喜多見地区ミニコミ紙「のがわ」 発行号、第107号 発行日、2024年7月発行 発行者、のがわ編集委員会 事務局、喜多見まちづくりセンター、03-3417-3401 管内データー 2024年6月現在 人口33334人、前号比92人増 男16463人、女16871人 世帯数16169世帯、前号比143世帯増 ご協力ありがとうございました。 古着・古布リサイクル回収量 5月12日実施、14320キログラム 次回は11月17日日曜日の予定です。 1面 春の防災訓練 喜多見北部町会、「共助」の防災訓練 右の黄色いタオルを見かけたことはありますか。 これは喜多見北部町会が行っている大震災発生時の安否確認訓練です。 その取り組みを取材しました。 2021年、成城自治会が熱心に取り組んでいる「安否確認標識を使った訓練」を教えていただき、喜多見北部町会でもできる形にしてチャレンジしようと話し合いました。 2022年、エリアごとに4回の試行訓練と町会員からのアンケート回答分析を行ったところ、思った以上の高評価と継続を望む声が寄せられ、2023年に全域での「安否確認タオル」を活用した訓練を行うことができました。 訓練は、大地震発生を想定。 家族の無事と家の中の安全を確認、この黄色いタオルを外から見えやすいところに掲示し、周りの方と声を掛け合います。 その後は、各家庭できる範囲で備蓄品のチェックや耐震対策などを話し合う「防災力を高める日」として過ごし、在宅避難体験などの感想やご意見をいただいています。 2024年3月訓練では、「喜多見駅前広場での防災訓練」も併せて開催。 野川ドッグエリアの会による「ワンちゃんの防災コーナー」のほか、消火訓練、煙中テント、トイレや備蓄品の展示と説明コーナーを設けたところ、 便利なものや使いやすいものを実際に見て手でさわり、役立つ情報を気楽に聞き合う機会となり、多くの方に喜んでいただきました。 喜多見西部町会、防災訓練 3月10日、滝下橋緑道中央広場にて行いました。 炊き出し訓練と放水訓練、煙中避難、初期消火、救命救護(AED)の各訓練と、防災用品の展示を行いました。 炊き出し訓練。 以前はご飯を炊き、カレーも作っていましたが、今は釜でお湯を沸かしてアルファ化米を作り、レトルトカレーと一緒に配布しています。 当日は、お湯を沸かした後、甘酒を温めて無料配布しました。 スタンドパイプとD型ポンプの操作方法を見学。 実際に参加者に操作体験をしてもらい、順番に放水訓練をしました。 子どもたちも楽しんで放水していました。 2面 青少年喜多見地区委員会主催 ボウリング大会、懇親会開催 3月16日土曜日、10時から世田谷オークラボウルでボウリング大会が行われました。 小学6年生から高校生までの子どもたち43人が参加。 高らかに開会宣言の後、1レーン4人でチームとなり熱戦が繰り広げられました。 初めてボールを持つお子さんもいて、ピンまで届くのも至難の業。 「 みぞそうじ」も度々、それでもストライクやスペアが出るとみんなで大拍手。 得意げな顔や悔しそうな顔があちこちで見られ、楽しいひと時でした。 午後から場所を移動し、喜多見東地区会館にて表彰式と懇親会を行いました。 優勝チームや個人賞など各賞が発表され、あちこちで歓声が上がりました。 最後に、会場に集った大人や子ども、スタッフ含めた全員が、一言スピーチします。 今回の発表テーマは 「今年挑戦すること」。 まさに新年度を迎える時に、それぞれが自身の目標や挑戦したいことを言葉にするという企画に感動でした。 どうか充実した素晴らしい一年でありますように。 赤ちゃんとふれあい体験授業 3月、喜多見中学校と砧南中学校でNPO法人砧・多摩川遊び村による「赤ちゃんふれいあ体験授業」が、卒業式間近の3年生を対象に行われました。 これは、赤ちゃんの存在をより身近に感じてもらうために、実施団体と学校が協働して、学校の子どもたちと近隣在住の赤ちゃんがふれあう体験を行っているものです。 取材に伺ったこの日は、生後3か月半から1歳4か月の赤ちゃんとお母さん6組のボランティア親子が参加されました。 始めにスタッフから生徒たちに、赤ちゃんとの接し方、声の大きさや抱っこするときの注意点、赤ちゃんと仲良くなるポイントなどを説明します。 その次に人形を使って抱っこの練習をします。 本番、実際に抱き終わった生徒に感想を聞くと、「あたたかかった」と返答。 また、ある生徒は「どういう時が一番かわいいですか。」と質問し、「やっぱり笑ってる時かな。でもどんな時も可愛いよ。」とお母さんが答えられ、生徒たちの表情が変わりました。 授業前に校長先生がボランティア親子さんに「生徒たちの心にこの体験が刻まれる。授業の前と後では生徒が確実に変わる。すごく良い授業だ。」と話されていました。 小さくとも思い命が、思春期の子どもたちの心に触れているのでしょう。 最後にスタッフから「みんなたくさんの人の関わりの中で大切にしてもらって大きくなる。苦しい時、辛い時、色んな人に手伝ってもらってほしい。相談できる人をたくさん作ってほしい。自分のことを助けてと言える人になってください。」と。 赤ちゃんを通して命の大切さを学ぶ授業でもありました。 3面 潜入、東京外かく環状道路、東名側本線シールドトンネル工事現場 不定期で行われている外環道トンネル現場視察会、のがわ編集委員会は、このたび1年ぶりに行われるという耳より情報をキャッチした。 5年前、初めての視察会に参加させていただいた以来である。 これは行くしかないと、編集委員はすぐさま立った。 視察会当日の6月8日、視察会参加者はまず工事の状況や今後の予定を模型やパネルを見学し、ひととおり説明を聞いたあと、野川の上を渡る工事関係者専用の歩道橋を通り工事現場へ向かう。 歩道橋の高いところから眺めると、改めてこの工事の巨大さに圧倒される。 セグメントというトンネル外壁が積みあがっているストックヤードもしかり。 ひとつが10トンもあるというセグメントを一体どうやって地下50メートルまで運んでいくというのだ。 いよいよ人間用のエレベーターで地下50メートルへ。 エレベーターの中から真下も見え、あまりの深さにゾゾッとする。 心なしか空気までもヒンヤリ感じる。 地下に到着しドアが開くと、そこはもう高速道路のトンネルだ。 車両用のエレベーターもあるので、こんな地下に大型トラックが置かれているのだが、やっぱり不思議だ。 トンネル内の工事作業者のために空気を送る大きなダクトが天井から吊り下げられている。 また、シールドマシンで削った土を運ぶベルトコンベアも。 そして地上で見たセグメントは、まさにトンネルの外壁となっていた。 現在、東名側からスタートした本線のシールドマシンは、調布市内で発生した陥没事故のためストップしているが、 東名JCTでは外環道と東名高速道路を接続するランプ工事やシールドトンネルの掘削作業も進められており、こちらでも2機のシールドマシンが進んでいるとのこと。 環八の渋滞解消と時間短縮という円滑な交通ネットワークの実現にはもう少し時間がかかりそうだが、私たちのまちにとって、どのような意味があるのか、また在り方についてじっくり考えたいと思う。 視察会は不定期に行われており、次回開催は未定。 工事については、「東京外環プロジェクト」と検索すれば詳細が掲載されており、閲覧も可能です。 鎌田区民センターまつり 6月15・16日の2日間にわたり開催されました。 25団体が舞台で日ごろの活動を発表。 他、ゲームや作品の展示など館内のあちこちで楽しむことができました。 4面 第11回、宇奈根の渡し 5月19日日曜日、喜多見児童館主催の「宇奈根の渡し」が開催されました。 子ども実行委員が棹さしに挑戦し、およそ80人が乗船しました。 人事異動 まちづくりセンター所長は宮戸達彦が成城まちづくりセンターへ転出 真中髙志が環境政策部エネルギー施策推進課から転入 まちづくりセンター職員は會田楽空が財務部納税課へ転出 内田達也が新規採用 非常勤職員は小川典子が上祖師谷まちづくりセンターへ転出 下鶴利恵子が祖師谷まちづくりセンターへ転出 中川稚佐世が新規採用 夏の主な行事、お問い合わせ先は喜多見まちづくりセンター、03-3417-3401 喜多見北部町会主催、災害時「共助」の防災訓練は9月29日日曜日で、場所は町会全域 喜多見西部町会主催、夏まつりは8月31日土曜日の15時30分から19時で場所は、滝下橋緑道中央広場 喜多見中部町会主催、夏休み子どもまつりは7月27日土曜日の15時から17時で、場所は喜多見中学校中庭 喜多見東部町会主催、夏休み子ども会は7月20日土曜日で場所は、須賀神社境内 喜多見上部自治会主催、実行委員会と共催で行う砧っ子夏まつりは7月20日土曜日の15時からで、場所は砧小学校 夏休み締めくくり子ども会は8月25日の16時からで、場所は砧小学校校庭(雨天時は体育館) 喜多見2丁目団地自治会主催、団地まつりは9月21日土曜日と22日日曜日の15時からで、場所は団地ローラー公園 防災訓練は10月6日日曜日で、場所は団地ローラー公園 宇奈根町会主催、盆踊り大会は7月27日土曜日と28日日曜日で、場所は宇奈根氷川神社境内 防災訓練は9月8日日曜日9時からで、場所は宇奈根氷川神社境内 鎌田協和会主催、鎌田納涼盆踊り大会は7月27日土曜日の18時30分からで、場所は鎌田天神社境内 鎌田南睦会主催、、砧小学校PTA校外委員共催で行う自転車乗り方教室・すいか割り大会は7月14日日曜日の9時から12時で、場所は鎌田区民集会所 納涼盆踊りは7月27日土曜日で、場所はゆうぽうとレクセンター駐車場 夜間パトロールは8月10日土曜日と20日火曜日で、集合場所は鎌田2丁目南公園 防災訓練は9月29日日曜日の9時から12時で、場所は東京都市大学総合グラウンド駐車場 須賀神社祭礼は8月1日木曜日と2日金曜日で、湯花神事を実施 鎌田天神社祭礼は10月13日日曜日で、御神輿巡行を実施 宇奈根氷川神社祭礼は10月14日月曜日で、御神輿巡行を実施 喜多見氷川神社祭礼は10月20日日曜日で、御神輿巡行を実施 喜多見商店街振興組合主催、喜多見商店街盆踊り大会は7月27日土曜日と28日日曜日で、場所は喜多見駅前広場 世田谷区区民まつり実行委員会主催、せたがやふるさと区民まつりは8月3日土曜日と4日日曜日で、場所はJRA馬事公苑とけやき広場と東京農業大学「食と農」の博物館 青少年喜多見地区委員会主催、(仮)多摩川であそぼうは9月28日土曜日で雨天中止、場所は二子玉川緑地ピクニック広場 世田谷区たまがわ花火大会実行委員会主催、世田谷区たまがわ花火大会は10月5日土曜日で荒天中止、場所は二子玉川緑地運動場 多摩川クリーン作戦は10月6日日曜日で荒天中止、場所は二子玉川緑地運動場 喜多見地区区民まつり実行委員会主催、喜多見地区区民まつりは11月3日日曜日で荒天中止、場所は喜多見小学校 編集後記 昨年9月に15歳のメス猫「くらら」が旅立った。 後に残ったオスの「しんのすけ」は小笠原諸島の世界遺産登録を目指し、島固有の野鳥を保護するために捕獲された野生児である。 おとなしくて優しい子なのだが、さすが野生児、なかなか人に慣れず、飼い始めて10年でようやく抱っこできるまでになった。 「くらら」を亡くした淋しさからか、私たち夫婦とコミュニケーションを取るようになり、この冬、私の膝の上で初めてゴロゴロ喉を鳴らした時の感動といったら。 二人と一匹の生活が落ち着いてきた先日、獣医の先生から「捨て猫があった」と連絡がきた。夫が勝手に頼んでいたらしい。 会いに行くと、生後1か月のメスの子猫である。抱っこするといきなり私の身体を駆け上がり肩乗り猫となった。 「しんのすけ」に会わせてもビビらない。とりあえずお試しで預かってきた。 子猫を育てるのは25年ぶり。ミャーミャー大声で鳴き続け、1日4回の餌やり。 高齢猫とのんびり暮らす日々は激変した。 介護タクシーと外出支援の経営もスタッフが増え、事務や会議に追われて家庭も自分の時間も後回しにしてきた私たちに、この子は何かをもたらしてくれるのかな。 まずは名前を決めなくちゃ。 森谷 編集委員会 編集長 荒川真佐子 副編集長 鈴木好子、森谷みどり 編集委員 志賀順子、石倉靖久、山本浩美、佐藤壽夫、海老沢リサ、髙階有香、青木恵子