このテキストは、世田谷地域の説明資料です。 最初に、1ページの説明を致します。 わたしたちの「街」の未来を考えよう、世田谷区都市整備方針『第二部「地域整備方針(後期)」』の世田谷地域の素案について説明いたします。 次に、2ページの説明を致します。 はじめに、これまでの取組みの流れについて説明します。 地域整備方針の見直しにあたっては、令和5年度に、区民の皆さまのご意見を伺うため、意見交換やオープンハウス、区民アンケート調査を実施しました。 これらを踏まえて、令和6年度は、地域整備方針(後期)のたたき台を取りまとめ、8月に意見交換会及び、意見募集を実施しました。 皆様のご意見も踏まえながら、地域整備方針(後期)の素案を作成しましたので、この後説明します。 今回の素案に対する区民の皆様のご意見を踏まえ、令和6年度中に、地域整備方針(後期)の案を作成し、「街づくり条例」の規定に基づき、公告・縦覧を行い、 意見書の募集を行います。その後、令和(なな)年度中に、地域整備方針(後期)の策定を行う予定です。 次に、3ページの説明を致します。 これから世田谷地域の地域整備方針(後期)素案についてご説明します。 「1.」地域整備方針の見直しについて説明します。 ここでは、 ローマ数字の「T」.都市整備方針とは ローマ数字の「U」.地域整備方針の見直し ローマ数字の「V」.たたき台・意見交換会の概要 ローマ数字の「よん」.たたき台・意見募集の概要 ローマ数字の「X」.【世田谷地域】区民意見を踏まえた、素案への反映内容、について説明します。 次に、4ページの説明を致します。 ローマ数字の「T」.都市整備方針とは、について説明します。 今回見直しを行う「第二部 地域整備方針」は、世田谷区の都市整備方針という方針の一部です。 世田谷区の都市整備方針とは、長期的な視点に立った、都市づくり・街づくりの総合的な基本方針です。 この方針に基づき、世田谷区の都市計画や、防災、みどり、交通等の分野別の方針や計画などが策定され、区で行う街づくりに関する様々な施策や事業が実施されています。 また、東京都における広域的な方針や、世田谷区全体の基本構想・基本計画とも整合を図りながら定められており、他の分野の計画・方針と調整を行う役割も持っています。 この都市整備方針は、第一部、第二部の二部構成になっています。  第一部 都市整備の基本方針 は、区全体の将来都市像などを示しています。  第二部 地域整備方針 は、地域のまちの姿や特性を活かした身近な街づくりの方針 を、世田谷・北沢・玉川・砧・烏山の5つの地域ごとに示しています。 次に、5ページの説明を致します。 ローマ数字の「U」.地域整備方針の見直し について説明します。 第二部の地域整備方針は、平成27年に改定しており、前回改定から概ね10年を経過した時点の進捗状況などを踏まえ、見直しを行うこととしています。 また、第一部の都市整備の基本方針、及び、第二部の地域整備方針、の全面的な改定は、今回見直しを行う、第二部 地域整備方針(後期)の策定から概ね10年後を予定しています。 次に、6ページの説明を致します。 ローマ数字の「V」.たたき台・意見交換会の概要、について説明します。 世田谷地域では、地域整備方針(後期)(たたき台)の意見交換会を令和6年8月10日(土曜日)に世田谷区役所第二庁舎4階大会議室で行い、参加人数は26名でした。 意見交換会では、区から地域整備方針(後期)(たたき台)の説明を行い、そのあと、グループに分かれ、たたき台の内容を聞いて「大切だと感じた点や気づいた点」 などについて意見交換を行いました。 ローマ数字の「よん」.たたき台・意見募集の概要、について説明します。 世田谷地域における地域整備方針(後期)(たたき台)の意見募集は、世田谷区に在住、在勤、在学の方を対象に、オンライン手続き、または、窓口持参、郵送・ファクシミリによる 書面提出の方法により実施しました。 募集期間は、令和6年8月10日(土曜日)から、令和6年8月30日(金曜日)まででした。提出された意見書数は6件でした。 次に、7ページの説明を致します。 ローマ数字の「X」.区民意見を踏まえた、世田谷地域の素案への反映内容、について説明します。 地域整備方針(後期)(たたき台)については、意見交換会や意見募集を通じて、多岐にわたるご意見をいただきました。 いただいた区民意見は、その内容を整理し、今回の地域整備方針(後期)素案に適宜反映しています。 地域整備方針(後期)素案では、防災やみどり、交流、地域資源、快適に移動など、5つのテーマごとに地域の方針を定めています。 例えば、「ブロックべいを緑の生垣にしたら災害時にも有効なのではないか」というご意見を踏まえて、地域整備方針(後期)素案では、 【防災生活圏内の安全性を向上させる】という項目の中で、「ブロックべい等の生垣化等による安全対策、などにより地区の 防災性の向上を図ります」、 のように反映しています。 次に、8ページの説明を致します。 7ページからの続きになります。 また、「住宅地の中で制限速度を守らない自動車がいて危険。ハンプやきょうさくなど、スピードを抑制する整備をすると良いのではないか」というご意見を踏まえて、 地域整備方針(後期)素案では、【誰もが安全・快適に利用できる交通基盤とする】という項目の中で、「道路整備や駅周辺の拠点整備などでは、歩行環境、自転車利用環境などを整え、 誰もが安全で快適に移動できる環境の整備に取り組みます」のように反映しています。 9ページからは、「2、地域整備方針(後期)(素案)」 について説明します。 次に、10ページの説明を致します。 『第二部「地域整備方針(後期)」』(素案)の構成は  はじめに、として、地域整備方針(後期)策定の考え方  序章として、地域整備方針(後期)の位置づけと構成  第1章として、世田谷地域  第2章として、北沢地域  第3章として、玉川地域  第4章として、砧地域  第5章として、烏山地域  終章として、区民主体の身近な街づくりを進めるために の8つの章で構成されています。 次に、世田谷地域に関係する、はじめに、序章、第1章、終章を説明します。 次に、11ページの説明を致します。 はじめに、序章について説明します。 「はじめに.地域整備方針(後期)策定の考え方」では、 ローマ数字の「T」.見直しの考え方 ローマ数字の「U」.計画期間と次期改定に向けて、を記載しています。 「序章.地域整備方針(後期)の位置づけと構成」では、 ローマ数字の「T」.地域整備方針(後期)の位置づけ ローマ数字の「U」.地域整備方針(後期)の目的と役割など、について記載しています。 次に、12ページの説明を致します。 「はじめに 地域整備方針(後期)策定の考え方」の ローマ数字の「T」見直しの考え方 から、2.第二部「地域整備方針」の見直しの考え方と主な視点 について説明します。 今回の見直しの視点は、4つあります。  1つ目は、上位計画等との整合や分野別整備方針・計画の反映を図る  2つ目は、世田谷区をとりまく状況等とその対応を整理する  3つ目は、これまでの取組み状況や事業等の進捗状況を踏まえる  4つ目は、各地域の区民意見を把握した上で見直しの検討を行う  になります。 次に、13ページの説明を致します。 1つ目の「上位計画等との整合や分野別整備方針・計画の反映を図る」について説明します。 令和6年に改定された「世田谷区基本計画」や「世田谷区地域行政推進計画」との整合を図るなど、この10年で改定、あるいは新たに策定された計画などの内容を適宜反映します。 次に、14ページの説明を致します。 2つ目の「世田谷区をとりまく状況等と、その対応を整理する」について説明します。 この10年で、歩きたくなる街をめざす「ウォーカブル」や、自然環境が持つ機能を活用して、安全で快適な街をつくる「グリーンインフラ」など、街づくりに関する新たな考え方が生まれています。 これらの社会情勢の変化などによる、新たなとりまく状況について、対応の考え方を整理し、区の行政全般に係る基本的事項として、街づくりを進めるにあたって十分に考慮していきます。 次に、15ページの説明を致します。 3つ目の、「これまでの取組み状況や事業等の進捗状況を踏まえる」について説明します。 世田谷地域では、池尻四丁目・三宿二丁目地区の街づくりや、経堂駅周辺の街づくり、三軒茶屋駅周辺の街づくり、区役所周辺地区の街づくり、太子堂二・三丁目地区の街づくり、など、 各所で取組みが進んでいます。それらの進捗状況を踏まえて計画を見直していきます。 次に、16ページの説明を致します。 4つ目の、「区民意見を把握した上で見直しの検討を行う」について説明します。 令和5年度には、意見交換、オープンハウス、アンケート調査を実施しました。 令和6年度には、たたき台の意見交換会や、意見募集を行うことによって、5つの地域の区民意見を把握してきました。これらを踏まえて「地域整備方針」の見直しを行います。 次に、17ページの説明を致します。 「序章.地域整備方針(後期)の位置づけと構成」になります。 序章では、「地域整備方針(後期)の目的と役割など」を記載しています。 地域整備方針(後期)は、地域の目標を定めた上で、より身近で区民生活に密着した地域や、地区における街づくりの考え方を明らかにすることを目的とします。 また、地域整備方針(後期)は、区民・事業者と区が協働して、地域や地区の街づくりを実現するための方向性を示すとともに、区民主体の、身近な街づくりのガイドラインとしての役割を果たします。 次に、18ページの説明を致します。 「地域整備方針(後期)の構成」になります。 章の構成は、はじめに、序章、第1章から第5章、終章、で構成されています。 第1章から第5章には、世田谷・北沢・玉川・砧・烏山の順に、地域ごとの内容が記載されています。 例えば、第1章の世田谷地域では、 ローマ数字の「T」.地域の概況と街づくりの主な課題 ローマ数字の「U」.地域の目標、骨格と土地利用の方針 ローマ数字の「V」.地域のテーマ別の方針 ローマ数字の「よん」.地域のアクションエリアの方針、が記載されており、4つの構成で組み立てられています。 ローマ数字の「T」.地域の概況と街づくりの主な課題は、地域のなりたち、地域の姿、地域の現況等のデータから見る概況、街づくりの主な課題などを示します。 ローマ数字の「U」.地域の目標、骨格と土地利用の方針は、概ね10年後を見据えた目標、地域のまちの姿、地域の骨格と土地利用の方針を示します。 ローマ数字の「V」.地域のテーマ別の方針は、「地域のまちの姿」を実現するため「都市整備の基本方針」における5つのテーマに沿った「地域のテーマ別の方針」を示しています。 ローマ数字の「よん」.地域のアクションエリアの方針は、概ね10年間にわたり、「街づくりを優先的に進めるエリア」である「アクションエリア」に関する方針として、 特定のエリアを対象に「地域のアクションエリアの方針」を示します。 世田谷地域において概ね10年間にわたり、優先的に街づくりを進める「アクションエリア」は25地区あり、それぞれの地区の特性に応じて方針を定めます。詳細につきましては、33ページより説明します。 次に、19ページの説明を致します。 「都市整備の基本方針」では、5つのテーマ別に方針を設定しています。 テーマ「T」は、安全で災害に強いまちをつくる テーマ「U」は、みどり豊かで住みやすいまちをつくる テーマ「V」は、活動・交流の拠点をもつまちをつくる テーマ「よん」は、地域資源の魅力を高めるまちをつくる テーマ「X」は、誰もが快適に移動できるまちをつくる となっています。 次に、20ページの説明を致します。 第1章 世田谷地域について説明します。 第1章は、ローマ数字の「T」.地域の概況と街づくりの主な課題、ローマ数字の「U」.地域の目標、骨格と土地利用の方針、 ローマ数字の「V」.地域のテーマ別の方針、ローマ数字の「よん」.地域のアクションエリアの方針、で構成されています。 次に、21ページの説明を致します。 ローマ数字の「T」.世田谷地域の概況と街づくりの主な課題 について説明します。 まずは概況になります。 世田谷地域は、区の東部に位置し、区役所をはじめ税務署・法務局・都税事務所など、官公庁が多く立地しています。 環状7号線の東側は、大正から昭和にかけて農地が宅地化され、郊外型ベッドタウンのはしりとなった地域であり、古くから宅地化が進んだ密集市街地が広がっています。 次に、22ページの説明を致します。 続いて、世田谷地域の街づくりの主な課題について説明します。 テーマ「T」.「安全で災害に強いまちをつくる」に関すること、については、密集市街地や延焼遮断帯となる都市計画道路及び公園のほか、 延焼ちえん帯となる主要生活道路等が未整備な地区が多いなど、道路の整備や沿道の不燃化に課題があります。 道路などの都市基盤施設が十分に整備されないまま、高密度に市街化が進んでいる地区があり、防災上課題となっています。 続いて、テーマ「U」.「みどり豊かで住みやすいまちをつくる」に関すること、については、地域住民一人当たりの公園面積が少なく、区の平均を下回っているため、公園の整備が求められています。 続いて、テーマ「V」.「活動・交流の拠点をもつまちをつくる」に関すること、については、広域生活・文化拠点である三軒茶屋駅周辺地区や地域生活拠点である経堂駅周辺地区、区役所周辺地区においては、 にぎわいや活気の維持・誘導、まちの魅力や安全性の向上が課題となっています。 続いて、テーマ「よん」.「地域資源の魅力を高めるまちをつくる」に関すること、については、大規模な土地利用転換が想定される地区では、地域の特性を踏まえた適切な土地利用が求められています。   最後に、テーマ「X」.「誰もが快適に移動できるまちをつくる」に関すること、については、快適に移動できる歩行環境や自転車利用環境及び交通安全対策のさらなる取組みが望まれています。 次に、23ページの説明を致します。 ローマ数字の「U」.世田谷地域の目標、骨格と土地利用の方針の、1.目標 地域のまちの姿、について説明します。 世田谷地域では、地域の特徴を踏まえ5つのまちの姿を目標として定めています。 まずひとつ目は、建築物が不燃化され、道路や公園などが整備された、防災性が高く災害に強い安全で安心なまち 2つ目は、みどりを保全・創出し、良好な住環境が維持された、快適に暮らせるまち 3つ目は、各拠点の特性を活かした、誰もが交流でき利用しやすい、にぎわいと活力のあるまち 4つ目は、歴史的資産や文化・自然・知的資源を活かし育む魅力あふれるまち 5つ目が、交通ネットワークや生活道路などの交通環境の整備が進み、誰もが安心して安全で快適に移動できるまち です。 大きくこの5つの目標を持って、それぞれのアクションエリアなどにおいて、具体的な街づくりを行っていきます。 次に、24ページの説明を致します。 ローマ数字の「U」.世田谷地域の目標、骨格と土地利用の方針の、2.世田谷地域の骨格と土地利用の方針、について説明します。 地域の骨格プランとして、生活拠点、新たな機能を持つ拠点、都市軸、みどりの拠点及び水と緑の風景軸、という拠点や軸等を設定します。 生活拠点の中でも、広域生活・文化拠点として、三軒茶屋駅周辺地区、地域生活拠点として、経堂駅周辺地区、区役所周辺地区、地区生活拠点として、豪徳寺駅・山下駅、千歳船橋駅、松陰神社前駅、上町駅・世田谷駅、 池尻大橋駅、駒沢大学駅、の各周辺地区を位置づけます。 新たな機能を持つ拠点等については、災害対策拠点として「区役所周辺地区」を位置付けます。 都市軸は、都市活力と交通軸として、環状7号線、環状8号線、玉川通りの各道路とその沿道を位置づけます。 主要生活交通軸は、茶沢通り、補助154号線、世田谷通りの各道路とその沿道を位置づけます。 みどりの拠点及び水と緑の風景軸については、みどりの拠点として、三宿の森緑地一帯、世田谷公園一帯、しもうま中央公園・学芸大学付属高校、駒沢オリンピック公園、区役所一帯、馬事公苑・東京農業大学一帯、 桜丘すみれば自然庭園一帯を位置づけます。 次に、地域の土地利用の方針についてご説明します。 9つある土地利用の区分のうち、駅周辺商業地区、近隣商店街地区、幹線沿道地区、地区幹線沿道地区、低層住宅地区、住宅地区、じゅう商複合地区、準工業地区、の8つの区分について土地利用の方針を示します。 次に、25ページの説明を致します。 前のページで説明した内容を図に示したものを掲載しております。 次に、26ページの説明を致します。 ローマ数字の「V」.世田谷地域のテーマ別の方針、について説明します。 テーマ「T」.安全で災害に強いまちをつくる、ではまず、【延焼遮断帯や延焼ちえん帯の整備を進める】において ・延焼遮断帯を構成する都市計画道路の整備にあわせ、沿道の不燃化を進めます。 ・ミニ防災生活圏の形成を図るため、延焼ちえん帯の整備を促進します。 を位置づけます。 ちなみに、「延焼遮断帯」とは、幅が広い道路整備と道路沿いに燃えにくい建物を建てることにより沿道を不燃化し、周辺市街地の火災の延焼を遮断する機能を持たせることをいいます。こうした延焼遮断帯の整備を促進することを掲げています。 2点目、【防災生活圏内の安全性を向上させる】については、 防災生活圏内では、建築物の不燃化や耐震化、ちさき道路の整備、無電ちゅう化の推進、ブロックべい等の生垣化等による安全対策、消防水利の整備などにより、地区の防災性の向上を図ります。などを位置づけます。 「防災生活圏」とは延焼遮断帯に囲まれた住宅などによる市街地のことをいいます。 3点目、【避難時の安全性を向上させる】については、 国士舘大学一帯などの広域避難場所等への避難路の安全性向上や防災拠点、緊急輸送道路の機能確保を目的として、周辺の建築物の不燃化・耐震化を進めるとともに、安全で安心できる避難場所の整備を図ります。を位置づけます。 4点目、【復興に備える】は、新たに追加した項目です。 復興まちづくりを円滑に進めていくために、平時から復興手順や役割分担の整理を図ります。被災後は本方針や地区計画等を踏まえて早期の復興まちづくりに取り組みます。を位置づけます。 次に、27ページの説明を致します。 前のページ、テーマ「T」.安全で災害に強いまちをつくるの続きです。 5点目、【災害時の拠点機能を強化する】 区役所が災害対策拠点であることを踏まえ、防災や減災の観点に加え、人や物資の流れが円滑になるよう配慮し、災害に強い拠点を形成します。を位置づけます。 6点目、【水害を抑制する】 浸水被害を軽減するため、グリーンインフラの考え方も活かしたうすい流出抑制施設の設置を進めます。を位置づけます。 「グリーンインフラ」とは、みどりやみずなどの自然の持つさまざまな機能を積極的かつ有効に活用することで、安全で快適な都市の環境を守り、街の魅力を高める都市基盤や考え方のことをいいます。 7点目、【日常の安全・安心を確保する】 建築物の建て替えの機会を捉え、効果的・効率的な狭あい道路の拡幅整備を進め、日常の安全・安心な街づくりを進めます。を位置づけます。 この項目も新たに加えられる項目になります。 次に、28ページの説明を致します。 ローマ数字の「V」.世田谷地域のテーマ別の方針、テーマ「U」.みどり豊かで住みやすいまちをつくる、では 1点目、【みどりとみずを守り育てる】 三軒茶屋駅周辺では、公園の活用に関するマネジメントを検討し、公園と隣接する施設や公共的空間との連携による魅力ある街づくりを進めます。などを位置づけます。 2点目、【地区特性に応じたみどり豊かな住宅地を形成する】 生きものに配慮した場を創出し、区民や事業者及び関連団体等との協働によるみどり豊かな街づくりを進めます。などを位置づけます。 3点目、【住みやすいまちをつくる】 複数の街づくりが連続して行われる区域において、必要が生じた場合は、統一的な街づくりの方針を示し区域全体の融合を図ります。を位置づけます。 次に、29ページの説明を致します。 ローマ数字の「V」.世田谷地域のテーマ別の方針、テーマ「V」.活動・交流の拠点をもつまちをつくる、では 【特性に応じた拠点の魅力を高める】 広域生活・文化拠点である三軒茶屋駅周辺地区や地域生活拠点である経堂駅周辺地区、区役所周辺地区は、拠点ごとの特性に応じて、様々な機能を充実させるとともに、歴史や文化、街並み等、まちの資源の活用などにより地域の魅力を高めます。 ふれあい広場をはじめとする人々が集う公園・緑地・公共的空間などの活用により、地域のコミュニティ活動の拠点づくりを進めます。などを位置づけます。 見直しの概要として大きな見直しはないものの、三軒茶屋周辺などの駅前広場等の回遊性、利便性、防災性の向上やにぎわいの創出など、拠点の魅力を高めることを追加します。 次に、30ページの説明を致します。 ローマ数字の「V」.世田谷地域のテーマ別の方針、テーマ「よん」.地域資源の魅力を高めるまちをつくる、では 1点目、【自然資源や歴史的資産、風景資産を活かし、まちの魅力を高める】 大規模な土地利用転換等が想定される地区においては、地域の特性を踏まえて歴史的資産などの保全・活用を図り、周辺と調和した適切な土地利用を誘導します。などを位置づけます。 2点目、【新たな地域資源を創出する】 まちの魅力や特性を活かしたルールづくりや、地域の知的資源の活用などにより、新たな地域資源の創出を図ります。を位置づけます。 3点目、【地域資源をPRし、愛着を高める】 自然・歴史・風景・にぎわいなど、地域の資源を発信し、区民の活動を支援することなどにより、地域への愛着を高めます。を位置づけます。 次に、31ページの説明を致します。 ローマ数字の「V」.世田谷地域のテーマ別の方針、テーマ「X」.誰もが快適に移動できるまちをつくる、では 1点目、【ちさき道路の整ったまちをつくる】 幹線道路、地区幹線道路と主要生活道路で囲まれた地区ごとに、街づくりのなかでちさき道路の適切な配置を検討し、整備を進めることにより、地区の安全性と快適性、防災性を向上させます。を位置づけます。 「ちさき道路」とは、各宅地から幅が広い主要生活道路等に接続する道路で、日常生活の中で利用する最も基本となる道路をいいます。 2点目、【誰もが安全・快適に利用できる交通基盤とする】 世田谷区役所周辺地区では、「世田谷区移動等円滑化促進方針」における「促進地区」として、駅や公官庁施設、福祉施設、商業施設など 高齢者、障害者等が日常生活において利用する施設・経路の移動等の円滑化を促進します。などを位置づけます。 3点目、【歩いて楽しめる魅力づくりを進める】 座れる場づくりの推進により、安全で安心な歩行者ネットワークを形成するなど、人中心の歩いて楽しい街づくりを進めます。 この項目は、新規に追加した内容になります。 各5つのテーマに沿った方針と見直しの概要については以上です。 次に、32ページの説明を致します。 ローマ数字の「よん」.世田谷地域のアクションエリアの方針、について説明します。 はじめに、アクションエリアとは、 地域のまちの姿を実現するため、区民・事業者・区が協働し、今後、概ね10年間にわたり街づくりを優先的に進めていく地区、です。 そのアクションエリアは、3つに区分されます。 地区の特性を踏まえ、地区計画や地区まちづくり計画などを策定し、街づくりを進めていく地区 既に策定された地区計画や地区まちづくり計画などに基づき、街づくりを進めていく地区 地区計画等策定後、更なる街づくりの検討を行い、街づくりを進めていく地区 の3つです。 世田谷地域では、今回、25地区をアクションエリアとして位置づけています。 その中でも「地区計画などを策定し、街づくりを進めていく地区」が4地区 「既に策定された地区計画や地区まちづくり計画などに基づき、街づくりを進めていく地区」が21地区、となっています。 なお世田谷地域では、3つ目の、地区計画等策定後、更なる街づくりの検討を行い、街づくりを進めていく地区、はありません。 次に、33ページの説明を致します。 地区計画などを策定し、街づくりを進めていく地区は 「経堂駅周辺地区」「駒沢一丁目1番地区」「三軒茶屋一丁目地区」「三軒茶屋駅周辺地区」の4地区です。 「駒沢一丁目1番地区」「三軒茶屋一丁目地区」を今回新規に位置づけます。 経堂駅周辺地区は、駅周辺における交通結節機能の強化、防災性の向上及び魅力的な商業環境の育成、環境にやさしいまちの形成を図り、地域生活拠点として活気やにぎわいを維持、 発展させるとともに、市街地環境の動向にあわせ、駅前広場の機能の確保等、地区まちづくり計画に基づき街づくりを進めます。 駒沢一丁目1番地区は、土地利用転換の際は、歴史的資産の保全・活用を図るためのオープンスペースの確保など、地域の特性を踏まえて、高度利用を図りつつ周辺と調和した適切な土地利用を誘導します。 次に、34ページの説明を致します。 地区計画などを策定し、街づくりを進めていく地区の 説明の続きです。 三軒茶屋一丁目地区は、三軒茶屋駅周辺地区とあわせて、にぎわいの創出や利便性の向上を図り、住宅地との調和に配慮した街づくりに取り組みます。 三軒茶屋駅周辺地区は、「三茶のミライ(三軒茶屋駅周辺まちづくり基本計画)」に基づき、三軒茶屋の歴史と個性を継承・強化し、まちの滞在性・回遊性・防災性を向上するため、 区民・事業者との連携・協働によるソフトとハードが一体となったまちづくりを進めます。 次に、35ページの説明を致します。 アクションエリアの2つ目の区分、既に策定された地区計画などに基づき、街づくりを進めていく地区は、21地区あります。本地区は、引き続き街づくりに取り組んでいきます。 具体的には、旭小学校周辺地区、池尻三丁目西地区、池尻四丁目・三宿二丁目地区、上馬二丁目地区、環七沿道地区、環八沿道地区、経堂駅東地区、経堂農だい通り沿道地区、区役所周辺地区、豪徳寺駅周辺地区、 桜丘区民センター周辺地区、桜丘二丁目西地区、世田谷二丁目ちぐさ住宅地区、太子堂二・三丁目地区、太子堂四丁目地区、太子堂五丁目・若林二丁目地区、千歳船橋駅周辺地区、都営しもうまアパート周辺地区、 補助52号線沿道若林・梅丘・豪徳寺・宮坂地区、三宿一丁目地区、若林一丁目地区、です。 次に、36ページの説明を致します。 前のページで説明した、アクションエリアの方針図です。世田谷地域では、25のアクションエリアを位置づけ、取り組んでいきます。 次に、37ページの説明を致します。 世田谷区全域のアクションエリアの図を示しています。 区全域では、地区計画などを策定し、街づくりを進めていく地区が31地区 既に策定された地区計画などに基づき、街づくりを進めていく地区が73地区 合計104の地区をアクションエリアとして位置づけます。 アクションエリアは、今後10年間で新たに地区計画などを策定し、街づくりを進めていく地区です。 次に、38ページの説明を致します。 「終章」、区民主体の身近な街づくりを進めるために、について説明します。 終章は、 ローマ数字の「T」.地域の街づくりにおける都市整備方針の位置づけ ローマ数字の「U」.区民主体の身近な街づくりの実現に向けて、の2つの構成になっています。 最後に、39ページの説明を致します。 ローマ数字の「T」.地域の街づくりにおける都市整備方針の位置づけ、では、今後、「地域整備方針(後期)」における身近な街づくりは、 令和6年3月に策定した「世田谷区地域行政推進計画」と整合を図り、実施していく。としています。 ローマ数字の「U」.区民主体の身近な街づくりの実現に向けて、では、区民主体の街づくりを実現するために、区民と事業者と区の責務を明確化し、 区民・事業者・区の協働の街づくりを、より一層進めていく。としています。 こうした中、区民主体の身近な街づくりの実現に向けて、世田谷区全域において、区民主体の新たな街づくりを進めていくため、多様な主体による自主的な街づくり活動を支援する仕組みの充実を検討していきます。 アクションエリアにおいては、引き続き、地区計画などによる「街づくりのルール」を活用するとともに、地域の魅力や価値を高める、区民・事業者が主体となる、 自主的な取組みや「地域のまちの姿」の実現に貢献している官民連携など、区民主体の新たな街づくりについても推進していきます。 などとしています。 説明は、以上となります。