これは、世田谷の子どもの権利をまもる・せたがやホッと子どもサポート広報紙せたホッとレター第21号です。 「せたホッと」への相談をチェック!」してみましょう 相談件数について 令和5年度の中高生の相談は、中学生が40人(66%)、高校生が21人(34%)でした。自分の世代の相談件数が分かりましたか? 相談方法について 中高生が最初に「せたホッと」に相談するときはメール(29人、48%)が最も多くて、次に電話(22人、37%)、はがき(7人、12%)、手紙(2人、3%)の順になりました。「せたホッと」にどうやって相談するかが分かりましたか? 「子どもの権利をチェック!」してみましょう T 子どもには権利がある U 嫌なことは嫌と言える V 自分の思ったことや考えたことを自由に表現できる場がある W 受験生だけどたまには遊んだり休んだりしていい X 信頼できるおとながいる Y 友だちに嫌なことをされない Z 学校や家は安全な場所だと思える [ きちんとご飯を食べられている みなさんには大事な権利があります。 みなさんの権利は「子どもの権利条約」という国際条約で定められています。どんなことが書かれているのか、「せたホッと」に寄せられた実際の相談とともに紹介します。 部活動や習い事について 第12条 意見を表す権利、第19条 あらゆる暴力からの保護、第36条 あらゆる搾取からの保護 が定められています。 これに関連する実際の相談は、「休ませてもらえないというか、休んだら嫌味を言われる…」、「部活が辛くなったので辞めたい」、「コーチが厳しく、ずっと怒られている」がありました。 スマホ・インターネットの悩みについて 第16条 プライバシー・名誉の保護、第34条 性的搾取からの保護 が定められています。 これに関連する実際の相談は、「知らない人からしつこく「会おう」と誘われる」、「SNSで悪口を書かれたり、いきなりキレられたりする」、「SNSのトラブルで謝っても許してもらえない」がありました。 身体・心・友達の悩みについて 第2条 差別の禁止、第6条 生きる権利・育つ権利、第24条 健康・医療への権利、第27条 生活水準の確保 が定められています。 これに関連する実際の相談は、「おとなになるのが怖い」、「同性が好きときどき苦しくなる」、「自分の顔が嫌すぎて、生きるのが面倒になった」、「本音を言える友達がいない」、「一人で考えるとマイナスな方向で考えてしまい不安になる」がありました。 勉強・進路の悩みについて 第3条 子どもにもっともよいことを、第28条 教育を受ける権利、第29条 教育の目的、第31条 休み、遊ぶ権利 が定められています。 これに関連する実際の相談は、「勉強に追われて心が病んでしまいそう」、「親が勝手に進路を決める」、「意欲がわかない課題が終わらない」がありました 「せたホッと」 Q&A〜本当に安心して相談できますか?〜 Q1.秘密にするって言ってるけど、話の内容によっては学校や親に連絡するんじゃない? A1.せたホッと」に話してくれたことは、どんなことでもあなたの許可なしに学校や親に伝えたりしません。伝えなければいけないときはあなたの許可をもらいます Q2.自分に問題があるときは「せたホッと」の人も上から目線で注意してきたり指摘したりするんだよね? A2.「せたホッと」はあなたが思うあなたにとってのいいことを一緒に考えます。あなたの人生の主人公はあなただから、どんな話であってもあなたの気持ちに寄り添ってお話を聞きます。 Q3.何が問題なのかわからないけど、なんだかもやもやする。話すことがまとまっていなければ、相談しても意味ないよね? A3.うまく話せなくてもだいじょうぶです。「せたホッと」はあなたの心と体が安心して安全に毎日が送れるようになるまで、自分でもよくわからないもやもやにも寄り添います。今の気持ちを聴かせてください。 Q4.自分さえ我慢すればいいと思っているから相談なんて必要ないよ。 A4.あなたもあなたが尊重している人と同じくらい大切な一人の人間です。我慢しない解決方法を一緒に考えましょう。 「せたホッと」からのメッセージ みなさんは誰ひとりとして、「どうでもいい」人はいません みなさんには、ひとりひとりがしあわせに生きていく権利があります それは、みなさんが生きている限り、決して失われないものです そして、しあわせに生きていることに、ほこりを持てるような毎日を過ごしてください わたしたちは、みなさんがしあわせに生きてくれることを、心から願い、伴走していきます