これは、世田谷区と世田谷区教育委員会が発行した世田谷区子ども条例のパンフレットです 子どもが育つことに喜びを感じることができる社会を実現するため、世田谷区では平成13年に世田谷区子ども条例を制定しています。 条例では、子どもはひとりの人間として、いかなる差別もなく、その尊厳と権利が尊重される、また、自分の考えで判断し、行動できるよう、子ども自ら学んでいくことが大切であるとしています。 すべての子どもが健やかに成長できるよう、地域社会が一体となって取り組んでいきましょう。 すべての子どもが周りの大人に大切に守られ、勉強したり遊んだりすることや、自由に意見を言ったり自由に表現することができます。このように、子どもが一人の人間として大切にされ成長するために必要なことを子どもの権利といい、すべての子どもがこの権利を持っています。 条例の目標 1子ども一人ひとりが持っている力を思い切り輝かせるようにする 2子どもがすこやかに育つことを手助けし、子どものすばらしさを発見し、理解して、子育ての喜びや育つ喜びを分かち合う 3子どもが育っていく中で、子どもと一緒に地域の社会をつくる。 条例に定める大人や区の役割 保護者は養育と成長についての責任を自覚し、ふれあいを大切に、子どもが健やかに育つよう努めます。 学校は子どもが人間性を豊かにし、将来への可能性を開くため、地域社会と一体となり活動します。 区民は地域の中で、子どもが健やかに育つことができ、また、子育てしやすい環境をつくるため、積極的に役割を果たしていくよう努めます。 事業者は子どもが健やかに育つことができ、また子育てしやすい環境をつくるため、配慮します。 区は保護者、学校、区民、事業者などと連絡をとりながら、子どもについての政策を総合的に実施します。 もし子どもの権利が守られていないと感じたら、児童相談所やせたがやホッと子どもサポートに相談することや助けを求めることができます 世田谷区は、令和2年4月に区立の児童相談所を開設しました。 18歳未満の子どもに関する虐待の通告や養護、障害、非行、育成等の相談を、本人、家族、学校の方等、どなたからでもお受けしています。ご相談は、児童福祉司、児童心理司、保健師など専門のスタッフがお受けします。児童相談所の虐待通告窓口の電話番号は0120の52の8343。また電話番号189でもつながります。24時間365日フリーダイヤルです。 せたがやホッと子どもサポートは、 子どもの人権を擁護し、救済を図るために設置された、公正・中立で独立性と専門性のある第三者機関です。子どもの権利侵害に関する相談を受け、助言や支援を行うとともに、申立て等により、調査や調整を行いながら、子どもの関係機関に対して協力と改善を求めていきます。 世田谷区に在住または、世田谷区内の学校や施設などに通っている子どもの最善の利益を保障していくことを目指し、子どもに寄り添いながら、子ども自身が本来持っている力を十分に発揮できるよう、問題解決に向けた支援を行います。 せたホッとは世田谷区子ども条例に位置付けられています。 せたがやホッと子どもサポートの電話番号は0120の810の293。フリーダイヤルです。受付時間は月曜から金曜の午後1時から午後8時までと、土曜の午前10時から午後6時までで、日曜、しゅくじつ、年末年始はお休みです。 ファックスでの相談はファックス番号03の3439の6777です。 直接会っての相談もできます。場所は、世田谷区みやさか3の15の15 子ども・子育て総合センター3階です。