喜多見地区ミニコミ紙「のがわ」 発行号、第111号 発行日、2025年10月発行 発行者、のがわ編集委員会 事務局、喜多見まちづくりセンター、03-3417-3401 管内データ 2025年9月1日現在 人口33453人、前号比13人増 男16546人、女16907人 世帯数16362世帯、前号比11世帯増 次回の古着古布回収は11月16日(日曜日)の予定です。 第43回喜多見地区区民まつり実行委員会より来場される皆様へのお願い 区民まつり会場には、駐車場がありません。 お車での来場はご遠慮ください。 1面 第43回喜多見地区区民まつり 日時は11月3日(祝日・月曜日)、午前9時30分から午後2時30分までです。 小雨の場合は実施、荒天は中止となります。 会場は喜多見小学校です。 催し物 校庭実施 金管バンドクラブによるオープニング 喜楽会踊りの会とJA女性部踊りの会と愛好会による舞踊 きたみ子ども太鼓による和太鼓 明正小学校ハッピーエイサーズによるエイサー 砧南小学校和太鼓クラブと世田谷天竜太鼓による天竜太鼓 東京、おてだまによるお手玉とダンス 明るい選挙推進協議会による明るい選挙啓発 喜多見児童館、鎌田児童館による子ども抽選会 体育館実施 砧小4年による石井戸ばやし 喜多見小学校による金管バンドクラブ 喜多見中学校吹奏楽部による吹奏楽 スペリアーモバレエによるバレエ 模擬店 鎌田南睦会によるお赤飯 中部町会によるわたあめ、フライドポテト 鎌田協和会によるフランクフルト 上部自治会による串だんご 東部町会による焼きそば 西部町会によるスーパーボールすくい ほか 団地自治会によるトロピカルフルーツソーダ 北部町会によるお菓子の詰め合わせ ほか 宇奈根町会による焼き鳥 JAによる野菜直売 民生によるおしるこ 日赤によるとん汁 各コーナー  青少年喜多見地区委員会コーナー 太鼓体験コーナー 児童館コーナー 喜多見小学校コーナー 啓発コーナー わんわんパトロール隊 喜多見ポンポコ会議 社会福祉協議会 あんしんすこやかセンター 身近なまちづくり推進協議会安全部会 ブラックラムズ東京 大三島育徳会 鎌田図書館 白バイと写真撮影 太鼓巡行は午前9時30分須賀神社出発です。 内容等は変更になる可能性がございます。 おねがい 駐輪場が少ないので、自転車での来場はお控えください。 会場内にごみ捨て場はありません。ごみは各自でお持ち帰りください。 校舎内での飲食はご遠慮ください。 当日の開催情報等はこちらでご確認ください。 せたがやコール、03-5432-3333 区公式X(旧ツイッター) ID @Kinuta_shisho 主催、喜多見地区区民まつり実行委員会 後援、世田谷区 2面 「世田谷の民話」をぶらぶらと 野川にかかる上野田橋に立っている、このかわいらしい車止め。見たことがありますか? これはなんだろう?1匹だけ?何の動物?どうしてここに?頭の中は???でいっぱい。もしやこれは、カワウソ? 昔は、野川にカワウソが生息していて、昔話があるという話を聞いたことがあるような…。気になったので調べてみました。 まずは「世田谷の民話」を読むことに。ありました!カワウソの恩返しの話が。 巻末の「民話のふるさとを訪ねて」には 『昔ワカウソは全国各地に生息していたが、多摩川や野川などでは明治の頃には、姿が見られなくなった』とありました。 そこで、吉沢橋辺りに、民話やカワウソについて何か残っていないか、野川沿いの遊歩道を散策してみましたが、見つからず。 あのかわいらしい車止めの謎は、謎のまま。 そのまま遊歩道を上流に進んでいくものの、手がかりはなく、上野田橋にたどり着きました。 さらに進んでいくと、ひょっこり!1匹だけのもの、2匹が向かい合っているものとビジターセンター前まで、所々に立っている。 遊歩道管轄の砧土木管理事務所に問い合わせてみると、 調べて教えてくださいました。 「遊歩道の整備が行われたのは、昭和61年~平成4年頃のこと。古い資料が残っていないため、詳しいことは分からないのですが…」 ・設置理由や由来は不明。昔カワウソが生息していたことや「吉沢のかわうそ」の民話から、車止めの動物はおそらくカワウソであろう。 ・明確な設置時期は不明。橋の区間で整備をするので、上野田橋~神明橋~谷戸橋は同時期。 ・他にも設置されていたかは不明だが、現在残っているものが全ての可能性もある。(18個確認) (谷戸橋の上流は、狛江市、調布市と管轄が変わるため、世田谷区のみ設置したのではないか。) お忙しい中対応していただき、ありがとうございました。 世田谷の昔をひとつ知ることができました。 「吉沢のかわうそ大魚でお見舞」 その年も、夏がくるのがおそい年でした。いつまでたっても、田や畑の作物にいきおいがつきません。ここ三、四年つづいて作がらが悪く、どこの家でも空をながめて、日がてるのを待ちのぞむ日々でした。 野川沿いの吉沢でも、田に引く水が冷たく、いつまでたってもヒエやアワまでも育ちませんでした。 そんなころ、吉沢の旧家、清吉の嫁のみよに、はじめての男の子が生まれました。 みよは、その子を一生懸命に育てていましたが、その子はぐずついて、泣くことが多いのです。みよの乳がたりないので、空腹をうったえるからでした。 ある晩のことです。めずらしくみよの子は、おとなしく寝入っていました。ところが、どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえてくるのです。それも、わが子とまったく同じ声なのです。 みよは、わが子の寝顔をたしかめて、そっとうらの木戸を開け、泣き声の方へ行ってみました。すると、野川からあがったずぶぬれのかわうそが、こいやふなの大きなものを、何びきもならべていました。 そして、そのかわうそはみよを見ると、安心したようすで近よってきました。みよは、そのかわうその頭に白い毛があるのを見つけ、はっと息を飲みました。 四年ほど前、野川がはんらんしたときのことです。けがをしてぐったりしていたかわうそを、みよが温かく介抱してやったことがありました。あのときのかわうそだったのです。 かわうそは、並べた魚の中から、とりわけ大きいのを一ぴきくわえ、みよにわたしてくれました。 その日から毎夜、かわうそがこいや雑魚をみよの家に運んでくれます。おかげで、みよの乳はたっぷり出るようになり、子どもは夜泣きをしなくなりました。 この話が村に伝わると、乳の出ない女たちがみよの家に、魚をわけてもらいにくるようになりました。 魚をもらった女たちは、みよにお礼をわたそうとしますが、みよは決して受け取ろうとしませんでした。 そして、 「野川のかわうそは、なまなかな人よりもなさけを知っています。赤ん坊の声で泣くかわうそは、わたしの子どもと同じです。どうかかわうそをとらないで下さい」と言いました。 それからというもの、赤ん坊の声で泣くかわうそを、つかまえてはいけないというのが、村のあんもくのおきてとなりました。 吉沢(今の鎌田付近) なまなか、中途半端なこと 「世田谷の民話」より 3面 町会・自治会リレートーク 喜多見北部町会 廣江晶子会長 喜多見北部町会の理事OB・OGが活動する、二つのグループをご紹介します。 2018年暮れ、喜多見商店街理事長の働きかけで駅前二か所に花壇が設置されたのをきっかけに、お花の好きな人たちは自然に集まって「フラワーメイツ」が始まりました。 初夏から冬にかけてはいろいろなお花を植えて楽しみますが、冬の花壇を彩るのは砧中学校I組の生徒さんたちが種から育てたパンジーと力作の絵! 生徒さんたちが植え替えする様子を通りがかった方も足を止め、にこにこして見守ります。 もう一つは地域防災を担う「防災チーム」で、2022年本格的にスタートしました。 家庭での備蓄品や備えのアイデアを提案し、一人ひとりの自助に働きかける駅前での防災訓練と、黄色い「無事です」タオルを使って、ご近所さん同士での共助を考える「共助の防災訓練」が活動の大きな柱です。 その年の理事さんたちと防災チームとが訓練を通じて知り合い、つながっていく積み重ねは、いざという時の心強さだけでなく、緩やかに見守りあう地域の輪となります。 心地よく、安心して暮らせる地域のための、素敵な縁の下の力持ちたちです。 水道道路の交通規制が続きます 現在、野川にかかる水道橋は仮設橋となっており外環道工事に伴う規制が継続しています。 見通しが悪いなど多くの不便な状況が続いている上に、更に令和7年7月~令和8年2月末まで、土日除く9時~18時の間、車両・自転車・歩行者の通行が規制される大きな掘削工事が行われています。 利用者は迂回か工事時間外に利用するなど十分注意をして通行願います。 最終的な水道道路の水道橋完成や開通、次大夫堀公園えのき広場の復元などはまだまだ先の2027年3月とのこと。 喜多見地区から成城に抜ける地域の重要な水道道路が、見通し良く危険なく通行できるようになることを待ちたいものです。 わたしの東京発見ノート(2) 世田谷になれ親しんでくると 「好き!」がふえる 砧公園は桜だけでなく なんじゃもんじゃの木がある 「私も停まります」のコピーをつけて 交通安全のポスターにしたい東急世田谷線 二十三区唯一の渓谷 等々力渓谷は 涼感だけでなく 滝があり古墳があり 不動尊も とバラエティがある ふじみ荘も大好き!になったところで無くなった 残念でならない そして緑道 という名前の散歩道が 区内には多くある 暗渠になった川の上を歩く 桜並木がある 農業用水源として大切にされてきたものだ 曲がり方が自然で気持ちがよい 一足ごとに景色が変わる 昔の橋の名の残った橋げたがあったりする カラスが物干し竿から針金ハンガーを 失敬していくところを見た 北沢川緑道には道辺に小川が流れている この小川を造る工事を眺めながら往来した (北沢川せせらぎ公園と名付けられた) 東京は行く処ではあっても 住む処ではないと思っていた 去年までの自分を 不思議なことのように思いながら・・・ もう三十年前のことだ(壽) 4面 マイナンバーカード 電子証明書の更新手続きをお忘れなく マイナンバーカードに書き込まれた電子証明書には5年の有効期限があります。 有効期限を過ぎると電子申請やコンビニ交付ができなくなるほか、健康保険 証としても使えなくなりますので、必ず更新手続きをお願いします。なお、更新手続きは喜多見まちづくりセンターで行えます(ただし、15歳以上の本人のみ)。 更新手続きの概要 1.通知書の確認:有効期限の2~3 ヶ月前に、「有効期限通知書」が送られてきます。この通知書には更新手続きの案内が入っています。 2.必要書類の準備:マイナンバーカードが必要です。 3.窓口での手続き:喜多見まちづくりセンターなど世田谷区の窓口へ行き、電子証明書の更新申請書を記入します。 窓口で、設定している暗証番号を入力していただくとマイナンバーカードの電子証明書が更新され、手続きが完了します。 詳しくは、喜多見まちづくりセンターまでお問い合わせください。 敬老の日おめでとうございます。 令和7年7月1日現在、喜多見まちづくりセンター管内において、75歳以上の方は3,857人(前年比138人増)で、そのうち100歳以上の方は19人(前年比2人増)です。 ご長寿とご健勝を心よりお祝い申し上げます。 これからも、皆様が穏やかで充実した毎日をお過ごしになられますよう、お祈り申し上げます。 主な行事予定  お問い合わせ先、喜多見まちづくりセンター 電話番号03-3417-3401 喜多見北部町会 地域清掃は12月7日(日曜日)町内全域で実施、歳末夜間パトロールは年末に町内全域で実施、共助の防災訓練は令和8年3月7日(土曜日)町内全域で実施、駅前防災訓練は令和8年3月8日(日曜日)町内全域で実施 喜多見西部町会 町内一斉清掃は12月14日(日曜日)10時から町内全域で実施、歳末夜間パトロールは12月28日(日曜日)から12月29日(月曜日)町内全域で実施、 新年レクリエーションは令和8年1月予定で開催場所は未定、防災訓練は令和8年3月8日(日曜日)滝下橋緑道中央広場で実施 喜多見中部町会 地域安全運動・町内パトロールは10月18日(土曜日)町内全域で実施 歳末警戒パトロールは12月27日(土曜日)から12月29日(月曜日)町内全域で実施 喜多見東部町会 避難所運営訓練は令和8年3月7日(土曜日)喜多見小学校で実施 喜多見上部自治会 避難所運営訓練は11月15日(土曜日)砧小学校で実施、ジェンダーの視点をとりいれた防災減災は12月14日(日曜日)10時からえのき広場で実施 喜多見2丁目団地自治会 クリーン作戦は11月16日(日曜日)と12月21日(日曜日)に団地周辺で実施 歳末夜間パトロールは12月26日(金曜日)から12月27日(土曜日)に団地内全域で実施 宇奈根町会 歳の神は令和8年1月12日(祝日・月曜日)宇奈根氷川神社境内で実施、防災訓練は令和8年3月1日(日曜日)宇奈根氷川神社境内で実施 鎌田協和会 年末町内清掃は12月7日(日曜日)9時から鎌田天神社で実施、町内歳末夜警は12月26日(金曜日)から28日(日曜日)町内全域で実施 鎌田南睦会 避難所運営訓練は11月29日(土曜日)砧南中学校で実施、町内清掃は12月14日(日曜日)9時から町内全域で実施(鎌田2丁目南公園集合)、 歳末警戒は12月26日(金曜日)から28日(日曜日)に町内全域で実施 どんど焼きは令和8年1月18日(日曜日)多摩川河川敷で実施 各避難所運営委員会 喜多見中学校避難所運営訓練は11月30日(日曜日)喜多見中学校で実施 砧南小学校避難所運営訓練は11月30日(日曜日)砧南小学校で実施 喜多見児童館 きたみキッズワールドは10月26日(日曜日)13時から喜多見中学校校庭(雨天時は格技室)で実施 鎌田児童館 こどもまつり『かまじむら』は11月9日(日曜日)13時から鎌田区民センター駐車場と仙川沿いの道路で実施 編集後記 喜多見に初めて来たのは38年前。踏切のあった駅を降り、夫の家までの道のりは、静かで寂しい印象でした。 結婚してしばらくは広島で暮らし、喜多見に住むことが決まった時は、泣きたくなるほどの心細しさでした。 夫の両親を見送り、猫を4匹見送り、夫と猫2匹とあった今では、知人も増え、大好きな場所になりました。 春 野川沿いの桜を見ながら散歩 夏 2階のベランダから見える二子玉川の花火(今は秋開催になりました) 秋 家の前のみかん畑で、近所のこども達とみかん狩り 冬 ふれあい広場から見える富士山と夕日 それぞれの季節を楽しんでいます。 今年は、鎌田、宇奈根地区の方と知り合い、喜多見の好きな場所がさらに増えつつあります。(水野) 編集委員会 編集長 荒川真佐子 副編集長 鈴木好子・森谷みどり 編集委員 水野みゆき・窪田貴子・山本浩美・佐藤壽夫・海老澤義行・髙階有香・青木恵子