2歳 Q1:2歳でオムツって遅いのかしら? A:昔は、オムツはずしは1歳を過ぎたら……、という時代もありましたが、今は3歳ごろまでに外れるお子さんもいます。 トイレットトレーニングは、1時間以上おしっこがためられるようになった時がひとつの目安。寝起きのおしっこがたまっている朝や、昼寝明けにトイレに誘ってみましょう。 タイミングがあってうまくおしっこが出来れば、それがきっかけになります。その時におしっこが出たら、盛大にほめてあげてください。それが、次へのステップにつながります。 ポイントは、失敗しても焦らない、叱らない、のんびりと、外れる時期は個人差があります。関わる大人はどーんと構えて 「いつかは はずれるさ」 という気持ちで進めていきましょう。 Q2:なんでもかんでも 「やだ やだ!」 その繰り返しでイライラがつのるばかりです。 どう対応すればいいのでしょうか。 A: 自我が強く現れ 「いや!」「やだ、やだ!」の繰り返しが多くなり、泣いたりかんしゃくを おこす姿が出てくる時期、付き合う大人は大変。 忍耐と根気が求められますね。 この時期の気持ちの切り替えさせ方のコツは、「どれにする?」「どっちがいい?」というように、あそびを入れながら自分で決めさせると、案外とすんなりいく時があります。 ちょっとした気持ちのゆとりが、関わる大人のイライラを減らし、子どもの自我の育ちを支えていくことにつながっていきます。 Q3:「自分で食べる!」「自分で着る!」「自分でできる!」と出来ないことをやろうとします。時間がある時はいいのですが、忙しい時は「いいかげんにして!」と思ってしまいます。  A:「自分で!」が出ているお子さんは、素敵に成長をしている証拠。この時期、自我の芽生えから自己主張が明確となり、新たな“だだこね”の力が発揮され始めます。大人の意図や言葉どおりにいかなくなりますが、無理やり押さえつけてしまうと、自分でやろうとする意欲が育ちません。やりたい気持ちを認めながら、まず自分でやらせたうえで次に大人が手を貸してあげると良いでしょう。 どうしても時間のない時には“今度ね”と大人がやってしまうこともあり!! Q4:食べ物の好き嫌いが多くて困っています。どうしたらいいのでしょうか。にんじん・ピーマンなど野菜が特に苦手なようです。 A:この頃の子どもは味覚も発達してくるので、今まであまり感じなかった味がわかるようになり食べ物の好みをはっきり出すようになってきます。こういう時は無理してすすめても効果はないでしょう。 ただ味覚の幅は経験によって広がっていくといわれています。大人が苦手だからとか、子どもが苦手だからと食卓に出さないでいると、さらに好き嫌いにつながっていくことがあります。味覚 が育っている時期ととらえ、一緒に食べている大人が「おいしいね」といって、おいしさを共有することが大切ですね。