アメリカ選手団トレーニングキャンプの実施結果について
アメリカ選手団が大蔵運動公園内施設でトレーニングキャンプを実施しました
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、アメリカ選手団が大蔵運動公園内施設でトレーニングキャンプを実施しました。オリンピック期間中はHPC(ハイパフォーマンス・トレーニング・センター)として、競技を問わず多くの選手が訪れました。HPCでは競技のトレーニングのほか、コンディショニング、スポーツメディカル、食事提供など、幅広い機能を提供しました。なお、選手やスタッフはスクリーニング検査を実施し、新型コロナウイルス感染症の陽性者は発生しませんでした。
トレーニングキャンプの様子を世田谷区公式You Tubeチャンネルで配信しているので、ご覧ください。
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キャンプ概要
期間
オリンピック:令和3年7月4日~8月16日
パラリンピック:令和3年8月17日~8月28日
利用種目
ソフトボール、フェンシング、競泳、トライアスロン、マラソンスイミング、アーティスティックスイミング、水球、トランポリン、体操競技、新体操、バレーボール、ビーチバレーボール、サッカー、ラグビー、空手、テコンドー、柔道、陸上競技、近代五種、アーチェリー
利用人数(のべ人数)
オリンピック期間:3417人
パラリンピック期間:203人
キャンプ会場内
選手は選手村からシャトルバス等で毎日大蔵まで行き来し、様々な競技の選手が大蔵でトレーニングを行いました。
オリンピックチーム
- (1)大蔵第二運動場体育館
- 体育館半面にラバーマットを敷き、アメリカから持ち込んだウェイト器具等トレーニング機材を設置しました。
- もう半面はフェンシングの専用練習会場として使用しました。
- (2)野球場
- ソフトボールチーム、ラグビーチームの練習会場として使用したほか、陸上
- 長距離選手のランニングコースの一部としても使用しました。
- (3)陸上競技場
- 短距離、中距離、長距離、投てき、跳躍など、様々な種目の陸上選手が利用しました。
- 多目的室はリカバリー室になり、ロビーにはトレッドミルが設置されました。
- 陸上チームの利用期間外にはアーチェリーチームが使用しました。フィールド(芝)に的を設置し練習を行いました。
- (4)プール
- 競泳、水球、アーティスティックスイミング、トライアスロンの練習会場でした。また、女子サッカーチーム等がリカバリーとして使用しました。
- 大蔵のプールに冷却機能がなく、夏場は水温が高くなってしまうため、アメリカオリンピック・パラリンピック委員会が冷却器を設置しました。
男子ラグビー
陸上(走り高跳び)
陸上(やり投げ)
女子サッカー
男子柔道
アーティスティックスイミング
パラリンピックチーム
- 陸上競技場をパラリンピックの陸上チームが使用しました。
- 陸上競技場トラックでは車いすレーサー、義足、ブラインドなど様々なカテゴリーの選手、フィールドでは走り高跳、走り幅跳び、投てき種目の選手が練習を行っていました。
- 投てきは体を固定するため地面に杭を打ち、車いすを固定して砲丸や槍を投げていました。
- 陸上競技場内会議室の半面をトレーニングルームにし、もう半面はマッサージ台を設置
- しコンディショニングを行う部屋として活用しました。
レストラン
- コロラドスプリングスのオリンピック・トレーニングセンターで食事を提供しているスタッフが、アスリート用の食事を提供しました。メニューは日替わりで、希望する料理をスタッフがサーブする形式でした。
- テーブル、椅子はUSOPCが全て持ち込み、感染症対策として間隔をあけて設置しました。
- レストランは昼と夜の営業で、1日100~400食程度を提供しました。選手村の食事はとらず、キャンプ会場に食事だけとりにくる選手も多くいました。
- 脂質の多い揚げ物の提供はなく、選手が料理をとりすぎないようお盆は使いませんでした。
- 食事後は、使用されたテーブルの消毒をスタッフが行いました。