おおきくなぁれ 春号 令和7年5月 世田谷区 子ども若者部 保育課 編集 看護師業務連絡会 乳幼児のスキンケア 花粉 汗 紫外線など 肌トラブルのリスクが高まる春から初夏だからこそ  毎日のスキンケアで乳幼児の肌を健康に保ちましょう 子どもの肌の特徴には4つあります 1 季節を問わずカサカサ状態にあります それは皮脂量が少なく大人の約3分の1しかないからです 2 肌の厚さは大人の約半分で未熟です 3 代謝が高く暑がりで汗っかき  4 紫外線に弱い 花粉や紫外線など外的刺激から肌を守ろう 花粉  2月から4月に飛散しやすいスギと4月 5月に飛散しやすいヒノキは 皮膚への刺激となり 痒みや花粉症の原因となります スキンケアをすることによって皮膚のバリア機能を守ることができます 紫外線  乳幼児は体を守るためのメラニンを作り出す力が弱く 大人以上に紫外線の影響を強く受けます 0から5か月の頃は日傘やつばのある帽子 薄手の上着などで肌の露出を防ぎましょう 生後6か月を過ぎたころからは乳幼児向けの低刺激の日焼け止めを登園前や外出前に塗りましょう 毎日スキンケアをすることで未熟な肌も健やかな状態に保つことができます ケアの大切さに気づいた今日から スキンケアを習慣にしましょう スキンケアの5つのポイント 1 入浴後や洗顔後は肌がしっとりしている5分以内に保湿しましょう 2 入浴時はナイロンタオルやスポンジでゴシゴシ洗わず 手で泡立てて優しく洗いましょう 3 保湿剤の使用量の目安   ローションは一円玉くらいの大きさ クリームの場合は指1節分で両手の面積くらいの広さが塗れます 4 爪が長いと皮膚に触れた時に細かいひっかき傷になることがあります 5 爪は短く切り やすりをかけましょう 登園 外出前のスキンケア まずは清潔にします その次に保湿剤を塗りその後日焼け止めを塗ります 蚊などの虫が気になる季節は最後に虫よけスプレーを使います この順番で塗ると効果的です おおきくなあれ 夏号 令和7年 7月 世田谷区 子ども若者部保育課 編集 看護師業務連絡会 夏を元気に過ごそう 朝ごはんを食べよう 朝ごはんをしっかりと食べましょう 1日の始まりに 身体に必要な栄養分と水分を摂ることで 熱中症予防にもつながります こまめに水分補給 30分毎にコップ半分から1杯程度が目安ですが 寝る前 起きた後 お風呂や遊びに出かける前後など タイミングを決めて飲むことで こまめに水分補給 ができます 快適な服装で過ごそう 夏の衣類を選ぶ3つのポイントです 1 通気性 体の熱を逃し体温の上昇を防ぐため 風通しの良い素材 綿や麻など や首元 袖口にゆとりのある服がよいでしょう 2 吸湿性 速乾性 汗を素早く吸収 蒸発して体温を下げる素材が適しています ただし 化学繊維は敏感肌のお子さんには刺激になることが あるので 肌に優しい素材 綿やテンセルなど を選ぶことが大切です 3 色 濃い色は熱を吸収し体温が上がりやすいので熱を反射する白や淡い色を選びましょう ベビーカーに一工夫 蚊は体温や汗の成分に引き寄せられるため 基礎代謝が高く汗をかきやすい子どもは蚊に刺されやすい傾向にあります  特に乳幼児から小学生くらいまでは注意が必要です お出かけ時は ベビーカーにも虫よけ対策をしましょう 子どもが触れない部分に虫よけスプレーを使うと効果的です 日よけカバーは熱がこもるので 冷却グッズを使って熱中症対策も忘れずに行いましょう あせも対策 子どもの身体は小さいのに大人と同じ数の汗腺をもっています そのため大量の汗をかき汗腺が詰まるので あせもができやすいです 朝起きた時 外出後などこまめにシャワーを浴び皮膚を清潔に保つと良いでしょう さっとシャワーを浴びるだけでも効果的です 入浴でリフレッシュ 夏は手軽にシャワーで済ませがちですが 寝る前に38度から40度のぬるめのお湯にゆったりと浸かると副交感神経が働き リラックスして眠りにつけます 日中だけでなく夜間も、エアコンと上手に付き合いましょう 睡眠中は汗をかいて脱水症状になりやすいです さらに室温が28度をこえると夜間熱中症のリスクが高まります 夏場の就寝時には室温が26から28度 湿度は50から60パーセントになるよう調整しましょう 夜間のエアコン活用法  1 就寝1時間前に低めの温度 25度 で部屋を冷やします 2 エアコンの風向きを上にして空気を循環させましょう 3 扇風機も使うと室内の温度ムラがなくなり効率よく部屋全体を冷やせます 夏のレジャーで起きやすいけが 事故 海 プール 溺水 乳幼児の全年齢で死亡事故の上位です 3センチメートル程度の水深でも溺れることがあります 水遊びをするときはお子さんのそばを離れず 必ず大人が見守りましょう 熱中症 水の中にいると体温の上昇や汗を感じにくいですが 身体は相当量の汗をかいています のどが乾く前に こまめに水分補給と休養をとって熱中症を予防しましょう 日焼け 海やプールは水や砂浜による反射光によって浴びる紫外線量が多くなります 日焼け止めや帽子など日焼け予防対策を十分に行ってから出かけましょう 強い痛みや水ぶくれ 発熱がある場合は受診をしましょう 山 公園 虫さされ 蚊 ブヨ ハチ などさまざまな虫がいますので 虫よけをしっかりとつけて出かけましょう  虫よけの成分によっては年齢や使用回数に制限があるものがあります 選ぶ際に対象年齢や成分を確認しましょう 虫に刺された時の基本的な対処法 1 刺された部分を水でよく洗い清潔を保つ 2 冷やしてからかゆみや腫れを和らげる 3 かきこわすと二次感染することがあるので かゆみ止めで対処する 刺された虫によって対処法が異なる場合があるので 腫れやかゆみが強い 症状が長引くときは皮膚科を受診しましょう 花火遊び やけど 花火の火の粉は非常に熱く 肌に触れるとやけどをするおそれがあります また 夏の地面は 高温になるため 裸足や肌の見えるサンダルで歩くと地面の熱さでやけどをすることもあります やけど予防のためには スニーカーなど足を守る靴を履くことをおすすめします やけどをした場合は 15から30分ほど度流水で冷やしましょう 水ぶくれや痛みが続く場合は受診をしましょう 火の取り扱い 花火を始める前に消火用の水を用意するなど 子どもと遊び方や 約束を決めましょう 危ないから避けるだけではなく いつまで熱いのか どのように 燃え広がり危険なのか など火の取り扱いを教える機会にしましょう たのしくたべて おおきくなあれ 令和7年 11月 世田谷区 子ども若者部保育課 編集 看護師業務連絡会 栄養士業務連絡会 免疫力をアップ 元気に冬を乗り切ろうをテーマにした看護師と栄養士のコラボレーション号です 食事で風邪予防 寒さに負けない体づくり 寒くなると体が冷え 免疫力が低下します また ビタミンやミネラル不足により 風邪をひきやすくなります 体の芯から温まる食事をとり 栄養をしっかり取り入れて 元気に冬を過ごしましょう 風邪予防 4つのポイント 1 バランスの良い食事 2 十分な睡眠 3 体を温める食事をとる 4 手洗いとうがい 食事前の手洗いを忘れずに 風邪予防に役立つ栄養素と食材 ビタミン A C E 抵抗力アップに欠かせないのが 抗酸化ビタミン A C E です ビタミンA 皮膚や鼻 喉 粘膜を健康に保ちます 主に 緑黄色野菜や卵などに多く含まれています ビタミンC ウイルスへの抵抗力を高めます 主に 芋や根菜 果物などに多く含まれています ビタミンE 血行を良くし 免疫力を高めます 主に ナッツ類や植物油などに多く含まれています 体温を調節して免疫力をアップ 体温は免疫の働きの土台です 免疫細胞は 約36.5から37.5℃で最も動きがよく 病原体を見つけて処理する力が高まります 反対に 体温が下がると免疫力は低下します 適度な運動や休息で 適切な血流をアップし 免疫力を高めましょう 免疫力アップ 4つのポイント 1 お風呂につかる 2 体を休めてリラックス 3 適度な運動 4 身体にあった衣服の着用 これからの季節に衣服を選ぶときのポイント おすすめは 子どもが着脱しやすい服 動きやすい服 重ね着で調節できると気温の変化に対応しやすくなります   肌着の上に 長袖のティーシャツなどの薄手のものを着て 長ズボンを履くとよいでしょう さらに 寒いときは 肌着と長袖ティーシャツなど薄手のものの上に長袖のベストを重ねる方法もあります 肌着を着ましょう 肌着を着ることで 空気の層ができて温かく過ごせます  また 子どもは 汗をかきやすいので 肌着は汗を吸いとる役目もあります 適切な衣服を選ぶことで皮膚トラブルを防ぎ 心身のストレスを軽減することにつながります また 適切な体温調節にも役立ち 免疫力の維持につながります 保育園の給食レシピ レシピその1 根菜入りドライカレー 秋の豊富な食材を使った 体が温まるメニューです 材料 子ども4人分です 米200グラム サラダ油こさじ1 たまねぎ1個 豚ひき肉200グラム 食塩こさじ2分の1 ごぼう3分の1本 にんじん2分の1本 れんこん50グラム 水50グラム 様子を見て加減する カレー粉1グラム  とんかつソースこさじ1と2分の1 ケチャップこさじ1と2分の1 しょうゆこさじ1 はちみつ1.5グラム 片栗粉5グラム 水10グラム 作り方 手順1 たまねぎ ごぼう にんじん れんこんは 粗いみじんに切る 手順2 サラダ油で豚ひき肉と1のたまねぎ ごぼう にんじん れんこんを炒めて 様子をみながら水を加える 材料がやわらかくなったら調味料で味付けし 最後に 水溶き片栗粉でとろみをつけ 炊いたご飯の上に乗せて完成 レシピその2 ブロッコリーのカリカリサラダ ビタミン類が豊富にとれ 保育園で人気のメニューです 材料 ブロッコリーひとふさ サラダ油こさじ2 ちりめんじゃこ20グラム 酢こさじ1 しょうゆこさじ1 作り方 手順1 ブロッコリーを食べやすい大きさに切り 茹でる 手順2 ちりめんじゃこをサラダ油で炒める 手順3 酢と しょうゆでドレッシングをつくり 茹でたブロッコリーと サラダ油で炒めた ちりめんじゃこを混ぜて完成 おおきくなあれ 冬号 令和7年 2025年 12月 世田谷区 子ども若者部保育課 編集 看護師業務連絡会  感染性胃腸炎にご注意ください 感染性胃腸炎は 体内にウィルスや細菌が入ることで  下痢や吐き気 嘔吐 腹痛 食欲不振 発熱などを引き起こす感染症です ウィルスの特定は難しいために病名が 胃腸炎やおなかの風邪等 多様になることが しばしばあります 非常に感染力が強く 脱水症状を合併することがあり注意が必要です 感染性胃腸炎にかからないためには 1 外から帰った時や食事の前 トイレの後等 石鹸と流水で十分に手を洗いましょう   石けんを十分に泡立てて30秒を目安に手指を洗い、流水ですすぎましょう 2 食器や調理器具はよく洗いましょう   生野菜はよく洗いましょう   食品は中心まで十分加熱し 作ったものは早めにたべましょう 家族内感染を防ぎましょう 嘔吐物の処理は部屋の換気を十分に行いながら 使い捨てのエプロンや手袋を使用して 塩素系漂白剤を薄めた液で消毒します 詳しい消毒方法は後ほどお伝えします             処理後は石鹸で手洗いをしっかり行いましょう ノロウイルスはアルコール消毒が効きません タオルを共用しないようにしましょう                 排泄後 トイレのふたは閉めて流しましょう 消毒薬をつかった消毒方法をご紹介します 消毒薬のつくりかた 水500ミリリットルに ハイターなどの5パーセントから6パーセント濃度の塩素系漂白剤を10ミリリットル入れる 10ミリリットルの目安は500ミリリットルのペットボトルのキャップ2杯です 消毒方法 1 直接吐物がついたものは 30分程度浸けましょう   色落ちすることがありますのでご注意ください 2 環境消毒をする時は 消毒薬を布やキッチンペーパーに含ませて 特に ドアノブ トイレ 洗面台をふき取ります 3 消毒後は水でさらにふき取りをします   10分くらいで水のふき取りをしないと金属部分が傷むので注意しましょう 4 換気も忘れずに行いましょう 熱湯をつかった消毒方法もあります 1 湯温を85度以上に保ち 60秒以上つけ置きする 2 熱湯につけ置き後 他の洗濯物とは混ざらないように 別にして最後に洗濯する   色落ちは防げますが縮む恐れがあります   消毒中のやけどや水の事故にもご注意ください 嘔吐や下痢の時の水分補給 脱水を予防するため水分補給を十分に行いましょう 湯冷ましや経口補水液 こども用イオン飲料などがよいでしょう 吐いた後は吐き気が治まってから飲ませましょう 30分から1時間程度の間に吐き気がなければ ティースプーン1杯からはじめます  常温でこまめに少しずつ スプーンを使って約5ミリリットルから10ミリリットル程度を 5分から10分ごとに飲ませましょう 嘔吐がとまらないときは かかりつけ医に相談して指示に従いましょう