小児初期救急啓発事業 玉川医師会 小児科医師監修 子どものもしもの時の対応は? 赤ちゃんと一緒に長距離移動する際の注意点 夏休みは旅行や里帰りなど、赤ちゃんも長距離移動することがありますね。 しかし、赤ちゃんの疲れはとても分かりにくいです。 赤ちゃんの疲れを測るポイントの一つに保護者の疲れがあります。 赤ちゃんを連れての移動は何かと気を遣います。 保護者が疲れを感じる際には赤ちゃんも疲れを感じておりますので、こまめに休憩をとりましょう。 子どもの熱中症について 猛暑の中、水分摂取や塩分摂取、適切な休憩など保護者の方も工夫しながらお過ごしかとお察しします。 熱中症が疑われても、意識がしっかりしていて飲水が可能な場合はまずは涼しい環境で水分をとって休息することで体は回復してきます。 受診のポイントとして、具合の悪さが続く場合、小さなお子さんがぐずりが続くなどの場合は熱中症が軽くないことも予測されます。 その際には医療機関を受診してみましょう。 お子さんの受診のポイント お子さんの体調は夜間に悪化しやすい特徴があります。 体調不良時、夜になると熱を繰り返すのも子供の特徴です。 日中は元気な場合、睡眠が取れている、水分が取れている、遊ぶ元気がある場合は受診は急ぎません。 日中にかかりつけの先生に相談しましょうね。 喘息の咳について もうすぐ台風の季節です。 台風の時期は喘息の咳が悪化しやすいです。 喘息の咳は痰が絡んだ咳ではなく乾いた咳が続きます。 特に夜間や早朝に咳が悪化しやすい傾向があります。 夜間の咳が続いている場合はかかりつけ小児科を受診して一度聴診してもらいましょう。 赤ちゃんの受診のポイントは大きく考えて3つ @機嫌が良いか? A授乳がいつも通りできているか? Bいつも通り眠れているか? になります。またお子さんが3ヶ月未満の場合、発熱は大きな感染症が隠れている可能性もあります。 月齢が3ヶ月未満の場合は、受診して全身状態を確認してもらうことが大切です。