第1回区政モニターアンケート結果 令和5年5月実施 1.調査目的 ■「選挙について」  選挙管理委員事務局  区民の皆さんの地方選挙に対する意識や関心のほか、選挙啓発活動の認知度を調べ、今後の選挙事務の参考とするため、区政モニターアンケートを実施いたしました。 ■「成年後見制度の認知度について」    保健福祉政策部 生活福祉課 区では、令和2年度末に世田谷区成年後見制度利用促進基本計画(令和3~5年度)を策定し、認知症や知的障害などで判断能力が不十分となった場合に、成年後見制度を利用して住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、本計画に基づき、制度の普及啓発に努めてまいりました。 今回の調査結果を、前回実施時の令和3年度の調査結果と比較することで、世田谷区成年後見制度利用促進基本計画(令和3~5年度)の施策評価・検証を行い、令和6年度からの(仮称)第2期世田谷区成年後見制度利用促進基本計画策定の検討資料とするため、区政モニターアンケートを実施致しました。 ■「世田谷区の文化・芸術振興施策について」 生活文化政策部 文化・国際課 区では、「世田谷区文化及び芸術の振興に関する条例」及び「世田谷区第3期文化・芸術振興計画(調整計画)」(令和4~5年度)に基づき、様々な文化・芸術振興施策に取り組んでいます。文化・芸術に関する意識や区の文化・芸術施策への意見を頂き、令和6年度を初年度とする次期計画策定に向けた検討資料とするため、区政モニターアンケートを実施しました。 2.調査設計 (1) 調査対象  第20期区政モニター (2) 対象数   200人 (3) 調査方法  郵送配布・郵送回収法又はEメールによる送信・インターネットによる回答 (4) 調査期間  令和5年5月24日から6月7日 (5) 有効回答数 196人(回収率98%) 数値の見方: 特に断りがない場合、すべての設問のn値は196である。    ※n値とはサンプル数(アンケート回答件数) 3.標本構成 (1) 性別 n=196 男 42.9% 女 55.6% その他1.5% (2) 地域 n=196 世田谷 34.7% 北沢 15.3% 玉川 21.4% 砧 19.9% 烏山 8.7% (3) 年代 n=196 18-19歳 2.6% 20-24歳 4.6% 25-29歳 10.2% 30-34歳 8.2% 35-39歳 8.7% 40-44歳 8.2% 45-49歳 12.8% 50-54歳 9.2% 55-59歳 10.2% 60-64歳 6.1% 65-69歳 6.6% 70歳以上 12.8% (4) 性・年齢別 n=197 18-19歳 男 1人 女 4人 その他 0人 20-24歳 男 3人 女 6人 その他 0人 25-29歳 男 4人 女 16人 その他 0人 30-34歳 男 10人 女 5 その他 1人  35-39歳 男 5人 女 11人 その他 1人 40-44歳 男 9人 女 7人 その他 0人 45-49歳 男 11人 女 13人 その他 1人 50-54歳 男 5人 女 13人 その他 0人 55-59歳 男 13人 女 7人 その他 0人 60-64歳 男 5人 女 7人 その他 0人 65-69歳 男 7人 女 6人 その他 0人 70歳以上 男 11人 女 14人 その他 0人 4.質問と回答 ■「選挙について」 問1 令和5年4月23日(日)に世田谷区議会議員選挙・世田谷区長選挙(以下、今回の区議・区長選挙という。)が行われました。 今回の区議・区長選挙が行われることを何で知りましたか。(マルはいくつでも)n=196 ①テレビ・ラジオの報道  41.8% ②新聞・雑誌等の報道 30.1% ③区の広報誌(区のおしらせ「せたがや」) 39.8% ④区のホームページ 7.7% ⑤区のTwitter 5.6% ⑥区のFacebook 0.5% ⑦区のInstagram(Instagramの広告を含む) 0.5% ⑧区のメールマガジン 2.0% ⑨選挙管理委員会の啓発ポスター 20.9% ⑩区役所、北沢・玉川総合支所、烏山区民センターの懸垂幕・横断幕・立看板 12.8% ⑪「親子で投票に行こう」キャンペーンちらし 8.7% ⑫ラジオ「エフエム世田谷(83.4MHz)」での告知放送 1.0% ⑬区立図書館の選挙特集コーナー 3.1% ⑭投票所入場整理券 35.2% ⑮区役所窓口のデジタルサイネージ 0.0% ⑯明るい選挙推進協議会による街頭等での啓発活動 2.0% ⑰選挙管理委員会・明るい選挙推進協議会作成の啓発物品等 1.5% ⑱公営ポスター掲示場(候補者が選挙運動用のポスターを掲示する為の掲示板)51.0% ⑲選挙公報 32.1% ⑳家族・友人・知人から 12.8% ㉑候補者の選挙活動 39.8% ㉒選挙があったことをしらなかった 0.0% ㉓その他 5.1% ㉔無回答 0.5% <調査結果>  今回の区議・区長選挙が行われることをなんで知ったかについて聞いたところ、「公営ポスター掲示場」(51.0%)とほぼ5割で最もたかく、 次いで、「テレビ・ラジオの報道」(41.8%)「区の広報誌」(39.8%)、「候補者の選挙運動」(39.8%)などと続く。 問2 区では若者の投票率向上のために、区内の多摩美術大学と連携した啓発事業を実施しました。 その一つとして、同大学の学生がデザインした啓発ポスター(下図)を掲出し、投票日等の周知を行いましたが、 次の中から、あなたが啓発ポスターを見た場所を選んでください。(マルはいくつでも)n=196 ①区の広報板 12.8% ②出張所、図書館等の区施設 8.2% ③東急世田谷線車内、駅構内 5.1% ④区内私鉄各駅構内 4.1% ⑤自動車教習所0.0% ⑥大学 0.5% ⑦学生寮、会社寮 0.0% ⑧商店街 5.1% ⑨公衆浴場 1.0% ⑩スーパーマーケット 1.5% ⑪郵便局 1.5% ⑫農協 0.0% ⑬コンビニエンスストア 2.0% ⑭その他 5.1% ⑮見たことがない 72.4% <調査結果>  若者の投票率向上のために、多摩美術大学の学生がデザインした啓発ポスターについて、ポスターを見た場所を聞いたところ、 「見たことがない」(72.4%)が7割を超え最も高い。他方、見た場所としては、「区広報板」(12.8%)、「出張所、図書館等の区施設」(8.2%)などと続く。 問3 今回の区議・区長選挙で投票しましたか。 n=196 ①投票日当日(4月23日)に投票した 43.4% ②期日前投票または不在者投票をした 36.7% ③投票しなかった 18.4% ④答えたくない 1.5% <調査結果>  今回の区議・区長選挙の投票状況について聞いたところ、「投票日当日に投票した」(43.4%)が4割を超え最も高く、 次いで「期日前投票または不在者投票をした」(36.7%)、「投票しなかった」(18.4%)、「答えたくない」(1.5%)となっている。 問4 問3で「1.投票日当日(4月23日)に投票した」または「2.期日前投票または不在者投票をした」を選択した方にお聞きします。どなたと投票に行きましたか。(マルはいくつでも)n=157 ①一人で行った 51.0% ②夫婦で行った 31.8% ③家族(18歳以上)といった 8.9% ④家族(中学生以上18歳未満)と行った 0.6% ⑤家族(小学生以下)と行った 15.3% ⑥友人と行った 0.6% ⑦仕事の同僚と行った 0.0% ⑧その他 0.0% <調査結果>  今回の区議・区長選挙に投票した方へ、どなたと投票に行ったか聞いたところ、 「一人で行った」(51.0%)とほぼ5割で最も高く、次いで、「夫婦で行った」(31.8%)、「家族(小学生以下)と行った」(15.3%)などと続く。 問5 問3で「3.投票しなかった」を選択した方にお聞きします。 投票しなかった理由は何ですか。(マルはいくつでも)n=36 ①仕事が忙しく、時間がなかった 27.8% ②旅行やレジャーなどの予定があった  19.4% ③病気又は体調がわるかった  25.0% ④投票所に行くのが面倒だった  16.7% ⑤投票所が遠かった(不便だった、わからなかった) 8.3% ⑥適当な候補者がいなかった 16.7% ⑦候補者の人柄や政策がわからなかった 13.9% ⑧今回の選挙は特に関心がなかった 13.9% ⑨選挙によって政治や暮らしが良くなるわけではないと思った 8.3% ⑩自分ひとりが投票しなくても選挙に影響がないと思った 8.3% ⑪感染症対策の為外出を控えていたから 0.0% ⑫投票所の感染対策に不安があったから 0.0% ⑬その他 13.9% ⑭答えたくない 0.0% <調査結果>  今回の区議・区長選挙に投票しなかった方へ、その理由を聞いたところ、 「仕事が忙しく、時間がなかった」(27.8%)が3割近くで最も高く、 次いで、「病気又は体調が悪かった」(25.0%)、「旅行やレジャーなどの予定があった」(19.4%)などと続く。 問6 今回の区議・区長選挙では、期日前投票を告示日翌日の4月17日(月)から投票日前日の4月22日(土)の間、 区内29箇所(区役所及び各まちづくりセンター28箇所)で、朝8時30分から夜8時まで投票することができました。 期日前投票について知っていたのはどれですか。(マルはいくつでも)n=196 ①仕事や旅行などの用事を理由として事前に投票できること 91.3% ②告示日の翌日から投票日の前日まで投票できること 69.9% ③区内29箇所で投票できること 37.2% ④区内29箇所のいずれの投票所でも投票できること 37.8% ⑤朝8時30分から夜8時まで投票できること 43.9% ⑥知らなかった 4.1% ⑦無回答 0.5% <調査結果> 期日前投票について知っていたことを聞いたところ「仕事や旅行などの用事を理由として事前に投票できること」(91.3%)が9割を超え最も高くなっている。 次いで、「告示日の翌日から投票日の前日まで投票できること」(69.9%)、「朝8時30分から夜8時まで投票できること」(43.9%)などとなっている。 問7 20歳代の若者の投票率は、他の年代に比べ低い傾向にあります。今後、若者の投票率を向上させるためにはどのようにしたらよいと思いますか。(記述回答) 投票方法について 57件 (主な意見) ・オンライン投票の実施。若い人は、わざわざ最寄りの投票所を探して、投票所入場整理券等の準備をして、投票所まで実際に出向く、という行動を起こすのが面倒なのだと思います。 ・まず学生に関しては、地域の大学などと協力して投票への呼びかけをするとともに、学内でも期日前投票ができるようにしたり、投票することの敷居を低くする。 ・インターネットを利用したり、区外の施設でも投票できるようにしたり、24時間開設している投票所を設けたり、いつでもどこでも気軽に投票できる仕組みを整備する必要があると思う。 ・非効率的ではあるが、簡易的な案に対して直接投票することができるような、簡易国民投票的な制度をもっと取り入れてほしい。 啓発活動について(49件) (主な意見) ・若者の意見が区政に反映されていることの実感を持たせること。 ・参政権を得るためにどれだけたくさん闘ってきたことを知れば、選挙の1票を無駄にすることはできないと思います。 ・議員の仕事内容並びにその職責や必然性などを、もっと区民に対して丁寧に説明すべきと考えます。 インターネット・SNSの活用について(39件) (主な意見) ・YouTubeやTwitterなど、若者の利用が多いSNSを活用して広報活動を行うのが良いと思います。 ・候補者の名前の列挙だけだと顔と名前が一致しないので、政策やスローガンなども含めた情報をホームページに掲載する。 ・若者の集まる場所で選挙の啓発活動をインターネット配信する。 投票者への特典の充実について(31件) (主な意見) ・投票参加回数やボランティア参加回数に応じて、世田谷区施設使用料の軽減や世田谷payの還元率アップ等インセンティブ付与。 ・期日前投票について、「投票整理券の裏面記入でGO!」と簡単に投票できることの周知。投票証明書の発行が気軽にできること、その証明書をクーポンのように利用できること。 ・投票するとメリットがあるようにする。(地方税の割引など) ・選挙をすることによって得が得られるような街と協力した「選挙割」の認知度を上げ、選挙に行こうと思えるような待遇を行うことが大事になってくると考えます。 教育について(31件) (主な意見) ・学校教育のカリキュラムにもっと自治体の政治や税金、取り組みに関することを盛り込んで、自分ごととして捉えてもらう。 ・模擬投票所をセットして実際に経験させ、慣れ親しんで貰うようにする。幼少期から投票の大切さやシンプルで時間がかからないことを実感させる。 ・選挙直前になってあわてて若者向け云々ではなく、今から次の選挙に向けて選挙の重要性を伝えていく。小学校・中学校・高校の授業で選挙について伝えていく。 今回の区議会議員選挙の最下位当選と次点との差、これをよく伝えていくことで「自分の一票が当落を決める重要な一票であることを伝える」。 立地、場所について(27件) (主な意見) ・ネットや会場以外、(イベント会場や駅前)で投票出来ると行きやすそう。 ・区外の施設でも投票できるようにしたり、24時間開設している投票所を設けたり、いつでもどこでも気軽に投票できる仕組みを整備する必要があると思う。 ・主要な駅やバス停等の近場でも実施し、時間的制約、場所の制約を緩和する。 ・若者は、コンビニ利用が多いことから、コンビニでも投票できる仕組みを取り入れていただきたい。 その他ご意見(50件) (主な意見) ・議員がよく分からないので、投票しない方向け、任期満了してその議員が何を実現できたかを他者評価できない。現状誰に入れても同じだろうという厭世感が出てしまう。 終わったものを検証できる仕組みも必要だが、むしろ議員に投票するのではなく政策に投票できる仕組みが欲しい。 ・区政や行政が若い世代にとって身近に感じられるよう,選挙管理委員会などの手伝い等、有償,無償に関わらず,積極的に参加できる環境を作ること。 ・選挙入場券の封筒に日時を印刷して明確化する。若い人たちは忙しいので開封もしない。 ・選挙に行かない者への罰則規定の制定。 ・年代人口による格差を埋める施策が必要だと考えており、例えば20代は一票が1.3人分になるといった補正が無いと結局若者に寄り添う政治は支持されづらいと考えます。 根本から是正するべきで、あくまで目先の投票率をあげようとしても無意味だと思います。 ・諸外国の若者が政治活動に熱心である!という事実を具体的に情報として提供すること。  ■「成年後見制度の認知度について」 問8 成年後見制度とは、認知症や知的障害など判断能力が不十分となった場合に、本人の権利を守る援助者として、 親族、または弁護士、司法書士、社会福祉士等の専門職の成年後見人を家庭裁判所が選び、法的に支援する制度のことです。 成年後見制度という制度を知っていますか。(マルは1つ)n=196 ①よく知っている 13.8% ②少し知っている 44.4% ③よく知らないが聞いたことがある 28.6% ④全く知らない 13.3% <調査結果> 成年後見制度の認知状況を聞いたところ、「少し知っている」(44.4%)が4割半ばで最も高い。 以下、「よく知らないが聞いたことがある」(28.6%)、「よく知っている」(13.8%)、「全く知らない」(13.3%)と続く。 問9 成年後見制度の主な特徴で知っていることはありますか。 (マルはいくつでも) n=196 ①区役所、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会などが、成年後見制度の利用の相談をうけている  25.0% ②成年後見制度を利用するには、家庭裁判所への申し立て手続きが必要である 42.3% ③認知症、知的障害、精神障害などすでに判断能力が不十分な人を支援する「法廷後見制度」と   あらかじめ後見人となるべき人を選任し公証役場で契約を取り交わしておく「任意後見制度」がある 41.8% ⑤法廷後見制度には判断能力の程度により、「後見」「補佐」「補助」の3類型がある 23.0% ⑥成年後見人は、死後事務(本人の死後の葬式や支払い等の事務処理)は原則できない 9.2% ⑦この中に知っている物はない 25.5% ⑧無回答 0.5% <調査結果> 成年後見制度の主な特徴で知っていることを聞いたところ、「後見人は、本人が生活していくうえで必要な行為を、本人に代わって行う」(61.7%)が6割を超え最も高く、 次いで、「成年後見制度を利用するには、家庭裁判所への申立て手続きが必要である」(42.3%)、「すでに判断能力が不十分な人を支援する「法定後見制度」と、 本人が元気なうちに後見人を選任しておく「任意後見制度」がある」(41.8%)などと続く。 問10 将来必要になったら、自分自身のために成年後見制度を利用したいと思いますか。(マルは1つ)n=196 ①利用したい  56.1% ②利用したくない 43.9% <調査結果> 将来必要になったら、自分自身のために成年後見制度を利用したいと思うか聞いたところ、 「利用したい」(56.1%)が5割半ばとなり、「利用したくない」(43.9%)を上回った。 問11 問10で「1.利用したい」を選択した方にお聞きします。 利用したい理由を次の中から選択してください。(マルはいくつでも)n=110 ①きちんと財産管理をして欲しいから 58.2% ②自分の権利を守ってほしいから 66.4% ③身近に成年後見人が付いている人がいて、必要だと思えるから 8.2% ④親族がいないから 4.5% ⑤親族はいるが迷惑を掛けたくないから 31.8% <調査結果> 成年後見制度を利用したいと思う方にその理由を聞いたところ、「自分の権利を守ってほしいから」(66.4%)が6割半ばで最も高く、 次いで、「きちんと財産管理をしてほしいから」(58.2%)、「親族はいるが迷惑をかけたくないから」(31.8%)などと続く。 問12  問 10で「1.利用したい」を選択した方にお聞きします。 誰に成年後見人になってほしいと思いますか。(マルは1つ)n=110 ①親族 59.1% ②専門職 40.9% <調査結果> 成年後見制度を利用したいと思う方に誰に成年後見人になってほしいかを聞いたところ、「親族」(59.1%)がほぼ6割となり、「専門職」(40.9%)を上回った。 問13  問10で「2.利用したくない」を選択した方にお聞きします。利用したくない理由を次の中から選択してください。(マルはいくつでも)n=86 ①後見人に財産などを管理されることが不安  48.8% ②後見人でなくても家族がいる 62.8% ③手続きが大変そう 33.7% ④費用がどのくらいかかるか心配 26.7% ⑤無回答 1.2% <調査結果> 成年後見制度を利用したくないと思う方にその理由を聞いたところ、「後見人でなくても家族がいる」(62.8%)が6割を超え最も高く、 次いで、「後見人に財産などを管理されることが不安」(48.8%)、「手続きが大変そう」(33.7%)などと続く。 問14 成年後見制度をより利用してもらうためには何が必要だと思いますか。 ご自由にご記入ください。(記述回答) 積極的な周知・案内(120件) (主な意見) ・定期的に、せたがやなどの広報誌で分かりやすく特集してほしい。  また、簡単なパンフレットを病院や銀行に置いておくか区のHPに制度の紹介ページを作っておいてほしい。 ・まず、どこに連絡すればいいのかがわかりません。成年後見人が決定するまでのプロセスや概算の費用も広報が必要だと思います。 ・WEBやSNSでもっと啓もうすることだと思います。また、街の掲示板や主要駅・大型店舗(西友など)・公共施設にも張り付けるといいでしょう。 ・後見人に悪意があった場合に、自分や家族に不利益にされてしまうことがないかが心配なので、  そういう不安を持たなくて済むように、制度の詳細を周知してもらえると良いかと思います。 ・この制度を知っている人が少ないと思うので、もっと広めるためにテレビやSNSで発信していき、  皆に知ってもらい、理解してもらうことが必要だと思います。 ・自分の身に降りかかる可能性のある事象をもとに紹介してほしい。 制度の改善(22件) (主な意見) ・過去に後見人となった弁護士の方が、依頼人の財産の一部を着服したという事件もありました。  社会的に信頼される職業についている方でも人間です。魔がさすということもあるでしょう。  それ故、この制度の利用を広めるためには後見人となる方との信頼関係がどのように構築されていくかが重要だと思います。 ・費用の明確性。一度後見制度を利用すると、不要となったとき辞めることが出来ないので、それを可能にすべき。 メリット、デメリットの案内(22件) (主な意見) ・費用等もかかりそうなイメージがあり、不動産を複数所有しているなど、富裕層にはそれでも同制度はメリットあるのかと思いますが、  一般的な家庭ではメリットよりもデメリットの方が大きいと感じます。 ・メリットやその制度を利用することによって生活に影響が出てくるのかを1人でも多くの人に理解をしてもらうことが大事になってくると考えます。 ・近年、本人や家族の同意なしに勝手に後見人を付けられ、費用を払わなくてはならなくなった、財産を動かせない等不安な記事を見かけることが多い。  市区町村長申請で付けられしまうのは以ての外。デメリットしかないように思える制度の利用を勧めるのは理解できない。 制度等のわかりやすい説明(21件) (主な意見) ・後見人の選出方法の分かりやすい説明。後見人の財産管理、生活補佐のルール化。 ・成年後見制度について当人の理解を高める広報活動を丁寧にわかりやすく展開することが必要。  認知症と聞くだけで馬鹿にするなと怒り出して話が前に進まないことがないように、啓蒙活動が必要。 ・Q&Aをわかりやすく、見つかりやすくし、この話に触れる敷居を低くすること。 手続きを簡単にする(19件) (主な意見) ・いざ、制度を使いたいと思った時に、幾つもの書類を取り寄せたり、何ヶ所も役所を回ったり、  本人の判断能力の判定のために何ヶ月も役所の人が来るのを待たなきゃ行けなかったり…とても面倒な印象もある。  実際がどうかは不勉強で分かりませんが…制度を利用したいと思った時に、窓口が分かりやすく、手続きも煩雑で無い事が1番の利用促進になるのではないでしょうか。 ・手続が簡易でインターネット上でも完結できること。(紙でのやりとりや往訪がとても負担になるため。) ・手続きをもっと簡単にする。裁判所の申し立ては、一般人にとってハードルが高い。 利用者の意見を聞きたい(12件) (主な意見) ・ニュースなどで成年後見人を、トピックスとして取り上げる実際に利用されている方、もしくは利用されている方のご家族や知人の声を紹介する。 ・既に利用されている人やその周りにいる方等の実際の声が聞けると、もっと身近に感じられるのかなと思う。 ・この制度が始まって以降、専門家による不正などのニュースが時折流れており、わかりにくい上に制度の安心感も少ないと感じます。 一方でこの制度を利用してよかった、という本人からのフィードバックが得られません。周辺の親族によるものでもいいので、利用実例などがわかりやすい方法(まんがなど)で示されるとよいのかもしれません。 その他ご意見(39件) (主な意見) ・超高齢化社会を迎えている我々自身がよく使っている窓口との連携。したがって、金融機関と地方公共団体との連携ではないでしょうか。 ・この制度を悪用した場合の罰則を厳しくする。 ・後見人の権利をもっと制限し(家族の権利を拡大する)、また後見人へ払う費用をもっともっと低くするべき。 ・本人の家族が成年後見人になるとその負担が大きい場合があるので、専門職後見人に依頼するケースが増えていると思います。  本人の家族の負担を減らすためのサポートを充実させることなどが必要かと思います。 ■「世田谷の文化・芸術振興施策について」 問15  この1年間に、コンサートや美術展、映画、歴史的な文化財、アートや音楽のフェスティバル等の文化・芸術イベントを鑑賞     (テレビ、ラジオ、CD・DVD、インターネット配信等での視聴を含む)しましたか。(マルはいくつでも)n=196 ①映画(アニメーションを除く)  57.1% ②アニメーション映画  30.1% ③美術  50.5% ④美術のうち、特に現代美術 12.2% ⑤ポップス、ロック、ジャズ、歌謡曲、演歌、民族音楽など 30.6% ⑥オーケストラ、室内楽、オペラ、合唱、吹奏楽など 24.0% ⑦ミュージカル 11.7% ⑧演芸(落語、講談、浪曲、漫才・コント、奇術・手品、大道芸、太神楽など) 14.8% ⑨現代演劇、児童演劇、人形劇 9.2% ⑩ストリートダンス、ジャズダンス、民族舞踊、社交ダンスなど 9.7% ⑪バレエ、モダンダンス、コンテンポラリーダンスなど 6.1% ⑫日本舞踊 1.0% ⑬歴史的な建設や遺跡(社寺や城郭などの建築物、遺跡、庭園などの名勝地の文化財) 43.9% ⑭歴史系の博物館、民族系の博物館、資料館など 25.5% ⑮地域の伝統的な芸能や祭り(民族文化財)14.3% ⑯伝統芸能(歌舞伎、能、狂言、人形浄瑠璃、琴、三味線、尺八、雅楽、声明など) 11.7% ⑰食文化の展示、イベント 16.8% ⑱花展、盆栽展、茶会などの展示、イベント 8.7% ⑲そのた  4.6% ⑳鑑賞していない 14.3% ㉑わからない 1.0% ㉒無回答 0.5% <調査結果> この1年間に、文化・芸術イベントを鑑賞(視聴を含む)したかを聞いたところ、 「映画(アニメーションを除く)」(57.1%)が6割近くで最も高く、次いで、「美術」(50.5%)、「歴史的な建物や遺跡」(43.9%)などと続く。 問16  この1年間に、鑑賞ではなく、自分で文化・芸術活動を実践(創作や出演、習い事、祭りや体験活動への参加など)したり、    ボランティアとして活動を支援したりしましたか。(マルはいくつでも)n=196 ①音楽、バレエ、ダンス、美術などの習い事の受講 11.2% ②茶道、華道、書道などの習い事の受講 4.1% ③地域の伝統的な芸能や祭りへの参加 7.1% ④郷土料理や年中行事の料理など伝統的な食分化の継承活動へ参加 2.6% ⑤文学、音楽、美術、演劇、舞踊などの作品の創作 5.6% ⑥マンガ、映画などの映像作品、CGゲーム、メディアアートなどの作品の創作 1.0% ⑦音楽の演奏や、演劇・舞踊・映画への出演など 4.6% ⑧高齢者・障害者・在国外国人の文化・芸術鑑賞、体験促進のための支援活動 3.1% ⑨子供の文化・芸術体験の為の支援活動 6.1% ⑩音楽祭・映画祭・アートフェスなどの開催の為の支援活動 1.5% ⑪美術館・博物館などにおける案内や作品解説などの支援活動 1.0% ⑫劇場・ホールなどにおける案内や政策補助などの支援活動 1.0% ⑬歴史的な建物や遺跡などを保存・活用するための支援活動 1.5% ⑭その他  3.6% ⑮特にしていない 66.8% ⑯わからない 0.5% ⑰無回答 1.5% <調査結果> この1年間に自分で文化・芸術活動を実践したり、ボランティアとして活動を支援したりしたかを聞いたところ、「特にしていない」(66.8%)が7割近くで最も高い。 活動の実践や活動を支援した中では、「音楽、バレエ、ダンス、美術などの習い事の受講」(11.2%)が1割を超え最も高く、 次いで、「地域の伝統的な芸能や祭りへの参加」(7.1%)、「子どもの文化・芸術体験のための支援活動」(6.1%)なとど続く。 問17  区内の文化環境のイメージで、あてはまるものを選んでください。(マルはいくつでも)  n=196 ①ホール、美術館など文化・芸術施設が充実している  50.0% ②地域のお祭りが盛んに行われている 31.1% ③街並みや賑わいのある商店街 43.4% ④古い建物や歴史、文化財などが残っている 29.1% ⑤文化、イベントが盛んに行われている 19.9% ⑥多くのアーティストや文化人が集まっている 25.0% ⑦年齢、障害の有無、国籍等に関わらず、人々が文化・芸術に親しみやすい 12.8% ⑧文化財や伝統文化など伝統的な生活文化と新しい生活文化が融合している 5.1% ⑨区民団体による文化・芸術活動が活発に行われている  13.3% ⑩一流の芸術家・文化人を招いた芸術性の高い文化・芸術イベントが開催されている 5.6% ⑪その他 8.7% ⑫無回答 2.0% <調査結果> 区内の文化環境のイメージを聞いたところ、「ホール、美術館など文化・芸術施設が充実している」(50.0%)が5割と最も高く、 次いで、「街並みや賑わいのある商店街」(43.4%)、「地域のお祭りが盛んに行われている」(31.1%)などと続く。 問18 区内の文化環境に満足していますか。(マルは1つ) n=196 ①満足している 7.7% ②どちらかと言えば満足している 48.0% ③どちらかと言えば満足していない 21.4% ④満足していない 7.7% ⑤分からない 14.8% ⑥無回答 0.5% <調査結果> 区内の文化環境は、「満足している」(7.7%)と「どちらかといえば満足している」(48.0%)の合計で55.7%と5割半ばとなっている。 問19 文化・芸術に関する情報をどのような手段で手に入れていますか。(マルはいくつでも) N=196 ①区広報誌区のおしらせ「せたがや」 54.6% ②せたがや文化財団・世田谷区スポーツ振興財団広報誌「せたがや文化・スポーツ情報ガイド」  16.3% ③テレビ・ラジオ  12.8% ④新聞・情報誌 13.3% ⑤区のホームページ 5.6% ⑥文化施設のホームページ 30.1% ⑦民間のチケット販売サイト 4.6% ⑧SNS(Facebook、Twitter、LINEなど) 23.0% ⑨メールマガジン 23.5% ⑩電車・バスなどの車内広告 30.1% ⑪区掲示板・回覧板 21.4% ⑫施設等のパンフレット、チラシ、ポスター 4.1% ⑬家族・友人・知人からの口コミ、誘い  11.7% ⑭その他 0.0% ⑮特に情報は入手していない・わからない 0.0% ⑯無回答 0.5% <調査結果> 文化・芸術に関する情報をどのような手段で手に入れているかを聞いたところ、「区広報紙 区のおしらせ「せたがや」」(54.6%)が5割半ばで最も高く、 次いで、「文化施設のホームページ」(30.1%)、「電車・バスなどの車内広告」(30.1%)が3割で同率と続く。 問20  区の文化施策として、どのような内容を重視することが良いと思いますか。(マルはいくつでも)n=196 ①身近なところで気軽に文化・芸術に触れられる機会を充実する事。 66.3% ②世界水準で一流の文化・芸術に触れられる企画を開催する事 23.5% ③先進的、先端的な新しい文化・芸術に触れられる機会を充実すること 17.9% ④子供がもっと文化・芸術に触れられる機会を充実すること 46.9% ⑤郷土料理などの地域の食文化の継承・保存、体験機会の充実を図ること 18.9% ⑥年齢、障害の有無、国籍等に関わらず誰もがもっと文化・芸術に触れられる機会を充実する事 27.0% ⑦世田谷の文化・芸術について、SNS等を活用した情報発信を推進すること 29.1% ⑧区民が発表したり、表現できる機会を充実すること  13.8% ⑨ホール、ギャラリー、練習の場などの施設の充実を図ること  25.5% ⑩区民文化団体の活動に関する支援の充実を図ること 8.2% ⑪障害の有無にかかわらず、文化・芸術活動に関する支援を充実すること  17.9% ⑫文化財や史跡、歴史的に継承されてきた行事等の区の伝統文化を紹介、継承していくこと 24.5% ⑬文化財や史跡などを保存・活用し区の魅力として広くアピールしていくこと 31.6% ⑭文化・芸術と他分野(観光、福祉、産業。教育など)と連携して多様な催しを企画開催すること 21.9% ⑮文化・芸術イベントなどによって地域のコミュニティが活性化すること 24.0% ⑯工芸、ファッション、メディアなど、文化・芸術に関連する産業の振興を図ること 14.8% ⑰街角や史跡を活かした街並みなどの景観を整備すること 30.6% ⑱わからない 2.6% ⑲無回答 0.5% <調査結果> 区の文化施策として、どのような内容を重視することが良いと思うかを聞いたところ、「身近な所で気軽に文化・芸術に触れられる機会を充実すること」(66.3%)が6割半ばで最も高く、 次いで「子どもがもっと文化・芸術に触れられる機会を充実すること」(46.9%)、「文化財や史跡などを保存・活用し、区の魅力として広くアピールしていくこと」(31.6%)などと続く。 問21  世田谷区の文化・芸術に対する取り組みについて、ご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。(記述回答) イベントの内容について(44件) (主な意見)   ・世田谷区は広い公園が複数ありますが、その公園を活かした文化・芸術イベントがあっても良いと思います(公園での芸術鑑賞会や工作ワークショップ等)。 ・区内の大学生など若い人たちにアイディアを出してもらい、若年層も楽しめるようなイベントや活用方策を練り、実施してみたらよいのではと思います。 ・夏祭りが大好きなので、お祭りやイベントをたくさん開催してほしい。夏だけでなく、梅雨の時期や、祭りの季節でない時も、広場などで、お祭りやイベントがあると嬉しい。  露店が出るだけでも良いので、定期的に開催してほしい。 ・かなり前になりますが、砧公園で芝能が催されたことがあります。演目の一つ、土蜘蛛は圧巻でした。夜の屋外で、幽玄な能の世界を味わうことができました。  このような催しをまた企画し、多数の人々、特に若い人々に日本の古典芸能の持つ魅力にふれる機会を増やしてほしいと思います。 施設・場所について(26件) (主な意見)   ・世田谷区には、世界基準で建てられた規模の大きいコンサートホールや美術館が無い。 ・古い建物の保存にもっと力を入れてほしいです。 ・世田谷パブリックシアターをもっと活用すべき。 広報について(22件) (主な意見)   ・情報発信をもっと積極的にお願いしたいです。文化・芸術の領域も含め、世田谷区の魅力を区民や区外の皆さんに向けて発信する仕組み・組織が必要だと感じています。  特にインバウンド需要の回復に伴い、インバウンド対応は商店街や各施設だけで対応するのは非効率です。ぜひ、区で主導しこのチャンスを逃さないようにしていただきたいです。 ・あまり文化芸能に関する情報を見かけません。現行の取り組みや、新たな取り組みを区内だけではなく、色々な媒体で広く周知して欲しい。 ・地域の文化団体やイベントに参加してみたいが、参加方法がない。例えば、お祭りの天神囃子にメンバーとして参加したくても、ホームページもSNSもないため繋がる手段がなく、関わることができない。  また、美術関係の展示の情報などは区広報板でしか情報を得られない。さまざまなSNSで発信してほしい。 子ども向けイベントの充実について(18件) (主な意見)   ・子どもたちには自然と触れ合えるイベント、公園探検や渓谷探検、キャンプ体験などあれば参加したいと思っています。 ・未就学児から参加できる音楽・アートのワークショップなどが盛んに行われると嬉しいです。 ・子どもが手軽に触れ合える機会があると嬉しいです。(高齢者だけでなく、学生も巻き込んだ運営だと垣根がより低くなり、また双方にポジティブな影響があるかと思います) 優遇、金額について(14件) (主な意見)   ・区民割を設けてくれるとみんな行きやすくなると思う。文化・芸術に触れたくても、入場料でためらうことが多いので。 ・子供がより気軽に芸術に触れる機会を増やしてほしい。子供向けのイベントや子供を対象とした大幅な料金割引・親子セットの大幅な料金割引。 ・クラシックコンサートや、英会話教室等、世田谷区で開催して欲しい。それか、民間開催のものを、安く利用出来るように、クーポンを出す等して、  芸術、文化に触れる機会を提供して欲しい。現状、スポーツ等の区主催の教室も、平日昼間が多く、働いている人は恩恵を受けづらい。 支援・助成について(8件) (主な意見)   ・小学生・中学生が日本芸能に触れる機会を区として続けて欲しい。  世田谷区は、自分の芸能芸術を発表したい方が多いと思うので、区として施設の充実、イベントの主催、また、補助金などで活動を支える事を続けていただきたい。 ・文化芸術は消費するばかりにならないよう、活動や教育についての公的資金援助は大事に思う。 その他ご意見(37件) (主な意見) ・北沢地域に住み、文化芸術の世田谷区からのイベントは少なく感じています。最寄りの笹塚が渋谷区な為、渋谷区の活動を多く目にするものの、区民限定などで参加が叶わないものもありました。  この様な他区との隣接する地域の場合、世田谷区が隣接区と共同で開くイベントなども良いのではないでしょうか。 ・下北沢の再開発によって、駅周辺にあった個性的で専門的な小店舗がなくなったのが残念だった。  どこにでもある大きなショッピングセンターを作るのはこれ以上進めず、地域生活に根差した伝統的な商店街の維持活性化を優先してほしい。