防災せたがや 世田谷地域版 26号 女性防災コーディネーターの養成に取り組んでいます 東日本大震災などの実災害の教訓から、男女共同参画の視点からの防災対策の必要性・重要性が指摘されています。「世田谷区地域防災計画」の修正(平成29年)にあたり、 「女性の視点部会」を設置し、応急対策・復旧復興・予防対策において男女共同参画の視点を取り入れました。 現在、具体的な取り組みとして、避難所運営における意思決定や地域の防災活動に参画していく「せたがや女性防災コーディネーター」の養成に取り組んでいます。 専門講師による講義やワークショップなどの研修を通して、男女共同参画の視点からの防災対策などを習得します。 平成31年2月末時点で39名の町会・自治会、青少年委員など地域活動に取り組んでいる方々が参加しています。 研修内容 研修は全8回(2018年11月〜2019年10月の期間)行います。 1  2018年  11月28日 オリエンテーション 年代性別の違いを超えてのコミュニケーションを学ぶ 2  2019年  1月23日 女性の視点から地域防災を考える 3  3月16日 尊厳と健康を守る災害時のトイレについて考える 4   4月20日 被災地の事例から女性の視点での避難所運営、災害復興を学ぶ 5   5月29日 女性の視点を生かした世田谷区オリジナルHUG(避難所運営ゲーム)を作る 6   7月10日 女性の視点を生かした世田谷区オリジナルHUG(避難所運営ゲーム)を作る 7   9月4日 女性の視点を生かした世田谷区オリジナルHUG(避難所運営ゲーム)を作る 8   10月23日 世田谷区の災害対策について 意見交換、修了証の授与 暮らしの中でできる防災対策 東京くらし防災 東京都では、女性の防災への参画を促すことなどを目的として、「東京くらし防災」を平成30年3月に発行しました。 普段の暮らしの中でできる防災対策が紹介されていますので、参考になさってください。「東京くらし防災」は、区の窓口で配布しています。 配布場所の詳細は、下記事務局までお問い合わせください。また「東京都防災アプリ」でも参照できます。下記のQRコードよりアプリをダウンロードしてください。 「東京くらし防災」には、女性向けの非常用物品の紹介も掲載されています。 女性向け非常用物品 例 鏡 生理用品(ナプキン、ショーツなど) 身支度グッズ(マスク、帽子、ヘアゴム、化粧水、保湿クリーム、メイク用品、リップクリーム、クレンジングシートなど) 防犯ブザーや笛 自分の好きな香りグッズ(アロマオイル、香水など) 集中豪雨に注意しましょう! 各自でできる浸水対策 近年増加する集中豪雨  近年、局地的な集中豪雨が増加しています。区内においても、昨年8月の局地的な集中豪雨により、地下や半地下に駐車場や玄関・居室を持つ家屋が 浸水したなどの被害が多く発生しました。集中豪雨による被害から命や財産を守るには、気象情報に注意を払い、自らの工夫と努力で事前に対策することが最も重要です。 防災気象情報の活用   気象情報(大雨・洪水の注意報、警報等)を常に収集できるようにし、水害の予防に活用しましょう。  災害・防犯情報メール配信サービス(区のホームページから登録)  災害情報テレホンサービス(0180−99−3151へ電話)※通常の通話料がかかります。  音声自動応答で世田谷区からの災害に関する情報を聞くことができます。 家屋への浸水を予防するには  地下や半地下の駐車場や玄関等がある家屋では、浸水に対する備えが特に大切です。 家の周りを点検・清掃する    道路の側溝や雨水ますの吸い込み口が落ち葉やごみで詰まると、道路冠水や宅地浸水の原因となるおそれがあります。日ごろから点検・清掃をおこないましょう。 土のうを事前に準備する  土木管理事務所では、土のうを配布しています。事前に各家庭で保管しておきましょう。(急な雨など配布が難しい場合もあります。) 他にも、区ではいつでも土のうを持ち出せるよう「土のうステーション」 を設置しています。 止水板などを設備する             地下や半地下の駐車場や玄関には、写真で紹介しているような、水が流れ込まない工夫がとても有効です 。 道路面より少し高く階段を設けたり、地下車庫に止水板を設置することで、浸水被害が軽減されます。 簡易水防工法で浸水を防ぐ  土のうの代わりに、ごみ袋など日常品を利用して浸水対策をすることもできます。 排水設備は定期的に点検する  地下室にトイレや浴室がある場合は、排水管から下水が逆流して浸水することがあります。汚水の排水設備の点検や豪雨時に使用しないなど、自衛策が大切です。 詳しい対策などについては、区のホームページよりご確認ください。右記のQRコードからもご覧いただけます。 防災研修会を実施しました 平成30年11月16日(金)に世田谷区民会館集会室にて防災研修会を開催しました。 講師として東京管区気象台気象防災部防災調査課から松本守氏をお招きし、「災害をもたらす気象〜防災情報の利活用〜 」というテーマで、 今年の台風の特徴や気象台が発表する防災気象情報の活用方法などについてご講演いただきました。防災区民組織及び防災リーダーから計52名ご参加いただき、 参加者からは気象情報を活用することによって、減災は可能であることを認識できたなどの感想がありました。 防災視察研修会を実施しました 平成31年2月13日(水)に海ほたる(千葉県木更津市中島地先)にある「東京湾アクアライン避難施設」を視察しました。 東京湾の海底大水深下を通る東京湾アクアトンネルの構造はトンネル断面が円形で、一般車道の下には管理用・非常用通路があります。 ご参加いただいた34名の方々とトンネル下部にある非常用通路まで実際に降りて、東京湾アクアラインのトンネル防災システム、防災施設・設備、消防活動対策を見学しました。 救命講習会開催 平成30年9月13日(木)に上級救命再講習会、10月10日(水)に上級救命講習会を世田谷消防署にて開催しました。 防災区民組織及び区立小中学校のPTAの方々を対象に実施し、心肺蘇生やAEDの使い方、止血法などの応急手当を学んでいただきました。 受講者には、「上級救命技能認定証」が発行され、認定証の有効期限は3年間(認定年月日より)です。有効期限前に上級救命再講習会を受講して、知識と技術を維持しましょう。 防災訓練活動状況 区では、防災意識や防災行動力の向上を目的として、町会・学校・幼稚園・保育園・事業所などが行う防災教室(訓練)を支援しています。 今年度も世田谷地域では、初期消火訓練や煙中避難訓練、地震体験訓練などの防災訓練をはじめ、 災害時に避難所の開設や運営を円滑に行えるようにするための避難所運営訓練や医療救護所訓練など様々な訓練を実施いたしました。 災害時に何よりも優先すべき事は自分や家族の命を守る事です。いざという時に適切な行動が取れるように、ご家族や近隣の方と一緒にぜひ訓練にご参加下さい。 今年度の訓練実績(平成31年2月末時点) 防災訓練 220回  28,997人 避難所運営訓練  23回   3,445人 医療救護所訓練(※) 4回 340人 ※避難所運営訓練と同時開催。 世田谷消防署からのお知らせ STOP!住宅火災 平成30年中の世田谷消防署管内の火災件数は95件で、そのうち47件が住宅火災(一般住宅や共同住宅からの火災)でした。 住宅火災の出火原因 1位 ガステーブル等 2位 たばこ 3位 電気コード、放火 STOP!こんろ火災 調理中に離れない 周囲に燃えやすいものを置かない 防炎製品のエプロンやアームカバーを使用する 火が鍋底からはみ出さないように調節する 安全機能(Siセンサー)付きこんろを使用する STOP!たばこ火災 寝たばこは絶対にしない 飲酒→喫煙→うたた寝に注意 吸殻を灰皿にためない 吸殻は水で完全に消してから捨てる 火種を落とさないよう安全な場所で喫煙する もしもの火災に備えて備えよう!住宅用火災警報器 住宅用火災警報器は火災を早期に発見し、あなたと家族の大切な命を守るものです。 設置場所は 全ての居室・台所・階段です 性能維持のため、ほこりなどを掃除しましょう ボタンを押すか、ひもを引いて定期的な点検をしましょう 設置年月や製造年、取扱説明書等により本体の交換時期を確認しましょう 問い合わせ先 世田谷消防署 警防課 防災安全係 地域防災担当 03−3412−0119 発行日 平成31年3月 第26号 バックナンバー http://www.city.setagaya.lg.jp/ 世田谷区HPにて「防災せたがや 世田谷地域版」で検索 世田谷総合支所1階14番窓口でもご覧いただけます。 発行者 世田谷地域区民防災会議 事務局 世田谷総合支所地域振興課       地域振興・防災  電話5432‐2831