このテキストは、玉川地域の説明資料です。 最初に、1ページの説明を致します。 わたしたちの「街」の未来を考えよう、世田谷区都市整備方針『第二部「地域整備方針(後期)」』の玉川地域の素案について説明いたします。 次に、2ページの説明を致します。 はじめに、これまでの取組みの流れについて説明します。 地域整備方針の見直しにあたっては、令和5年度に、区民の皆さまのご意見を伺うため、意見交換やオープンハウス、区民アンケート調査を実施しました。 これらを踏まえて、令和6年度は、地域整備方針(後期)のたたき台を取りまとめ、8月に意見交換会及び、意見募集を実施しました。 皆様のご意見も踏まえながら、地域整備方針(後期)の素案を作成しましたので、この後説明します。 今回の素案に対する区民の皆様のご意見を踏まえ、令和6年度中に、地域整備方針(後期)の案を作成し、「街づくり条例」の規定に基づき、公告・縦覧を行い、意見書の募集を行います。その後、令和(なな)年度中に、地域整備方針(後期)の策定を行う予定です。 次に、3ページの説明を致します。 これから玉川地域の地域整備方針(後期)素案についてご説明します。 「1.」地域整備方針の見直しについて説明します。 ここでは、 ローマ数字の「T」.都市整備方針とは ローマ数字の「U」.地域整備方針の見直し ローマ数字の「V」.たたき台・意見交換会の概要 ローマ数字の「よん」.たたき台・意見募集の概要 ローマ数字の「X」.【玉川地域】区民意見を踏まえた、素案への反映内容、について説明します。 次に、4ページの説明を致します。 ローマ数字の「T」.都市整備方針とは、について説明します。 今回見直しを行う「第二部 地域整備方針」は、世田谷区の都市整備方針という方針の一部です。 世田谷区の都市整備方針とは、長期的な視点に立った、都市づくり・街づくりの総合的な基本方針です。 この方針に基づき、世田谷区の都市計画や、防災、みどり、交通等の分野別の方針や計画などが策定され、区で行う街づくりに関する様々な施策や事業が実施されています。 また、東京都における広域的な方針や、世田谷区全体の基本構想・基本計画とも整合を図りながら定められており、他の分野の計画・方針と調整を行う役割も持っています。 この都市整備方針は、第一部、第二部の二部構成になっています。 第一部 都市整備の基本方針 は、区全体の将来都市像などを示しています。 第二部 地域整備方針 は 地域のまちの姿や特性を活かした身近な街づくりの方針 を、世田谷・北沢・玉川・砧・烏山の5つの地域ごとに示しています。 次に、5ページの説明を致します。 ローマ数字の「U」.地域整備方針の見直し について説明します。 第二部の地域整備方針は、平成27年に改定しており、前回改定から概ね10年を経過した時点の進捗状況などを踏まえ、見直しを行うこととしています。 また、第一部の都市整備の基本方針 及び 第二部の地域整備方針、の全面的な改定は、今回見直しを行う、第二部 地域整備方針(後期)の策定から概ね10年後を予定しています。 次に、6ページの説明を致します。 ローマ数字の「V」.たたき台・意見交換会の概要、について説明します。 玉川地域では、地域整備方針(後期)(たたき台)の意見交換会を令和6年8月2日(金曜日)に玉川区民会館 第4・第5集会室で行い、参加人数は12名でした。 意見交換会では、区から地域整備方針(後期)(たたき台)の説明を行い、そのあと、グループに分かれ、たたき台の内容を聞いて「大切だと感じた点や気づいた点」などについて意見交換を行いました。 ローマ数字の「よん」.たたき台・意見募集の概要、について説明します。 玉川地域における地域整備方針(後期)(たたき台)の意見募集は、世田谷区に在住、在勤、在学の方を対象に、オンライン手続き、または、窓口持参、郵送・ファクシミリによる書面提出の方法により実施しました。 募集期間は、令和6年8月2日(金曜日)から令和6年8月30日(金曜日)まででした。提出された意見書数は2件でした。 次に、7ページの説明をいたします。 ローマ数字の「X」.【玉川地域】区民意見を踏まえた、素案への反映内容について説明します。 地域整備方針(後期)(たたき台)については、意見交換会や意見募集を通じて、多岐にわたるご意見をいただきました。 いただいた区民意見は、その内容を整理し、今回の地域整備方針(後期)素案に適宜反映しています。 7ページ目はテーマ「T」.からテーマ「V」.までの内容を記載しています。 例えば、「ブロックべい倒壊事故の危険があるので、助成を使った撤去を推進すべき」というご意見を踏まえて、地域整備方針(後期)素案では、 防災などの地域のテーマ別方針のテーマT.の【防災生活圏内の安全性を向上させる】という項目の中で、「ブロックべい等の安全対策等により、防災、減災対策を進めます」のように反映しています。 次に、8ページの説明をいたします。 8ページ目はテーマ「よん」.からテーマ「X」.までの内容を記載しています。 例えば、「移動手段がない地域での、交通環境の整備は大切。」というご意見を踏まえて、テーマ「X」.の「誰もが快適に移動できるまち」の  【快適で利用しやすい交通環境の整備を進める】という項目の中で、 「新たなモビリティの普及やICTの活用による、交通手段の多様化をめざします。」などと反映しています。 9ページからは、「2.地域整備方針(後期)(素案)」 について説明します。 次に、10ページの説明を致します。 『第二部「地域整備方針(後期)」』(素案)の構成は  はじめに、として、地域整備方針(後期)策定の考え方  序章として、地域整備方針(後期)の位置づけと構成  第1章として、世田谷地域  第2章として、北沢地域  第3章として、玉川地域  第4章として、砧地域  第5章として、烏山地域  終章として、区民主体の身近な街づくりを進めるために、の8つの章で構成されています。 次に、玉川地域に関係する、「はじめに」、「序章」、「第3章」、「終章」を説明します。 11ページの説明を致します。 「はじめに」と、「序章」について説明します。 「はじめに.地域整備方針(後期)策定の考え方」では、 ローマ数字の「T」.見直しの考え方 ローマ数字の「U」.計画期間と次期改定に向けて、を記載しています。 「序章.地域整備方針(後期)の位置づけと構成」では、 ローマ数字の「T」.地域整備方針(後期)の位置づけ ローマ数字の「U」.地域整備方針(後期)の目的と役割など、について記載しています。 次に、12ページの説明を致します。 「はじめに 地域整備方針(後期)策定の考え方」の ローマ数字の「T」.見直しの考え方 から、2.第二部「地域整備方針」の見直しの考え方と主な視点 について説明します。 今回の見直しの視点は、4つあります。 1つ目は、上位計画等との整合や分野別整備方針・計画の反映を図る 2つ目は、世田谷区をとりまく状況等とその対応を整理する 3つ目は、これまでの取組み状況や事業等の進捗状況を踏まえる 4つ目は、各地域の区民意見を把握した上で見直しの検討を行う  になります。 次に、13ページの説明を致します。 1つ目の「上位計画等との整合や分野別整備方針・計画の反映を図る」について説明します。 令和6年に改定された「世田谷区基本計画」や「世田谷区地域行政推進計画」との整合を図るなど、この10年で改定、あるいは新たに策定された計画などの内容を適宜反映します。 次に、14ページの説明を致します。 2つ目の「世田谷区をとりまく状況等と、その対応を整理する」について説明します。 この10年で、歩きたくなる街を目指す「ウォーカブル」や、自然環境が持つ機能を活用して、安全で快適な街をつくる「グリーンインフラ」など、街づくりに関する新たな考え方が生まれています。 これらの社会情勢の変化などによる、新たなとりまく状況について、対応の考え方を整理し、区の行政全般に係る基本的事項として、街づくりを進めるにあたって十分に考慮していきます。 次に、15ページの説明を致します。 3つ目の、「これまでの取組み状況や事業等の進捗状況を踏まえる」について説明します。 平成27年の改定以降の取り組み状況や事業等の進捗状況を踏まえます。 玉川地域では、野毛1丁目にある、玉川野毛まち公園や、馬事公苑付近にある上用賀公園の整備、 二子玉川駅などの駅周辺の街づくり、多摩川沿いの堤防などの豪雨・浸水対策など、 各所で取組みが進んでいます。それらの進捗状況を踏まえて計画を見直していきます。 次に、16ページの説明を致します。 4つめの、「区民意見を把握した上で見直しの検討を行う」について説明します。 令和5年度には、意見交換、オープンハウス、アンケート調査を実施しました。 令和6年度には、たたき台の意見交換会や、意見募集を行うことによって、5つの地域の区民意見を把握してきました。これらを踏まえて「地域整備方針」の見直しを行います。 次に、17ページの説明を致します。 「序章.地域整備方針(後期)の位置づけと構成」になります。 「序章」では、「地域整備方針(後期)の目的と役割など」を記載しています。 地域整備方針(後期)は、地域の目標を定めた上で、より身近で区民生活に密着した地域や、地区における街づくりの考え方を明らかにすることを目的とします。 また、地域整備方針(後期)は、区民・事業者と区が協働して、地域や地区の街づくりを実現するための方向性を示すとともに、区民主体の、身近な街づくりのガイドラインとしての役割を果たします。 次に、18ページの説明を致します。 「地域整備方針(後期)の構成」になります。 章の構成は、はじめに、序章、第1章から第5章、終章 で構成されています。 第1章から第5章には、世田谷・北沢・玉川・砧・烏山の順に、地域ごとの内容が記載されています。 例えば、第3章の玉川地域では、 ローマ数字の「T」.地域の概況と街づくりの主な課題 ローマ数字の「U」.地域の目標、骨格と土地利用の方針 ローマ数字の「V」.地域のテーマ別の方針 ローマ数字の「よん」.地域のアクションエリアの方針、が記載されており、4つの構成で組み立てられています。 ローマ数字の「T」.地域の概況と街づくりの主な課題は、地域のなりたち、地域の姿、地域の現況等のデータから見る概況、街づくりの主な課題などを示します。 ローマ数字の「U」.地域の目標、骨格と土地利用の方針は、概ね10年後を見据えた目標、地域のまちの姿、地域の骨格と土地利用の方針を示します。 ローマ数字の「V」.地域のテーマ別の方針は、「地域のまちの姿」を実現するため「都市整備の基本方針」における5つのテーマに沿った「地域のテーマ別の方針」を示しています。 ローマ数字の「よん」.地域のアクションエリアの方針は、概ね10年間にわたり、「街づくりを優先的に進めるエリア」である「アクションエリア」に関する方針として、特定のエリアを対象に「地域のアクションエリアの方針」を示します。 玉川地域において、概ね10年間にわたり、優先的に街づくりを進める「アクションエリア」は17地区あり、それぞれの地区の特性に応じて方針を定めます。 詳細につきましては、35ページより説明します。 次に、19ページの説明を致します。 「都市整備の基本方針」では、5つのテーマ別に方針を設定しています。 テーマ「T」.は、安全で災害に強いまちをつくる テーマ「U」.は、みどり豊かで住みやすいまちをつくる テーマ「V」.は、活動・交流の拠点をもつまちをつくる テーマ「よん」.は、地域資源の魅力を高めるまちをつくる テーマ「X」.は、誰もが快適に移動できるまちをつくる となっています。 次に、20ページの説明を致します。 「第3章の玉川地域」について説明します。 ローマ数字の「T」.地域の概況と街づくりの主な課題 ローマ数字の「U」.地域の目標、骨格と土地利用の方針 ローマ数字の「V」.地域のテーマ別の方針 ローマ数字の「よん」.地域のアクションエリアの方針 の4つについて記載しています。 次に、21ページの説明を致します。 ローマ数字の「T」.玉川地域の概況と街づくりの主な課題について説明します。 21ページ目は、玉川地域の概況について説明します。 玉川地域は、世田谷区の南東部に位置し、5地域の中で最も広いエリアです。 大正から昭和にかけて、宅地開発や玉川全円耕地整理事業などが行われ、地域の大部分で都市基盤が整っています。 二子玉川駅周辺は、世田谷区や玉川地域における交流の一大拠点として発展しています。 次に、22ページの説明を致します。 22ページ目は、街づくりの主な課題について説明します。 テーマ「T」.安全で災害に強いまちをつくるに関することでは 水害に備えた河川改修等の総合的な対応や、がけや擁壁の崩壊による土砂災害を未然に防ぐ対応が求められています。 テーマ「U」.みどり豊かで住みやすいまちをつくるに関することでは 自然や農地の保全、新たなみどりの創出に加え、連続したみどりとみずの空間づくりを進めることや、みどり豊かな住宅地の維持、保全を図ることが必要です。 テーマ「V」.活動・交流の拠点をもつ まちをつくるに関することでは 二子玉川駅周辺地区では、駅周辺で一体的な街づくりを進めることや、活動・交流の核となる拠点では、機能の充実と活性化を図ることが必要です。 また、身近な公園や広場が不足している地区では、計画的な整備が必要です。 テーマ「よん」.地域資源の魅力を高めるまちをつくるに関することでは 多摩川や、国分寺がい線などの自然資源を守り、活用することが望まれています。 テーマ「X」.誰もが快適に移動できるまちをつくるに関することでは 鉄道による地域の分断、踏切による交通渋滞発生などが課題です。 また、広域的な道路ネットワークの形成が必要です。 としています。 次に、23ページの説明を致します。 ローマ数字の「U」.玉川地域の目標、骨格と土地利用の方針について説明します。 地域が目標とするまちの姿は、次の通りです。 ・地震や火災、水害など災害に強く、防犯にも配慮した安全で安心して暮らせるまち ・先人たちから受け継いだ、みどり豊かで都市基盤の整った街並みを維持・発展させるとともに、農のある風景を守り伝え、環境にやさしく快適で住みよいまち ・二子玉川をはじめとした、地域の個性を活かした商業地のにぎわいや、業務などの機能が充実した交流と生活の拠点が身近にあり、誰もが歩いて暮らせるまち ・国分寺がい線や等々力渓谷などの豊かな自然資源をはじめ、サザエさん通りや九品仏等の歴史・文化資源を活かした、魅力あふれるまち ・人・自転車・車が安全に行きかう道路と、利用しやすい公共交通機関の環境整備が進み、誰もが安心して快適に移動できるまち となります。 次に、24ページの説明を致します。 ローマ数字の「U」.玉川地域の骨格と土地利用の方針図になります。 次に、25ページの説明を致します。 ローマ数字の「V」.玉川地域のテーマ別の方針について説明します。 テーマ「T」.安全で災害に強いまちをつくる では、 【延焼遮断帯や延焼ちえん帯の整備を進める】という項目の中で、未整備の都市計画道路や主要生活道路の整備を促進し、延焼遮断帯に囲まれた防災生活圏と、延焼ちえん帯に囲まれたミニ防災生活圏の形成を図ります。 【防災生活圏内の安全性を向上させる】という項目の中で、公園やしょう広場の整備、消防水利の充実、ブロックべいの安全対策、建築物の不燃化や耐震化と、りん棟間隔の確保など、総合的な防災・減災対策を進めます。などとしています。 次に、26ページの説明を致します。 【復興に備える】という項目の中で、復興まちづくりを円滑に進めていくために、平時から復興手順や役割分担の整理を図ります。 被災後は、この地域整備方針や地区計画等を踏まえて早期の復興まちづくりに取り組みます。 【災害時の拠点と物資輸送ルートを確保する】という項目の中で、玉川総合支所が、災害拠点であることを踏まえ、防災や減災の観点に加え、人や物資の流れが円滑になるように配慮し、災害に強い拠点を形成します。などとしています。 次に、27ページの説明を致します。 【水害や土砂災害を抑制する】という項目の中で、河川に近い区域や、浸水被害が想定される地区を中心に、豪雨・浸水対策を進めます。 例えば、用賀から等々力を流れる、やざわ川の氾濫を防ぐために、現在、やざわ川ぶん水路を整備しています。 地下15〜30メートルに延長約3.2kmのトンネル構造の分水路を構築しており、河川の水をそこに流すことで水位を下げられます。 次に、28ページの説明を致します。 【水害や土砂災害を抑制する】という項目の中では、 他にも、国分寺がい線沿いに多く分布する土砂災害特別警戒区域等において、公共施設のがけや擁壁の安全性を確保するため、定期的な巡回点検等により適切な維持管理に努めます。 また、土地所有者等への必要な支援に取り組みます。などとしています。 次に、29ページの説明を致します。 【日常の安全・安心を確保する】という項目の中で、生活道路の整備にあたっては、隅切り等の整備による見通しの確保と、スピードを出しにくい道路構造や、通過交通の抑制などの検討を進めます。 また、交通安全に配慮した街づくりを進めるとともに、道路と宅地が相互に見通せる沿道の環境づくりを進め、明るく防犯性の高いまちづくりをめざします。 次に、30ページの説明を致します。 テーマ「U」.みどり豊かで住みやすいまちをつくる では、 【みどりとみずを守り育てる】という項目の中で、みどりとみずのネットワークを形成するため、のみ川親水公園、のみ川りょくどう、九品仏 川りょくどう、やざわ川、丸子川などの多くのりょくどうや水辺、街路樹及び民有地のみどりなどで、連続した緑化を進め、多様な生きものが生息・生育できる緑環境と水環境の創出を図り、グリーンインフラとしての活用も推進します。 農地等を生産緑地地区、屋敷りんを市民緑地や保存樹林地などに、追加指定を進めるとともに、農地保全重点地区や国分寺がい線付近の生産緑地地区などでは、農地や屋敷りん等を、主に都市計画公園・緑地に位置づけるなど、保全を図ります。 【良好な住環境の維持・向上を図る】という項目の中で、国分寺がい線から多摩川沿いにかけての地域は、風致地区制度などを活用し、みどり豊かでゆとりのある住宅地等の形成を図ります。などとしています。 次に、31ページの説明を致します。 テーマ「V」.活動・交流の拠点をもつまちをつくる では、 【活力ある生活拠点とする】という項目の中で、広域生活・文化拠点である二子玉川駅周辺地区は、商業・業務・文化・交流・レクリエーションなど様々な機能を備え、にぎわいと居住、自然環境の調和が図れた魅力ある拠点とするため、 住民・事業者・区が協働して街づくり活動を進めます。 また、生活利便施設の集積やコミュニティの場の形成を進めるなど、人の交流や買い物・散策が楽しめる新たなまちの形成をめざします。 大井町線及び東横線の立体化の促進にあわせ、各駅周辺の交通結節機能の強化や、にぎわい、交流のある拠点の形成をめざします。などとしています。 次に、32ページの説明を致します。 【身近に活動・交流の場をつくる】という項目の中で、上用賀公園・玉川野毛まち公園など、特色ある公園の整備を進めます。また、東玉川、奥沢、等々力地区等の公園の少ない地域で、身近な公園・広場の整備について用地取得の機会を捉え、区民にとって身近な活動・交流の場づくりを進めます。 【地区の特性を活かした産業環境づくりを進める】という項目の中で、活力ある産業環境を形成するため、幹線道路である環状8号線や玉川通り(国道246号線)、目黒通りの沿道において、魅力ある沿道型業務施設等の立地を促進します。などとしています。 次に、33ページの説明を致します。 テーマ「よん」.地域資源の魅力を高めるまちをつくる では、 【地域の貴重な自然資源を守り、育てる】という項目の中で、国分寺がい線や、等々力渓谷などの豊かな自然を保全します。 多摩川は、自然環境の保全に配慮し、水際の環境整備など、みどりとみずに親しめる空間づくりを進めます。 【風景の魅力を高める】という項目の中で、水と緑の風景軸や、界わい形成地区、風致地区に指定されている地域をはじめ、富士山や多摩川を望む国分寺がい線など、地域の豊かな地形やみどりを活かした個性ある風景づくりをめざします。 【地域資源を有効活用する】という項目の中で、五島美術館や長谷川町子美術館、宮本三郎記念館をはじめとする文化施設など、地域の資源を活かした魅力ある街づくりを進めます。などとしています。 次に、34ページの説明を致します。 テーマ「X」.誰もが快適に移動できるまちをつくる では、 【渋滞を解消し、住宅街の通過交通を減らす】という項目の中で、大井町線及び東横線の立体化を促進し、鉄道により分断されていた歩行者・自転車・自動車交通の円滑化を図ります。 【快適で利用しやすい交通環境の整備を進める】という項目の中で、新たなモビリティの普及やICTの活用による、交通手段の多様化をめざします。 【歩行者や自転車利用者の安全性と快適性を高める】という項目の中で、都市計画道路や主要生活道路の整備、建築物、商店街の壁面後退などにより、安全で快適な歩行空間や座れる場づくりを推進するとともに、自転車走行環境などを整え、誰もが安全で快適に移動できる環境の整備に取り組みます。などとしています。 次に、35ページの説明を致します。 ローマ数字の「よん.」地域のアクションエリアの方針について説明します。 アクションエリアとは、地域のまちの姿を実現するため、区民・事業者・区が協働し、今後、概ね10年間にわたり街づくりを優先的に進めていく地区のことを言います。 そのアクションエリアは 地区の特性を踏まえ、地区計画や地区まちづくり計画などを策定し、街づくりを進めていく地区、 既に策定された地区計画や地区まちづくり計画などに基づき、街づくりを進めていく地区、 地区計画等策定後、更なる街づくりの検討を行い、街づくりを進めていく地区、 の3つに区分されます。 玉川地域では、今回、17地区をアクションエリアとして位置付けています。 その中でも「地区計画などを策定し、街づくりを進めていく地区」が12地区、 「既に策定された地区計画や地区まちづくり計画などに基づき、街づくりを進めていく地区」が5地区、となっています。 なお、玉川地域では、3つめの、地区計画等策定後、更なる街づくりの検討を行い、街づくりを進めていく地区、はありません。 次に、36ページの説明を致します。 玉川地域の、現状のアクションエリアになります。地区計画は、この10年で、3地区において策定しました。 次に、37ページの説明を致します。 アクションエリアのうち、「地区の特性を踏まえ、地区計画や地区まちづくり計画などを策定し、街づくりを進めていく地区」について説明します。 奥沢駅・自由が丘駅周辺地区では 奥沢と自由が丘それぞれの特性を活かしながら、生活利便施設の集積や建築物の壁面後退などによる、回遊性のある、歩いて楽しいまちの実現を図ります。 上野毛駅・中町周辺地区では 上野毛駅周辺は生活利便施設の集積、歩行空間の充実などにより、活気ある商店街の形成をめざすとともに、地区にふさわしい商店の立地を進め、近隣の住宅地に配慮した商店街の形成を図ります。などとしています。 次に、38ページの説明を致します。 九品仏駅周辺地区では 区民に身近な商店街の形成や、駅前空間の整備を図るとともに、みどりの多い周辺環境と調和した住環境の形成を図ります。 桜新町駅周辺地区では サザエさん通りや長谷川町子美術館などの、地域資源を活かしながら、街並みと調和し、歩いて買い物がしやすい商店街づくりを進めます。 新町・駒沢四丁目地区では 幅員6メートル以上の道路ネットワークの形成、建築物の不燃化などにより、災害に強い街づくりを進めるとともに、防犯の視点を考慮した、安全で快適な住環境の形成を図ります。などとしています。 次に、39ページの説明を致します。 玉川野毛まち公園周辺地区では、 野毛三丁目から等々力渓谷へつらなる、みどり空間の一層の充実・保全を図るとともに、住宅地においては環境と調和した住宅地の形成を図ります。としています。 次に、40ページの説明を致します。 等々力駅・尾山台駅周辺地区では、 等々力駅周辺は、地域行政の中心としての役割や、等々力渓谷を有する観光拠点であることを踏まえ、交通結節機能を強化するとともに、住・商のバランスがとれ、周辺の豊かな自然環境にも配慮した、住民にも来街者にもやさしい、みどり豊かなまちの実現を図ります。 玉川総合支所が災害拠点であることを踏まえ、大井町線の立体化と、(仮称)等々力大橋の整備を促進し、災害時の人や物資の円滑な移動空間の確保を図ります。などとしています。 次に、41ページの説明を致します。 馬事公苑周辺地区では、 馬事公苑一帯が広域避難場所であることを踏まえ、災害時に円滑な避難ができるよう、大規模敷地を中心に避難上有効なオープンスペースを確保するとともに、周辺の不燃化や安全対策を進めます。 大規模敷地における土地利用転換にあたっては、公共施設の誘導を図ります。などとしています。 次に、42ページの説明を致します。 東玉川・奥沢地区では、 災害に強く、防犯性の高い、みどり豊かでゆとりのあるまちを形成するため、幅員6メートル以上の道路ネットワークの形成、オープンスペースの確保、建築物の不燃化、りん棟間隔の確保に加え、住宅街への通過交通の進入防止や、スピードの抑制、道路と宅地の相互が見通せる生活道路の検討などを進めます。 ひがし深さわ商店街地区では、 商店街がにぎわいとコミュニティの中心となるよう、生活利便施設の集積や建築物の壁面後退などにより、オープンスペースの充実やみどりの創出を図ります。などとしています。 次に、43ページの説明を致します。 二子玉川駅周辺地区では、 広域生活・文化拠点として、にぎわいや魅力、良好な自然環境を維持し、地域活力の増進と地域の発展を図るため、エリアマネジメント等により、区民・事業者・区が連携して、駅周辺で一体的な街づくりの取組みを進めます。 居住者・来街者・就業者等に向けた商業・業務、文化・交流・レクリエーションなどの場づくりを進めるとともに、これらを補完する多様な世代に向けた機能を誘導し、高度利用を含めた街の更なる発展を図ります。 次に、44ページの説明を致します。 二子玉川駅周辺地区では他に、多摩川沿いの堤防整備の促進や、「流域対策推進地区」では、うすい流出抑制施設の設置を促進し、豪雨・浸水対策を推進し、水害を抑制する街づくりを進めます。 また、兵庫じま公園周辺や二子玉川公園と連続した水際環境の整備など、みどりとみずのネットワークづくりを進めます。などとしています。 次に、45ページの説明を致します。 用賀駅周辺地区では、 駅前を中心に商業・業務機能の集積を図りながら、周辺の住宅地と調和した市街地の形成を図ります。また、隣接する桜新町駅周辺地区と一体となった、補助212号線の沿道環境の形成を図ります。などとしています。 次に、46ページの説明を致します。 アクションエリアのうち、「既に策定された地区計画や地区まちづくり計画などに基づき、街づくりを進めていく地区」について説明します。 新たにアクションエリアとなった、奥沢1〜3丁目とう地区では、 奥沢1〜3丁目とう界わい形成地区における風景づくりの方針や基準に基づき、みどりのもつ様々な機能を活かすとともに、これまでの奥沢の街並みを継承する風景づくりを、地域住民とともに進めます。などとしています。 次に、47ページの説明を致します。 瀬田五丁目周辺地区では、 地区計画に基づき、区画道路などの都市基盤整備を進めながら、農業公園を中心とした、農のある風景の保全と、みどり豊かな住宅地の形成を図ります。 この地区は「地区計画などを策定し、街づくりを進めていく地区」から、「既に策定した地区計画などに基づき、街づくりを進める地区」に変更になりました。 これまでご説明した2種類のアクションエリアに共通した方針として、豪雨・浸水対策があります。 「流域対策推進地区」として、う水流出抑制施設の設置を促進し、豪雨・浸水対策を推進し、水害を抑制する街づくりを進めます。   次に、48ページの説明を致します。 世田谷区全域のアクションエリアの図です。新規地区など、アクションエリアに変化があった地区を中心にお示ししています。 区全域では、地区計画などを策定し、街づくりを進めていく地区が31地区 既に策定された地区計画などに基づき、街づくりを進めていく地区が73地区 合計、104地区をアクションエリアとして位置づけます。 次に、49ページの説明を致します。 「終章」、区民主体の身近な街づくりを進めるために、について説明します。 終章は、 ローマ数字の「T」.地域の街づくりにおける都市整備方針の位置づけ ローマ数字の「U」.区民主体の身近な街づくりの実現に向けて、の2つの構成になっています。 ローマ数字の「T」.地域の街づくりにおける都市整備方針の位置づけ、では、今後、「地域整備方針(後期)」における身近な街づくりは、令和6年3月に策定した「世田谷区地域行政推進計画」と整合を図り、実施していく、としています。 最後に、50ページの説明を致します。 ローマ数字の「U」.区民主体の身近な街づくりの実現に向けて、では、区民主体の街づくりを実現するために、区民と事業者と区の責務を明確化し、区民・事業者・区の協働の街づくりを、より一層進めていく、としています。 こうした中、区民主体の身近な街づくりの実現に向けて、世田谷区全域において、区民主体の新たな街づくりを進めていくため、多様な主体による自主的な街づくり活動を支援する、仕組みの充実を検討していきます。 アクションエリアにおいては、引き続き、地区計画などによる「街づくりのルール」を活用するとともに、地域の魅力や価値を高める、区民・事業者が主体となる、自主的な取組みや、「地域のまちの姿」の実現に貢献している官民連携など、区民主体の新たな街づくりについても推進していきます、などとしています。 説明は、以上となります。