23ページ 『お役立ち情報、認知症の基礎知識』というタイトルです。 認知症の原因となる病気について説明します。 脳の働きを低下させる原因は様々です。 神経変性疾患は、脳の神経細胞の変性が原因で起こります。 アルツハイマー型認知症がもっとも多く、脳にアミロイドベータなどが溜まることで、脳の働きが低下し、記憶障害、見当識障害、実行機能障害などが起こります。 レビーしょうたいがた認知症は、幻視や手足のふるえ、立ちくらみ、歩行障害、動作が鈍くなるなどのパーキンソン症状、睡眠障害が出現します。前頭側頭型認知症は、もの忘れよりも、性格の変化や社会的な常識とは異なる行動が目立つのが特徴です。同じ行動を繰り返すことも多く、難病指定を受けています。 血管性認知症は、脳血管の病気が原因で脳の働きが低下します。脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などにより脳の血流が悪くなり、部位に応じて手足の麻痺や飲み込みの障害などとともに、記憶や判断力の障害などが起こりやすくなります。 そのほか、病気が原因で起こる認知症もあります。神経ベーチェット、多発性硬化症、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢進症、アルコール依存症、ビタミンBワン・B12欠乏症などがありますが、これらは治療などで治る場合もあります。 認知症の症状について説明します。 中核症状は、脳の神経細胞の障害によって、生活していく上で重要な認知機能がうまく働かなくなり、現れる症状です。少しずつ症状が現れ、徐々に進行していきます。症状が現れても、残されている認知機能が多くあります。 認知機能の障害があるとストレスに耐える力が低下し、ストレスに耐えきれず、行動・心理症状(BPSD)が現れる場合があります。認知症の人全員に症状が現れるわけではありません。症状が現れた場合でも、ずっと生じているわけではありません。 認知症を相談できる医療機関を紹介します。 まずは、普段の様子を知っている、かかりつけ医にご相談下さい。 世田谷区には、「世田谷区もの忘れ診断地域連携」という、地域の身近な病院と、専門医療機関であるもの忘れ診断ネットワーク病院が連携して、専門的な検査や治療などにつなげる仕組みがあります。 世田谷区内にある、認知症疾患医療センターとして、地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立松沢病院、認知症疾患医療センターがあります。代表電話番号は、03-3303-7211です。 24ページ 『お役立ち情報、認知症の基礎知識』の続きです。 65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」といいます。 本人が働き盛りであり、就学期の子どもがいる場合も多いため、 仕事や経済的な問題、人間関係、育児・家事に関する困難、子どもたちなどのこころへの影響が、大きな悩みとなります。 高齢者の場合に比べ、家族や周囲も、病気への理解や受容に時間を要します。経済的な問題を含め、本人の不安が大きく、抑うつ状態になる場合もあります。 若年性認知症の人が安心して暮らすためには、次のことが大切です。 働き続けることができれば、経済的な不安を抑えることができます。また、働くということは、社会的役割を果たしているという自己肯定感にも繋がります。 若年性認知症の人が働き続けるためには、本人を支える職場の理解が不可欠です。また、部署や労働時間を調整しながら、残された能力や経験を活かして同じ職場で働き続けたり、就労継続支援事業所で働いている人もいます。 発症初期から適切な支援を受けるために、東京都若年性認知症総合支援センターに在籍する「若年性認知症支援コーディネーター」や、あんしんすこやかセンターに相談することが重要です。 若年性認知症に関する相談窓口として、4つ紹介します。 東京都若年性認知症総合支援センター、電話番号は、03-3713-8205です。 東京都多摩若年性認知症総合支援センター、電話番号は、042-843-2198です。 若年性認知症コールセンター、電話番号は、0800-100-2707です。 若年認知症サポートセンター、電話番号は、03-5919-4186です。 このページの右下には、若年性認知症のかたが利用できる制度などを掲載した「若年性認知症のかたへ」というパンフレットをご覧になれる二次元コードがあります。 25ページ 『お役立ち情報、世田谷区』というタイトルです。 世田谷区の総合支所、あんしんすこやかセンター、相談窓口を案内しています。 認知症に関する、様々な相談は、お住まいの地区のあんしんすこやかセンターへご相談ください。 各あんしんすこやかセンターの連絡先などは、世田谷区 高齢福祉部 介護予防 地域支援課までお問い合わせください。電話番号は、03-5432-2954です。 地域、仲間とつながる情報として、認知症カフェ、介護者の会・家族会、認知症本人交流会があり、このページには、それぞれの内容を紹介した世田谷区認知症在宅生活サポートセンターのホームページの二次元コードを掲載しています。 認知症カフェ、介護者の会・家族会、認知症本人交流会などの相談、お問い合わせについては、世田谷区認知症在宅生活サポートセンターまでお願いします。電話番号は、03-6379-4315です。 26ページ 『お役立ち情報、全国・東京都』というタイトルです。 認知症のご本人とご家族のためのホームページを3つ紹介します。 1つ目、厚生労働省の認知症本人大使「希望大使」のホームページでは、希望の道という全国各地で暮らす本人の動画も配信されています。 2つ目、認知症本人の全国組織として、一般社団法人、日本認知症本人ワーキンググループがあります。 3つ目、認知症の人と家族の全国組織として、公益社団法人、認知症の人と家族の会があります。 このページには、それぞれの内容を紹介した、各ホームページの二次元コードを掲載しています。 次に、世田谷区が発行している、認知症あんしんガイドブックについて紹介します。 認知症あんしんガイドブックとは、認知症について知りたいかた、「認知症かな?」と思っておられるかた、認知症と診断されたかたやそのご家族などに向けて、認知症に関するさまざまな情報を掲載している冊子です。 相談や受診、暮らしを支えるサービスなど、世田谷区の認知症に関する情報を掲載している、認知症ケアパス付きの本冊。 認知症の本人の声が多く掲載され、手に取った人が勇気づけられる内容の別冊。 認知症に関する相談先やサービスに関する情報をまとめて掲載した資料編。 以上の、3冊構成です。 このページの右下には、「認知症あんしんガイドブック」をご覧になれる二次元コードがあります。