2から3ページ 第10号の内容 目次 その情報ちゃんと伝わっているかな?(2から3ページ) まちの中の情報は何のため?(4から5ページ) 情報を伝える取組み(6から7ページ) コラム やさしい日本語(6ページ) 情報を伝える7つのポイント(7ページ) インタビュー 当事者が本当に欲しい情報(8ページ) 教えて!川内先生(9ページ) UDアプリの紹介(10ページ) コラム こんなUDも!(10から11ページ) UD推進計画(第3期)の策定を進めています(11ページ) 世田谷区の取組み(裏表紙) 2から3ページに、イラストを11点掲載しています。 まちの中、駅、お店、窓口の4つの場面に分かれ、何かに困っている人物をシルエットにしたイラストが、2〜3つずつ描かれている。 その情報ちゃんと伝わっているかな? まちの中には情報があふれています。その情報、本当に伝わっていますか?どのような人が、どのように困っているのでしょうか。 せたっち:困っている人がいるみたい。どうしたら、伝わるのかな? まちの中 シーン1の場合 白杖を持ったシルエットの人が、視覚障害者誘導用ブロックをたどって歩いていると、自転車にふさがれ、「またか。進めないよ…」と思っている。 せたっち:視覚障害者誘導用ブロックの上で立ち止まってるけど、どうしたのかな? シーン2の場合 掲示板の手前に植栽がある。腰に手を当てて杖を持ったシルエットの人と、車椅子のシルエットの人が掲示板の前にいる。車椅子のシルエットの人は「近づけなくて読めない…」と思っている。 シーン3の場合 白杖を持ったシルエットの人が青信号の横断歩道の前に立ち止まっている。車道や歩道にはほかの人や車などは見当たらない。 せたっち:青信号なのに、どうして渡らないのかな? 駅 シーン4の場合 駅の改札窓口はシャッターで閉まっているが、白杖を持った人が、インターホンを使って駅員と会話している。インターホンの横には「ご利用の方はインターホンを押してください」と書かれている。その隣の改札を通過するシルエットの人はインターホンで会話している白杖を持った人を見て「あのインターホンじゃ、問合わせできないな…」と思っている。 シーン5の場合 ホームに電車が止まっており、扉が開いている。二人のシルエットの人が電光案内板を見上げながら「何かあったのかな?」と思っている。電光案内板には普段通りの電車時刻の案内が表示されている。 せたっち:アナウンスが流れているけど、伝わっていないみたい? お店 シーン6の場合 料理を前にして座っているシルエットの人が料理に手を付けず「…」と考えている。 せたっち:料理を前にして、何か困っているみたい? シーン7の場合 シルエットの人が文字だらけのメニューを開いて「どういう食べ物なのかな?」と考えている。 シーン8の場合 カウンターでコーヒーカップを持った店員が「アイスコーヒーの方、お待たせしました。」と言っている。周りには数人の客がいるが、誰も取りにいかない。シルエットの人は「まだかな?」と思っている。 せたっち:誰も取りに来ないけど、どうしてかな? 窓口 シーン9の場合 窓口の職員がカウンターの上に書類とペンを置き、「この欄に名前と住所を記入してください。」と言っている。カウンターの向こう側にいるシルエットの人は「字を書くのか…」と思っている。 シーン10の場合 書類記入用のカウンターに立ったシルエットの人がペンを持ったまま書類を眺め、「どこに書いたらいいか、分からない…」と思っている。 シーン11の場合 窓口の近くに来ているシルエットの人に、職員が右手で方向を示しながら「トイレはあちらですよ。」と言っている。シルエットの人の後ろの方にトイレの案内板が見える。シルエットの人は「あちらってどっち?」と思っている。 せたっち:場所を伝えたけど、何か困っているみたい? 「世田谷UDスタイル」とは 多くの人がまちを快適に利用するための工夫や配慮を、自分自身の日常の暮らしに取り入れ実践していくことが「世田谷UDスタイル」です。様々なスタイルをこの冊子では紹介しています。 UD(ユニバーサルデザイン)とは 年齢、性別、国籍、能力等に関わらず、できるだけ多くの人が利用しやすい生活環境にするという考え方です。