたっちがお皿を洗っている。 見えにくい人の吹き出し:目が見えにくくても音声ガイドがあれば料理が安全に楽しめるね! おばあちゃんせたっち:足元が空いてるから、疲れた時に座って洗い物や料理ができるわ。 ニーズの変化 ●キッチンセットの取替え ・将来、キッチンセットを取り替えやすいように、床下の配管工事がしやすい工夫があるといいね。 安全・安心 ●台所での安全 ・子どもや高齢者が安心して使えるようにしたいね。(安全装置の備わった器具のほか、ガス漏れ検知器や、火災警報器など) 快適 ●使いやすさ・快適性 ・水栓は、操作が楽にできる物がいいね。(レバータイプなど) ・調理や後片付けの手順を考えた台所のレイアウトが使いやすいね。 ・操作手順や調理器の状況を音声で教えてくれる製品もあるよ。 ・音声ガイドは、見えにくい人にとっても便利だね。 11ページ 11ページにイラストを1点掲載しています。 部屋 せたっち吹き出し:使いやすくて快適に過ごせる部屋がいいね。 イラスト:インターホンが鳴ると光る照明など、使いやすい部屋をイメージしたイラスト。 聴覚障害者の吹き出し:耳が聞こえにくいぼくの家では、インターホンが鳴ると光で知らせるよ。 おじいちゃんせたっち:スイッチやコンセントも、使いやすい高さや形にしておくといいね。 快適 ●使いやすさ・快適性 [スイッチ・コンセント] ・子どもや車いすでも手の届きやすい位置にあるといいね。 ・ワイドスイッチなど、操作しやすい形がいいね。 ・コンセントはあまり腰をかがめなくても使えるなど、使いやすい位置にあるといいね。 [照明] ・その部屋に合った明るさにできるといいね。明るさを調整できるLED照明もあるよ。 [空調] ・温度や湿度など過ごしやすい環境にしたいね。 安全・安心 ●安全性 ・ガラス窓がついて見通しが利く扉は、子どもの飛び出しや、聞こえにくい人にも、室内を確認できるからいいね。 ・火災報知器は、光で知らせる物もあるよ。寝室などにも有効だね。 つながり ●ひととのつながり ・近所の人が訪問しやすい工夫があるといいね。(縁側を設ける、玄関を広くするなど) ・リビングと寝室がつなげられるなど、部屋の配置の工夫もいいね。 12ページ 12ページにチェックリストがあります。 ユニバーサルデザインのチェックリスト(例)新築編 新築・購入時、将来対応でそれぞれチェック欄があります。 1.快適に住み続けられるためのポイント @、変化するニーズへの対応 ・道路から玄関までの高さ及び距離、空間を考える ・玄関の広さを確保 ・間取りの可変性(間仕切り壁や排水管設備等) ・シンプルな動線の間取り(寝室とトイレ・浴室が近いなど) ・手すりを設置するための壁の下地補強 A、安全・安心(転ばない、すべらない、大けがしない) ・転倒によるけがを防ぐ(すべりにくい床材、緩やかな階段など) ・つまずかないための工夫(出いりぐちの戸の敷居、段に色をつけるなど) ・手すりの設置又は将来の設置を考える(玄関、トイレ、浴室、階段、廊下) ・浴室の安全性(出いりぐち段差、浴槽の高さと深さ、脱衣室との温度差) ・緊急時に知らせる呼び出しボタンなどの設置 B、使いやすさ・快適性 ・設備機器(足元の空いている洗面台、音声案内のあるキッチンセットなど) ・照明器具(適度な明るさの確保、器具の交換のしやすさなど) ・スイッチ・コンセント(手が届きやすい位置、操作しやすい形など) ・水栓金物(操作が楽にできるレバータイプなど) ・建具(引き戸などの形状、使いやすい取っ手、ガラス窓付きの戸など) C、つながり(外出しやすい、訪問しやすい) ・家族や訪問者とのコミュニケーションがしやすい(部屋の配置、出いりぐちの形状、モニター付きインターホンなど) ・サービスを受け入れやすい(介護サービスなど) 2.家の基本性能 @、たいしん性能、防災・防火性 A、耐久性能・維持管理(メンテナンスのしやすさなど) B、ぼうはん性能 C、しょうエネルギー対策(断熱性、省資源など) D、けんこう(日当たり・風とおし、シックハウス対策など) 専門家吹き出し:今はどこに重点をおくか、チェックリストも参考にしてね。 せたっち吹き出し:できているかなぁ!? 13ページ 改修編 13ページに写真を5点、図を1点掲載しています。 手すりの取付け 手すりは転倒防止や移動のために有効です。特に設置して便利になる箇所は玄関、階段、トイレ、浴室、廊下などです。 階段 最初と最後の一段がバランスを崩しやすいので、手すりは水平に伸ばしておきます。 写真1:階段に手すりを設置した改修写真 ポイント:手すりの形 洋服の袖などがひっかからないように、手すりの端部は壁や床側に曲がったものを使うと安心です。 写真2:手すりの端部の良い事例(壁側に曲がったもの) 写真3:手すりの端部の悪い事例 せたっち吹き出し:袖をひっかけて転ぶと大けがにつながるよ。 トイレ 手すりの位置は、立ち座りがしやすい位置を確認してから決めます。 写真4:トイレにL字型の手すりを設置した改修写真 浴室 手すりの位置は、移動・浴槽の出入り、立ち座りなどを確認してから決めます。 写真5:浴室に手すりを設置した改修写真 ポイント:手すりの高さ 廊下などの横方向の手すりの高さは、一般的に立った状態で大腿骨大転子より2?3cm高い位置(腰のあたり)に設置すると使いやすくなります。実際に使う人の使いやすい高さを確認してください。 図1:大転子の位置が分かる人体の図。 14ページ 14ページに写真を7点掲載しています。 段差の解消 ドアの下枠を取る 下枠を取るだけでも、段差を解消することができ、つまずきを防止できます。 写真1、2:改修前の出いりぐちに段差がある写真と改修後の段差がない写真 ミニスロープの設置 ミニスロープを廊下側に設置し、段差を解消する方法があります。 写真3:ミニスロープで出いりぐちの段差を解消した写真 ゆかの高さを変更する 廊下、トイレ、浴室などは、低い方の床をかさ上げするなどして、段差を小さくする工夫もあります。 例えば、浴室側のゆかをあげて、洗面室との出いりぐちの段差をなくします。また、浴室側に補助的な排水溝を設置することで、外に水が出にくくなります。 写真4、5:改修前の出いりぐちに段差がある写真と改修後の段差がない写真 こんな方法もあるよ! 台+てすり 段差のある場所に台を置くことで、段差を小さくすることができます。あわせて、手すりを設置することで安定した姿勢で動作できます。 写真6:玄関に踏み台と手すりを設置した写真 スロープで段差解消 簡易スロープは工事がいらないので、手軽に段差を解消することができます。また、折りたためるため、使わないときは収納できます。 写真7:玄関に簡易スロープを置いた写真 15ページ 15ページに写真を7点掲載しています。 床材の変更 畳をフローリングやクッションフロアに 畳の上での車いすの移動や操作が重い場合は、フローリングに変更することで、移動しやすくなります。 写真1、2:改修前の畳の部屋の写真と改修後のフローリングの部屋の写真 タイルをシートに 浴室のタイルをシート床材に貼り替えることで、すべりを防止することができます。 写真3、4:改修前の床材がタイルの写真と改修後の床材がシートの写真 転倒防止 「すべり止めマット」を床に貼りつけたり、階段にすべり防止素材を取付けることで、転倒を防ぎます。 写真5:茶色の木目調の階段の段鼻部分に白いすべり止めを付け、段の場所が見やすくなっている写真 せたっち吹き出し:段鼻(段の先端)を目立つ色にすると段が分かりやすいよ。 通路を歩きやすくする 平板や飛び石の部分をコンクリートで舗装することで、安全な歩行ができるようになります。 また、舗装面が狭い場合などは、土の部分にコンクリートを打ち足して幅を広げると、車いすでも安全に通行できます。 写真6、7:改修前の写真と土の部分にコンクリートを打ち足して幅を広げた改修後の写真。通行可能な幅を示している。 16ページ 16ページに写真を9点掲載しています。 扉の取替え 引き戸への交換 引き戸は片びらき戸に比べて、体の移動が少ないため、負担が少なくなります。 せたっち吹き出し:引き戸は横に引くスペースが必要だね! 写真1、2:改修前の開き戸の写真と、改修後の引き戸の写真 折れどへの交換 折れ戸は開閉動作の負担が少ないため、スペースがない浴室などは片びらき戸から折れ戸に交換する方法もあります。 写真3:折れ戸にした改修後の写真 開く方向を変更 動線や動作によっては、戸が開く方向(左右)を変更することで、負担が少なくなる場合があります。 写真の事例は、戸を開けたままトイレへ行けるように改修しました。 写真4、5:改修前は扉が開いていると奥のトイレへの道がふさがれてしまう写真。改修後は開く方向を反対にして、トイレに行きやすくした写真 戸車の取付 引き戸が重く感じる場合、戸の下部に戸車、敷居にレールを付けることで、軽い力で開閉することができます。 写真6:戸車の写真 写真7:レールの写真 ドアハンドルの交換 レバーハンドルに交換すると、軽い力で下に押すだけで扉を開閉することができます。 写真8、9:改修前の握り玉の写真と改修後のレバーハンドルの写真 17ページ 17ページに写真を7点掲載しています。 便器の取替え 和式便器を洋式便器に 立ち座りや排泄の動作による負担が大幅に軽減されます。 写真1、2:改修前の和式便器の写真と改修後の洋式便器の写真 便器の向きを変える 便器の向きや位置を変えることで車いすなどからの移乗動作の負担が軽減されます。 写真3、4:改修前の便器の正面に扉がある写真と改修後の便器の横に扉がある写真 浴槽の取替え 浴槽が深すぎる場合は、浅い浴槽に取替えるとまたぎやすくなります。また、浴室や浴槽に手すりを設置することで、体を支えて安定して移動できたり、すべって転ぶ危険が減り安全に利用することができます。 写真5、6:改修前の浴槽のまたぎ高さが55cmの写真と改修後のまたぎ高さが40〜45cmの浅い浴槽と手すりを設置した写真。 流し・洗面台の取替え 流しや洗面台にひざが入るスペースがあると、車いすで正面から近づくことができ、使いやすくなります。水栓はレバーやセンサー式だと軽い力で操作できるので負担が少なく利用できます。 写真7:使いやすい洗面台の写真。 18〜19ページ 住宅改修の助成制度のご案内 世田谷区では、「重度身体障害者(児)」、「介護保険」や「高齢者」を対象とした住宅改修費の助成制度があります。このページでは各制度の主な条件を紹介します。 詳しくは、世田谷区のホームページをご覧いただくか、各問い合わせ先にご相談ください。 ※ 新築・改築・増築・老朽化のリフォームは対象外です。 ※ 工事契約前にご相談ください。 ※ 助成額については、限度額があります。 重度身体障害者(児)の住宅改修費の助成 身体障害者の方がお住まいの家屋(新築、増築を除く)を日常生活の利便と安全を図るために改修する費用を助成します。1住宅につき、限度額は20万円です。世田谷区と契約している業者が改善する場合に限ります。また、借家の場合は、家主の承諾が必要です。 小規模改修 ※中規模改修や屋内移動設備は、保健福祉課障害支援担当にお問い合わせください。 ●対象 以下のいずれかの条件を満たす方が対象です。 ・6歳以上の身体障害者手帳をお持ちの方で、下肢又は体幹に係る障害の程度が3級以上の方(ただし、特殊便器への取替えについては上肢障害1級又は2級の方)。 ・6歳以上で、障害者総合支援法の対象となる難病により、下肢または体幹機能に障害のある方 ※介護保険の対象となる方は、介護保険の制度(19ページ上)が優先されます。 ●内容 手すりの取付け、段差の解消、床材などの変更、扉の取替え、便器の取替え、これらに係る付帯工事 【問い合わせ先】 総合支所保健福祉センター保健福祉課 障害支援担当 世田谷 電話番号 03-5432-2865 FAX 03-5432-3049 北沢 電話番号 03-6804-8727 FAX 03-6804-8813 玉川 電話番号 03-3702-2092 FAX 03-5707-2661 砧 電話番号 03-3482-8198 FAX 03-3482-1796 烏山 電話番号 03-3326-6115 FAX 03-3326-6154 ホームページ 世田谷区 住宅改修費の助成 で検索してください。 せたっち吹き出し:これで快適に安心して暮らすことができるね! 介護保険の住宅改修費の助成 介護認定を受けている被保険者が手すりの取付けや段差の解消など、対象となる小規模住宅改修(新築・増築を除く)を行った場合、1被保険者1住宅につき20万円を上限にかかった費用の9割から7割を支給します。工事着工前に、担当のケアマネジャーなどに相談し、区へ事前申請してください。 ●対象 以下の条件をすべて満たす方が対象です。 ・介護認定(要介護・要支援)を受けている被保険者 ・介護保険被保険者証に記載の住所の住宅改修であること(施設入所者は除く) ●内容 手すりの取付け、段差の解消、床材などの変更、扉の取替え、便器の取替え、これらに係る付帯工事 【問い合わせ先】 ・あんしんすこやかセンター ・総合支所保健福祉センター保健福祉課 地域支援担当 世田谷 電話番号 03-5432-2850 FAX 03-5432-3049 北沢 電話番号 03-6804-8701 FAX 03-6804-8813 玉川 電話番号 03-3702-1894 FAX 03-5707-2661 砧 電話番号 03-3482-8193 FAX 03-3482-1796 烏山 電話番号 03-3326-6136 FAX 03-3326-6154 ホームページ 世田谷区 介護保険住宅改修 で検索してください。 高齢者住宅改修費の助成 身体の状況から住宅を改修する必要がある方に、改修費の一部を助成します。改修を開始する前にご相談ください。改修後のご相談は助成対象になりません。また、新築時及び増築に合わせて改修する場合も改修費の助成対象外です。助成には下記2つがあります。 予防改修 ●対象 以下の条件をすべて満たす方が対象です。 ・区内に住所を有する65歳以上の方 ・介護保険の要介護認定で要支援や要介護に該当しなかった方 ・身体機能の低下により住宅の改修が必要と認められた方 ●内容 手すりの取付け、段差解消など介護保険の住宅改修と同じ改修 設備改修 ※所得制限があります。 ●対象 以下の条件をすべて満たす方が対象です。 ・区内に住所を有する65歳以上の方 ・介護保険の要介護認定を申請した方 ・身体機能の低下のため既存の住宅の設備の使用が困難な方 ●内容 浴槽の取替え、流し・洗面台の取替え、和式から洋式便器への取替え、これらに係る付帯工事 【問い合わせ先】 総合支所保健福祉センター保健福祉課 地域支援担当 世田谷 電話番号 03-5432-2850 FAX 03-5432-3049 北沢 電話番号 03-6804-8701 FAX 03-6804-8813 玉川 電話番号 03-3702-1894 FAX 03-5707-2661 砧 電話番号 03-3482-8193 FAX 03-3482-1796 烏山 電話番号 03-3326-6136 FAX 03-3326-6154 ホームページ 世田谷区 高齢者住宅改修費 で検索してください。 20ページ(裏表紙) 20ページに画像を3点掲載しています。 家づくりに関する情報提供 ●世田谷区 住まいサポートセンター 住まいに関する相談について、総合的にご案内します。 電話番号 03−6379−1420 ファクシミリ 03-6379-4233 ●せたがや区 都市整備政策部 居住支援課 区の住宅施策や制度についてご案内します。 電話番号 03-5432-2499 ファクシミリ 03-5432-3040 ●一般財団法人 住まいづくりナビセンター 住まいづくりをお考えの方へ専門家が相談に応じます。 電話番号 03-5166-8300 URL:http://sumanavi.info/ ●フラット35S 耐震性、耐久・可変性、省エネルギー性などの基準 問合せ先:独立行政法人 住宅金融支援機構 電話番号 0120-0860-35 URL:http://www.flat35.com/ ●長期優良住宅の普及の促進に関する法律 認定基準(居住環境、耐震、省エネルギー性、維持管理など) 問合せ先:世田谷区 都市整備政策部 建築審査課 (令和8年12月まで) 電話番号 03-6432-7166 ファクシミリ 03-6432-7985 (令和9年1月から) 電話番号 03-5432-3547 ファクシミリ 03-5432-3113 ●財団法人 建築環境・省エネルギー機構 住宅の省エネルギー基準の概要など 電話番号 03-3222-6690 URL:http://www.ibec.or.jp/ ユニバーサルデザインに関する情報提供 発行:世田谷区 都市整備政策部 都市デザイン課 ●ユニバーサルデザインって何だろう?どこでもだれにでも暮らしやすい、すてきな世田谷 ●世田谷UDスタイル ●みんなが嬉しくなるお店 〜ユニバーサルデザインの工夫〜 都市デザイン課のホームページからご覧いただけます。 画像1、2、3:冊子の表紙 写真提供(一部)NPO法人世田谷福祉住環境コーディネーター研究会 編集・発行 世田谷区 都市整備政策部 都市デザイン課 令和8年(2026年)4月 (令和8年12月まで) 〒158-0094 世田谷区玉川1-20-1 二子玉川分庁舎 電話番号 03-6432-7152 ファクシミリ 03-6432-7996 (令和9年1月から) 郵便番号154-8504 せたがやく世田谷4-21-27 電話番号 03-5432-3538 ファクシミリ 03-5432-3110 広報印刷物登録番号 ナンバー2416 ホームページ 「世田谷区 ユニバーサルデザイン」 で検索してください。 冊子は 「世田谷区 冊子・リーフレット」 で検索してください。 以上