7ページ 第2部 在宅避難とは? 第1章 災害が起こった時、どう動く? ススムくん 地震だ!! まも太郎 落ち着いて!焦らず身を守ろう! 地震発生 まずは身を守る! 身を守る行動 ・すぐに頭を守る ・家具などが倒れてこない場所に移動する ・揺れが収まったら火元を確認する ・ガラスや看板などの落下物に注意する ・ブロック塀や自動販売機などから離れ、広場などに移動する 自宅がマンションの場合はこちらもチェック! 『マンション防災』(東京都防災ホームページ) ・一時(いっとき)集合所…危険回避のために、一時的に集合して様子を見る、または避難のために一時的に集合する場所。 ・広域避難場所…広域火災や延焼等により、自宅や一時(いっとき)集合所が危険な場合に避難する場所。 余震が収まり火災などの危険がないことを十分に確認して 自宅の安全と、生活ができるかを確認 自宅が安全である場合…在宅避難 被災していない家族、親族、知人へ連絡が取れる場合…縁故避難 地震で被災していない宿泊施設を確保できる場合…自主避難 火災や倒壊によって自宅で過ごすことができない場合…指定避難所 ススムくん 避難所にいくことだけが避難じゃないんだね! まも太郎 まずは危険を見極めること!身を守る方法はひとつじゃないよ 8ページ 第2章 在宅避難の判断基準 ・自宅のドアや柱は傾いてない? ・柱や梁にひび割れはない? ・隣の家は傾いてない? ・火災の心配はない? ・液状化などの二次被害の心配はない? ・備蓄はある? ススムくん 自宅が安全な場合は在宅避難が絶対おすすめだよ! 在宅避難のメリット ・普段の生活と変わらない環境で過ごすことができる ・プライバシーの面でのストレスがない ・感染症のリスクが低い ・ペットや小さい子どもがいる場合のストレス軽減 ススムくん 避難所は意外と大変そうだなあ… まも太郎 でも、自宅にとどまることに少しでも危険を感じたら、ためらわずに他の場所への避難が大切だよ! 避難所 ・普段とは違う慣れない生活 ・トイレ利用時の不安 ・限られたスペース 在宅避難 ・いつものトイレ ・ペットと一緒 ・いつもの生活 ・プライベート空間 9ページ 第3章 在宅避難のための日常の備え 第1節 家具 ・棚は倒れてもけがのない置き方を ・家具類・食器棚等は倒れないように固定する ・高い場所に物を置かない ・窓などのガラスには 飛散防止フィルムを貼る ・カーテンは防火素材のものを使用する ・出入口付近のスペースは確保しておく 在宅避難の備えについてはこちらからも確認できます 『災害時お家生活のヒント』(世田谷区ホームページ) 第2節 備蓄 日常の備蓄 今すぐ備えよう!始めやすい日常の備蓄例はこれ! 食品・飲料 ・常温で長期間保存できるもの ・食器を汚さず食事ができるもの ・日常生活でも食べ慣れているもの ・できるだけ水を使わないで調理できるもの 生活用品 ・ラップ ・ポリ袋、ゴミ袋 ・カセットコンロ、カセットボンベ、など 衛生用品 ・トイレットペーパー ・ティッシュペーパー ・石鹸や手指消毒液 ・生理用品、など ローリングストック 普段からよく食べているものや、使っているものを常に少し多めに購入し、食べた分・使った分を補充していくことを、ローリングストックといいます。 まも太郎 食品の備蓄はローリングストックがおすすめだよ! ススムくん 好きな食べ物を多めに買っておいてよかった〜 備蓄がなくなった時は… 通常発災後4日目から避難所で食べ物などの配布が始まりますので、利用しましょう。 10ページ 第4章 情報収集 情報の集め方を知っておこう ・ラジオ(エフエム世田谷) 停電時も使えるように、充電式のものを用意しておきましょう。(周波数FM83.4MHz) ・テレビ(リモコンdボタン) テレビのデータ放送で避難情報などを確認できます。 ・防災行政無線 防災行政無線塔から、災害情報などを放送します。 ・世田谷区防災ポータル ・ X(旧Twitter) ・災害・防犯情報メール配信サービス まも太郎 在宅避難中の避難所や支援物資の情報収集はここからできるよ 第5章 災害時は助け合い 自助・共助の大切さ 阪神・淡路大震災の事例 阪神・淡路大震災では、震度7を記録する強い地震動によって、倒壊した家屋や座屈したビルの下敷きとなり、圧死者や負傷者が多数発生しました。 円グラフ 阪神・淡路大震災における救助の主体と救出者数 近隣住民等 約27,000人(約77.1%) 消防、警察、自衛隊 約8,000人(約22.9%) 出典 令和5年版 防災白書(内閣府) ・救助活動  被災後がれきの下から救助された人の約8割が、近隣住民等の市民によって救助されました。 ・消火活動  神戸市東灘区の火災では、300人を超す住民がバケツリレーを行い、学校のプールの水を使いきり延焼拡大を防いだそうです。 ススムくん 地域の人達で助け合ったんだ… 発災直後は、行政の対応である「公助(こうじょ)」は対応が追い付かず、 住民どうしの救助活動がとても大切になってきます。 ・世田谷区では地域と連携し、自力で避難することが困難な高齢者や障害者を支援する、避難行動要支援者支援の取組も行っています。 『避難行動要支援者支援』(世田谷区ホームページ) ・世田谷地域では、町会・自治会や集合住宅を単位に住民どうしの「防災区民組織」が53団体結成されています。(令和7年2月時点) 『防災区民組織』(世田谷区ホームページ) ・地域で活動する消防団も重要です。詳しくは管轄の消防署に問い合わせてみましょう。 『消防団員募集』(首都東京を守る消防団)