全12ページ 表紙(1ページ) 世田谷UDスタイル 第10号 フリー 世田谷区から発信するユニバーサルデザインのある暮らしのマガジン 情報のユニバーサルデザインについて せたっち:世田谷区UD普及啓発キャラクター 表紙のデザインは、せたっちが肘をついて、左手で触れながら机の上の本を読んでいる。少し考えているような表情で見ている本には「UDとは」と書いてあり、その下には点字で同じ内容が表記されている。背景には少しもやのかかった平仮名やカタカナ、ピクトグラムが散りばめられていて、それぞれ違う色と大きさが混ざり合っている。「第10号」のロゴは記念メダルにリボンが付いた形をしている。 1ページのイラスト1のキャプション:ユニバーサルデザイン普及啓発キャラクター「せたっち」 ご自由にお持ちください! 2から3ページ 第10号の内容 目次 その情報ちゃんと伝わっているかな?(2から3ページ) まちの中の情報は何のため?(4から5ページ) 情報を伝える取組み(6から7ページ) コラム やさしい日本語(6ページ) 情報を伝える7つのポイント(7ページ) インタビュー 当事者が本当に欲しい情報(8ページ) 教えて!川内先生(9ページ) UDアプリの紹介(10ページ) コラム こんなUDも!(10から11ページ) UD推進計画(第3期)の策定を進めています(11ページ) 世田谷区の取組み(裏表紙) 2から3ページに、イラストを11点掲載しています。 まちの中、駅、お店、窓口の4つの場面に分かれ、何かに困っている人物をシルエットにしたイラストが、2〜3つずつ描かれている。 その情報ちゃんと伝わっているかな? まちの中には情報があふれています。その情報、本当に伝わっていますか?どのような人が、どのように困っているのでしょうか。 せたっち:困っている人がいるみたい。どうしたら、伝わるのかな? まちの中 シーン1の場合 白杖を持ったシルエットの人が、視覚障害者誘導用ブロックをたどって歩いていると、自転車にふさがれ、「またか。進めないよ…」と思っている。 せたっち:視覚障害者誘導用ブロックの上で立ち止まってるけど、どうしたのかな? シーン2の場合 掲示板の手前に植栽がある。腰に手を当てて杖を持ったシルエットの人と、車椅子のシルエットの人が掲示板の前にいる。車椅子のシルエットの人は「近づけなくて読めない…」と思っている。 シーン3の場合 白杖を持ったシルエットの人が青信号の横断歩道の前に立ち止まっている。車道や歩道にはほかの人や車などは見当たらない。 せたっち:青信号なのに、どうして渡らないのかな? 駅 シーン4の場合 駅の改札窓口はシャッターで閉まっているが、白杖を持った人が、インターホンを使って駅員と会話している。インターホンの横には「ご利用の方はインターホンを押してください」と書かれている。その隣の改札を通過するシルエットの人はインターホンで会話している白杖を持った人を見て「あのインターホンじゃ、問合わせできないな…」と思っている。 シーン5の場合 ホームに電車が止まっており、扉が開いている。二人のシルエットの人が電光案内板を見上げながら「何かあったのかな?」と思っている。電光案内板には普段通りの電車時刻の案内が表示されている。 せたっち:アナウンスが流れているけど、伝わっていないみたい? お店 シーン6の場合 料理を前にして座っているシルエットの人が料理に手を付けず「…」と考えている。 せたっち:料理を前にして、何か困っているみたい? シーン7の場合 シルエットの人が文字だらけのメニューを開いて「どういう食べ物なのかな?」と考えている。 シーン8の場合 カウンターでコーヒーカップを持った店員が「アイスコーヒーの方、お待たせしました。」と言っている。周りには数人の客がいるが、誰も取りにいかない。シルエットの人は「まだかな?」と思っている。 せたっち:誰も取りに来ないけど、どうしてかな? 窓口 シーン9の場合 窓口の職員がカウンターの上に書類とペンを置き、「この欄に名前と住所を記入してください。」と言っている。カウンターの向こう側にいるシルエットの人は「字を書くのか…」と思っている。 シーン10の場合 書類記入用のカウンターに立ったシルエットの人がペンを持ったまま書類を眺め、「どこに書いたらいいか、分からない…」と思っている。 シーン11の場合 窓口の近くに来ているシルエットの人に、職員が右手で方向を示しながら「トイレはあちらですよ。」と言っている。シルエットの人の後ろの方にトイレの案内板が見える。シルエットの人は「あちらってどっち?」と思っている。 せたっち:場所を伝えたけど、何か困っているみたい? 「世田谷UDスタイル」とは 多くの人がまちを快適に利用するための工夫や配慮を、自分自身の日常の暮らしに取り入れ実践していくことが「世田谷UDスタイル」です。様々なスタイルをこの冊子では紹介しています。 UD(ユニバーサルデザイン)とは 年齢、性別、国籍、能力等に関わらず、できるだけ多くの人が利用しやすい生活環境にするという考え方です。 4から5ページ 4から5ページにイラストを11点、掲載しています。 まちの中の情報は何のため? まちの中には様々な工夫が隠れています。相手の立場を考えて伝え方を工夫しましょう。 せたっち:工夫が大切なんだね。 まちの中 シーン1の場合 安全に歩けるよう、視覚障害者誘導用ブロックの上や周囲には物を置かないようにしましょう。 イラスト:視覚障害者誘導用ブロックの上を白杖を持った視覚障害者がたどって歩いている。誘導用ブロックから少し離れて邪魔にならない場所に自転車が駐輪されている。 シーン2の場合 ロービジョン(弱視等)、車椅子の人、高齢者等に配慮し、手前まで近づいて見えるよう案内板を設置する必要があります。 イラスト:誰もが近づいて見られる位置に掲示板がある。腰に手を当てて杖を持った高齢男性と、車椅子使用の女性が掲示板を見ている。車椅子使用の女性は「面白そう。行ってみようかな?」と思っている。 シーン3の場合 目の不自由な人は、音声案内、車の音、周りの人の足音や動きで信号の色を判断します。横断歩道を安心して渡るためには、音響式信号機やエスコートゾーン(*)等が有効です。 イラスト:白杖を持った視覚障害者が青信号の横断歩道を渡っている。車道や歩道にはほかの人や車などは見当たらないが、音声式信号機から「ピヨピヨ」と音が鳴っている。視覚障害者は「信号機から音がする。渡ろう。」と思っている。 *エスコートゾーンとは、横断歩道内に設置されている突起で、視覚障害者が横断時に横断方向の手がかりとするものです。 参考:警視庁「エスコートゾーンの設置に関する指針」 駅 シーン4の場合 係員がいない窓口には、画面越しでもコミュニケーションがとれるモニター付きインターホンが有効です。また、インターホンまでは視覚障害者誘導用ブロック等で誘導も必要です。 イラスト:駅の改札窓口はシャッターで閉まっているが、白杖を持った人がモニター付きのインターホンで駅員と会話している。その隣の改札を通過する聴覚障害者はインターホンの方を見て、「モニター付きなら、聞こえない私でも使えるね。」と思っている。 シーン5の場合 駅等での緊急放送等が聞き取れない、聞こえない人がいるため、文字での表示も必要です。また、多言語放送、多言語表示も役立ちます。 イラスト:ホームに電車が止まっている。電光案内板を見上げて状況を確認する人が2人いる。補聴器を着けている聴覚障害者は「なるほど。出発は30分後か。」と思っていて、外国人は「英語の説明が流れてる。」と思っている。電光案内板には「10時に再開される見込みです。」という文字が日本語と英語で表示されている。 お店 シーン6の場合 目の不自由な人へ料理の位置を伝える方法として「クロックポジション」という時計の文字盤に例えて伝える方法があります。「6時にお箸」「3時に味噌汁」のように説明します。 イラスト:視覚障害者が配膳された食卓に座っている。隣にいる店員が「お料理の位置をお伝えしたいのですが、どうしたら良いですか?」と聞いている。 シーン7の場合 メニューに写真があると、日本語が分からない人だけでなく、子どもや、文字で理解することが難しい人等にも分かりやすいです。 イラスト:外国人が写真付きのメニューを開いて「この料理、おいしそう!」と思っている。 シーン8の場合 音が鳴り、振動する呼び出しベルがあると、聞こえる人も、聞こえない人も呼び出しにすぐに気付けて便利です。 イラスト:カウンターでコーヒーを持った店員が「アイスコーヒーの方、お待たせしました。」と言っている。周りには数人の客がいて、振動式呼び出しベルを持っている。待っていた聴覚障害者も手元の振動に気づく。 窓口 シーン9の場合 自筆の署名が必要なとき、目の不自由な人、手の不自由な人等は困ります。代筆(*)が可能か相談してみましょう。 イラスト:ギブスの人とその家族が窓口で、「怪我をしているので、娘に代筆してもらってもいいですか?」と職員に聞いている。職員は「代筆可能です。」と答える。 *代筆についての具体的な対応方法は、各機関で定めていますので、事前にお問合せ下さい。 シーン10の場合 様々な方が訪れる窓口では、人的な対応が必要です。 イラスト:書類記入用のカウンターに立った外国人に、職員が「何かお困りですか?」と声をかけている。 シーン11の場合 目の不自由な人には「あちら」「こちら」では伝わりません。具体的に伝えることが必要です。 イラスト:窓口の近くに来ている視覚障害者に、職員が右手で方向を示しながら「トイレは左側へ進んで突き当り左です。」と言っている。視覚障害者は「ありがとうございます。」と答える。 6から7ページ 6から7ページに、画像4点、写真6点を掲載しています。 情報を伝える取組み〜私たちが今からできること〜 音声の文字化 スマートフォンのアプリを使って、その場で話している言葉を文字にして伝えることができます。外国語に翻訳できるものもあります。 写真1:スマホのアプリを使用して音声を文字化されているスマートフォンの画面 手話通訳 手話は、手や指の動きだけではなく、表情や口型等も使って伝える言語です。手話通訳は、話し言葉を耳の不自由な人に手話で伝えるとともに、手話の内容を聴者(聞こえる人)に伝えます。 写真2:手話通訳者2人と、通訳を見ている聴覚障害者 せたっち:実際のワークショップではこんな風に情報を伝えているよ! 写真3:世田谷区のワークショップの様子。中央にいる司会者の言葉を左側の手話通訳者と、右側のモニターに表示されている文字で確認できる。 要約筆記 話している内容をその場で要約し、文字化します。パソコンでのキーボード入力や手で書く方法等があります。世田谷区UDスタイルワークショップでも、要約筆記を取り入れています。 写真4:会場全体のモニターに話した内容が文字で表示されている。 写真5:自分のスマートフォンの画面で文字を確認している様子。 点字・浮き出し文字 目の不自由な人でも、トイレの個室にあるボタンやエレベーターの階数ボタン等が触って区別できるよう、点字や浮き出し文字を使う工夫が必要です。 画像1:トイレの音声洗浄便座のボタンの上に点字がある。 写真6:エレベーターの「ひらく」「とじる」ボタンが浮き出している写真。 視覚障害者向けナビゲーション 目の不自由な人の外出支援のため、スマートフォンを使った音声ガイド付き案内システムが開発されています。実際に、公共施設等や地下鉄で導入されているものもあります。 画像2:白杖を持った視覚障害者がスマホから流れる音声ガイドを聞いている。 スマホからは「正面にはバリアフリートイレがあります。バリアフリートイレの右側には男子トイレ、左側には女子トイレがあります。」と流れている。 色の組み合わせ 色弱の人にも見えやすい色の組み合わせを選ぶことで、みんなにとって見えやすいものにすることができます。同じ赤でも、朱色に少し近づけるだけで判別しやすくなります。 画像3:一般色覚の人の見え方の事例 画像4:色弱の人の見え方の一例 出典:新宿区ユニバーサルデザインガイドブックシリーズ8 音声読み上げテキスト 目が見えない人の中には、パソコンやスマートフォンを使って文字を音声で読み上げ、内容を確認する人もいます。そのため、読み上げない表や図、写真については、内容を文字で説明したテキストデータを提供し読み上げに対応します。 情報を伝える7つのポイント 1 文字の大きさを十分に大きくします。 2 ふりがなやひらがなを表記します。 3 点字・音声読み上げテキストを提供します。 4 通訳・翻訳を行います。(外国語、手話、要約筆記) 5 写真やイラスト、ピクトグラムを入れて分かりやすくします。 6 色だけで区別せず、模様や手触り等、デザインでも差をつけます。 7 その場で必要な文章を読み上げる対応をします。 せたっち:ポイントをふまえて、どう対応すれば良いかを本人に聞いてみよう! コラム やさしい日本語 「やさしい日本語」とは、普通に使っている日本語よりも簡単で、外国人や言葉の理解が苦手な人にも分かりやすい日本語のことです。 1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに、みんなが災害発生時に適切な行動をとれるように考え出されたのが「やさしい日本語」の始まりです。災害時のみならず平時の外国人への情報提供手段としても研究され、行政情報や生活情報、毎日のニュース発信等、全国的に様々な分野で取組みが広がっています。 参考:東京都オリンピックパラリンピック準備局「やさしい日本語」について https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/multilingual/references/easyjpn.html 8ページ 8ページに、写真を1点掲載しています。 インタビュー 当事者が本当に欲しい情報 写真1:元特別支援学校教諭 柴田 留理(しばた るり) ある日、私は聞こえない友人と4人で、美術館に行きました。手話で話しながら展示物を見ていたとき注意事項を説明するスタッフがいました。私たちは立ち止まり説明を聞こうとしたら、スタッフは私たちを見て、なぜか英語版案内ボードを差し出してきました。「この人聞こえにくいのかも?」と考えるより、「外国人なのかも」と判断したようです。 相手の言っていることが聞こえずとまどったり、自分たちの発音が悪かったりすると、相手から私たちが外国人だと判断されることが多いのです。手話を使っているのに、英語で話しかけてくる人もたまにいます。 話しかけられても、気付かず反応できない聴覚障害者もいます。その時、話しかけた人は「聞こえていないかも」と思うより、「無視された」と思ってしまいます。聞こえにくい人が身近にいるかもしれないにも関わらず、「聞こえにくいのかも、聞こえていないのかも」と想像してくれる人は少ないのです。 私は、生まれつきの聴覚障害ではなく、人生の途中で聞こえにくくなりました。そのため、母語は日本語であり、第二言語として英語、第三言語として日本手話を習得しました。普段の生活では補聴器をつけて、口話(※1)でやりとりをすることが多いですが、手話を使う友人と話すとき等、手話を使って話すこともあります。場面によっては、手話通訳や音声認識システムの使用等文字でのやりとりをお願いしたりしています。 聴覚障害者とコミュニケーションを取る際は、聞こえ方やコミュニケーション方法が様々であることを思い出して、どんなコミュニケーション方法が良いか本人に聞いてください。 まちには多様な人が暮らしていますが、施設の多くが歩けない人や見えない人、聞こえない人等、多様な人のことを考えずに作られています。それは「社会の仕組み」や「環境」に障害者の存在が想定されていないことが多いからです。 障害の有無に関係なく、どんな人にも不利にならない環境を考え作り出すことで、より多くの人の社会への参加が可能になります。そのためには、多様な特性がある方々(障害当事者等)の意見を聞くことが何より大切です。 そして、「聞こえにくい人がいるかも」「この人聞こえていないのかも」と想像してみる、想像力も大切にしてほしいと思います。 ※1 口話:口の形から言葉を読み取り、伝えたいことを声に出して話すコミュニケーション方法 9ページ 9ページに、画像を2点掲載しています。 教えて!川内先生 画像1:アクセシビリティ研究所 川内 美彦(かわうち よしひこ)先生の似顔絵。川内先生「一緒に学ぼう」 画像2:せたっちの顔。 質問1 せたっち:先生!バリアフリーなのに使えない人がいるのはどうしてなの? 川内先生:バリアフリーは大事ですが、万能ではないからです。人によって「やり方」が違うため、使えない人がいるのです。 質問2 せたっち:「やり方」って、 どういうことなの? 川内先生:障害のある人は、何かするときに、多くの人とはやり方が違うことがあります。例えば、車椅子を使う人は移動に足ではなく車椅子を使います。 視覚に障害のある人は目で見るのではなく、点字や音で情報を得ます。 「できない」のではなく、「やり方」が違うので不便な思いをするのです。 質問3 せたっち:多くの人とは違う「やり方」をする人は不便に感じるんだね。それって、大変じゃない? 川内先生:そうです。障害のある人の暮らしづらさは、自分たちに合った「やり方」ができないから生まれているのです。問題は、他の人が自分と違う「やり方」を知らないことや、違う「やり方」を受け入れてくれないことです。 質問4 せたっち:あの人は使えるのに、だれかが使えないというのは、不公平だよ! 川内先生:そう、自分に合った「やり方」ができないのは「平等」ではありません。「差別」です。障害を理由に「差別」したり、「平等に暮らす権利を侵害」してはなりません。他の人と平等に出かけて、平等に使えるように、周りが変わる必要があります。 質問5 せたっち:でも、みんなの「やり方」を用意することは難しい気がするな。 川内先生:どんな「やり方」にすれば良いか話し合って、お互いに納得できれば良いのです。例えば、車椅子を使う人がエレベーターのない2階のお店に用があるとき、2階に上がることが無理なら、店員さんがそれを説明して、1階で商品を選べるよう希望の商品を持ってくる等、代わりのやり方で解決することもできます。 質問6 せたっち:なるほど。では、「他の人と同じように使えるため」には、どうしたらいいの? 川内先生:人権や尊厳を大切にする社会には「平等」が重要です。大多数の人とは違う「やり方」をする人のことを無視したり、変に思ったりするのではなく、その人なりの「やり方」や違いを尊重することで、その人の人権と尊厳を守り「差別」を生まない社会をめざしましょう。 10から11ページ 10から11ページに、写真を7点、画像を2点、アプリのアイコン2点掲載しています。 UDアプリの紹介 色のシミュレータ 色のシミュレータは、様々な色覚特性を持つ人の色の見え方をパソコンやスマートフォンで体験するための色覚シミュレーションツールです。 スマートフォン等の内蔵カメラまたは画像ファイルから得た画像をリアルタイムに変換し、それぞれの色覚タイプ(2色覚)ではどのように色が見えるのか、シミュレーションを行います。 詳しくは色のシミュレータで検索ください。 アプリのアイコン1:色のシミュレータ(提供元:浅田一憲) 写真1:色のシミュレータのアプリを使って確認した案内板の写真 WheeLog!(ウィーログ) ウィーログは車いすで実際に走行したルートや、ユーザー自身が実際に利用したスポット等、ユーザー体験に基づいたバリアフリー情報を共有できるスマートフォンアプリです。「車いすでもあきらめない世界」を目指して開発されました。 詳しくはウィーログで検索ください。 アプリのアイコン2:ウィーログ 画像1、画像2:ウィーログのアプリの画面 提供元 NPO法人ウィーログ コラム こんなUDも! エキマトペ エキマトペは、駅のアナウンスや電車の音といった環境音を、文字や手話、オノマトペ(*1)で視覚的に表現する装置です。 耳の聞こえない・聞こえにくい駅の利用者に必要な情報を表示するだけでなく、電車が出発する音等を文字化して周りの状況を知らせてくれます。また、ホーム上での駅員のアナウンスを感情豊かなフォントで表現することもできます。 詳しくはエキマトペで検索ください。 写真2:エキマトペの画面 写真3:エキマトペが設置された駅 コピーライト 2023 Fujitsu Limited 注釈1 オノマトペとは、自然界の音・声、物事の状態や動き等を音で象徴的に表した語。擬音語・擬声語・擬態語。例えば犬の鳴き声は「ワンワン」等と表現されます。 Ashirase(あしらせ) 視覚障害者向け歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」です。スマートフォン向け専用アプリケーションと靴に取り付ける機器が連携し、目的地までのナビゲーション情報を靴の中の振動を用いてお伝えします。聴覚や手を邪魔することなく、ユーザーが周囲の安全確認等に無理なく集中できるよう、単独歩行をサポートします。 詳しくはあしらせで検索ください。 写真4:あしらせを付けた運動靴とアプリを起動したスマホの画面 コピーライト 2023 Ashirase,Inc. ユニバーサルデザイン推進計画(第3期)の策定を進めています 世田谷区では多くの人が利用可能な生活環境にするため、平成19年3月に「世田谷区ユニバーサルデザイン推進条例」を制定しました。さらに条例の理念を具現化するため、平成21年に「世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画(以下、推進計画)」を策定し、随時見直しを行いながら、平成31年3月に策定した推進計画(第2期)後期を運用してきました。 このたび、令和5年度、6年度の2ヵ年をかけ、推進計画(第3期)の策定を行っています。策定にあたり、区民の皆様からのご意見やアイディアをお聴きするために令和5年9月9日(土)に意見交換会を実施しました。当日は無作為抽出で選ばれた20代から70代まで(外国籍の方含む)の方23名にご協力いただき、たくさんのご意見をいただきました。 いただいたご意見やアイディアを活かせるよう、ただいま第3期計画の内容を検討しています。今後も区民の皆様が参加できる機会を作りながら令和7年3月に計画を策定する予定です。 写真5、写真6、写真7:意見交換会の会場の写真。 せたっち:当日は各テーブルで出された意見をUDサポーターが発表したよ。とっても活躍していたね! 裏表紙 裏表紙に、画像を1点、写真を1点掲載しています。 世田谷区の取組み 1 移動等円滑化促進方針 世田谷区では令和元年10月に「先導的共生社会ホストタウン」に認定されたことを受け、UDのまちづくりや心のバリアフリーの推進等により共生社会の実現に向けた取組みを更に推進していくため、令和5年6月にバリアフリー法に基づく「世田谷区移動等円滑化促進方針」を策定しました。また、モデル地区として「世田谷区役所周辺地区」を促進地区に選定しました。 促進地区では、多くの人が往来する鉄軌道の駅と道路とが接する部分について新設・改修等を行う場合、当該管理者は区に届出が必要です。施設の利用と移動に関するバリアフリー化の促進について様々な事業者と連携・協力を図りながらユニバーサルデザインの取組みを更に進めてまいります。 画像1:促進地区、生活関連経路、生活関連施設についてのイメージ図 ホームページで「移動等円滑化促進方針」を検索ください。 2 情報のUDガイドライン 世田谷区では職員向けに印刷物やサイン等を作成する際に配慮すべきポイント等をまとめた「情報のユニバーサルデザインガイドライン」を作成しています。区民や事業者の方々にも参考資料として活用できるようにホームページでも公開しています。ぜひ、ご活用ください。 写真1:情報のUDガイドラインの冊子 ホームページで「情報のUDガイドライン」を検索ください。 国士舘大学まちづくり学系の学生に表紙・イラストのデザインを協力していただきました。 国士舘大学3年生都市デザイン研究室 皆木さん 奥付 UDスタイル第10号 令和6年(2024年)3月発行 世田谷区 都市整備政策部 都市デザイン課 連絡先 〒158-0094 世田谷区玉川1-20-1 二子玉川分庁舎 電話 03-6432-7152 FAX 03-6432-7996 ホームページ 「世田谷区 ユニバーサルデザイン」で検索 冊子 「世田谷区 冊子・リーフレット等」で検索 広報印刷物登録番号 No.2212 ご意見をお聞かせください。 「世田谷UDスタイル」第10号はいかがでしたか?皆様のご意見を活かして、より魅力的なユニバーサルデザインのまちづくりを進めていくため、アンケートにご協力ください。回答は上のはがきにご記入いただくか、以下のFAXやメールアドレス宛にご回答ください。 ご回答いただいた方、全員に素敵なプレゼントをお送りします。(プレゼントの内容は裏面をご覧ください) ・FAX 03-6432-7996 ・メールアドレス SEA02092@mb.city.setagaya.tokyo.jp ※ご記入いただきました個人情報は、プレゼントの発送や都市デザイン課からのご案内以外で使用いたしません。 ※アンケートはプレゼント応募締め切り後も受け付けています。 ※プレゼントの応募締切は令和6年4月26日必着です。 プレゼントとして、ユニバーサルデザイン普及啓発キャラクター“せたっち”の付箋をお送りします。お1人様1点限りとします。 (付箋のサンプル画像) 上の専用はがきのアンケートにお答えください。 ※応募多数の場合、予告なくプレゼント内容が変更になる場合がございます。 切り取るとハガキになります。 専用はがきのアンケートにお答えください。 ハガキおもて面 はがき料金の切手を貼ってください 〒158-0094 世田谷区玉川1-20-1 二子玉川分庁舎 世田谷区 都市整備政策部 都市デザイン課 「世田谷UDスタイル」アンケート担当 行 ハガキ裏面:「世田谷UDスタイル」第10号アンケート 問1 おもしろかった記事はどれですか。1つ選んでください。 2から3ページ その情報ちゃんと伝わっているかな? 4から5ページ まちの中の情報は何のため? 6から7ページ 情報を伝える取組み 6ページ コラム やさしい日本語 7ページ 情報を伝える7つのポイント 8ページ インタビュー 当事者が本当に欲しい情報 9ページ 教えて!川内先生 10ページ UDアプリの紹介 10から11ページ コラム こんなUDも! 11ページ UD推進計画(第3期)の策定を進めています 裏表紙 世田谷区の取組み 問2 UDを広めていくためにはどの取組みが効果的と思いますか。(3つまで) 2から3ページ その情報ちゃんと伝わっているかな? 4から5ページ まちの中の情報は何のため? 6から7ページ 情報を伝える取組み 6ページ コラム やさしい日本語 7ページ 情報を伝える7つのポイント 8ページ インタビュー 当事者が本当に欲しい情報 9ページ 教えて!川内先生 10ページ UDアプリの紹介 10から11ページ コラム こんなUDも! 11ページ UD推進計画(第3期)の策定を進めています 裏表紙 世田谷区の取組み「移動等円滑化促進方針」 裏表紙 世田谷区の取組み「情報のUDガイドライン」 その他 (自由記述) 問3 冊子をどちらでお知りになりましたか。(自由記述) 問4 UDを進めていくために必要な取組みや記事があれば教えてください。(自由記述) 問5 世田谷区のUDの取組みについて、今後区民の方が参加可能なイベントや講座情報の配信をご希望の方は以下のチェック欄にチェックをお願いします。 またメールアドレスを教えてください。メールもしくはお電話でお知らせします。 問6 その他ご意見がありましたら、教えてください。(自由記述)