1歳 Q1:最近、自分で食べたがり、ご飯の時に遊んでばかり。お茶碗をわざとひっくり返したり、スープに手を入れてかきまぜたり・・・。そのたびに、床がよごれたり、エプロンを使っても洋服までべちゃべちゃになって、後始末が大変で泣きたくなります。 A:自分で食べたいという気持ちが出てくるこの時期、手づかみが増えてくると同時に遊び食べも多くなってきます。でもこの時期の手づかみには意味があり、スプーンを持って食べるということに向けての準備期間でとても大切なこと。パン、野菜などはつまんで食べやすいようにし、自分で食べたい欲求を満たしてあげることが大事です。また、食事中の汚れは仕方のないこととして、ある程度は見守るようにしますが、食べることより遊びに気がいっているようなら、もうおなかが一杯のサイン。「遊ぶならおしまいにしましょうね。」と伝えて片付けてしまいましょう。泣くこともあるかもしれませんが、食事の時間はおおよそ30分くらいを目安とすると良いでしょう。 Q2:歯磨きの仕上げ磨きを嫌がります。泣き叫ぶので困っています。 A:まず一人で歯ブラシをくわえて、カミカミするだけでもある程度効果があります。(ブラシをくわえたまま歩き回らないよう注意が必要です。)嫌がるお子さんを押さえつけ歯磨きするのは、やっているほうもいやになりますよね。あまり嫌がるようなら、歯磨きは一度あきらめて、別の手段で虫歯予防をしましょう。 @ 甘いものを食べるのは1日1回と決める。 〜ジュース・スポーツドリンクなども要注意です〜 A ごちそうさまのあとは麦茶などを飲ませる。 B 大人のまねをしてぶくぶくうがいができるようならやってみる。 Q3:かみつきがみられるようになり、他の子どもをかまないか心配です。 A:年齢が小さいと、言葉でうまく気持ちを伝えられなかったり、体調が良くなかったりすると、思わずかんでしまうことがあります。年齢が大きくなり言葉で表現できるようになると少なくなっていきます。 「かまないよ」「かんだら痛いよ」と知らせることも大切ですが、なぜかんでしまったのか その原因を理解し、「〜したかったのね」」と思いを受け止めてあげましょう。 Q4:自分の気にいらないことがあると、すぐにギャーギャー泣き出します。家の中なら知らんふりしているのですが、外では知らない方が「どうしたの?」「大丈夫?」と声をかけてき   て、いかにも「子どもがかわいそうでしょ」って言われているみたいで気が引けてしまいます。こんな時はどんな対応をすればいいのでしょう・・・。 A:1歳過ぎると自我が芽生え始め、自分の思いと大人の思いには違いがあるということに気づき始めます。それまで何でも大人の言うとおりになっていたのに「イヤ」「ダメ」という言葉も出てきたり、大泣きをしたり・・・。 ただこの時期はまだ自分の思いがそれほど強くないので、大人が気分転換させてあげると忘れてしまったりします。ご質問の通り、泣かせっぱなしにしていると周りの目が気になりますが、気分転換がうまくいかない時もあります。声をかけられたら「眠いのかしら・・・」などとサラリと言って通り過ぎてしまいましょう。 Q5:子どもが私になつかないので寂しいです。夜も遅いし、一緒に過ごす時間が短いから仕方無いのかも知れませんが・・・ A:寂しいと思う気持ちは、大切ですね。疲れている時でもお子さんの笑顔に出会えば癒されるでしょう。長い時間接している人になつくのは仕方の無いこと。短い時間でもできるだけお子さんと触れ合い、一緒にいる時間を心から楽しんでください。 あなたの気持ちはきっと届きますよ。