3歳 Q1:私が下の子を抱っこしたり、誉めたりするとやきもちをやいたりすねたりして困っています。 下の子どもが生まれた時、上の子どもの対応で気をつける事は? A:「弟、妹の誕生」は、嬉しいことなのですが、上の子にとっては、これからの家族の中の自分の位置や、自分への愛情の変化に不安を感じ、ちょっと複雑な心境のようです。 その気持ちを受け止めてあげ、自分はこれまでと同じように愛されていると安心させてあげることが大切です。やきもちをやき赤ちゃんと同じようにやって欲しがる時は、できるかぎり赤ちゃんと同じ扱いをしてあげてください。 赤ちゃんのお世話のお手伝いをしてもらった時には、「ありがとう助かったわ。赤ちゃんも喜んでいるわね。」の言葉を伝えることで安定し、少しずつお兄さん、お姉さんの気持ちが芽生えてくるでしょう。 Q2:公園に同じ年頃の子がいても黙々と一人で遊んでいます。友達はできるでしょうか?  A:子どもは、好きな遊びを工夫しじっくり遊ぶことで色々なことを学び、力をつけていきます。好きな遊びをじっくり遊べることは、大切なことです。それができているのは嬉しいことですね。 今は、一人遊びが中心でまだ他の子への関心や遊びに興味が向いていないのか、引っ込み思案で一緒に遊べないのかもしれません。ただ友だちとの関わりを持たせていきたい年齢でもあるので、無理強いはせずに大人が間に入って「遊ぼう」「これ貸して」など言葉を添え、一緒に遊ぶきっかけを作ってあげましょう。楽しさがわかってくると自分から友だちと遊ぶようになっていくことでしょう。 Q3:ありもしないことを本当にあったことのように言ったり、行ってもいないのに、「〜に行ったんだ」と話したり、すぐわかるうそをつきます。うそをつくなんて親として許せないのですが・・・・ A:3歳の頃は、空想と現実の区別がつかないため、自分の考えたこと、想像したこと、自分の希望など、ついつい本当でないこと、やってもいないことを自分がしたかのように話してしまいます。この年齢のいわゆる“うそ”というのは、人をだますためとか自分を守るためのうそではないので心配は、ありません。 「○○ちゃんがそう思ったの?」「そうだったら良いわね」と、子どもの気持ちを受け入れてあげるのが良いでしょう。 Q4:「ウンチ、オシッコ」「オレ」「ばかやろう」など大人が嫌がる汚い言葉や乱暴な言葉をおもしろがって使い、注意するとよけいに使います。どう関わっていけばいいでしょうか? A:周りの反応をおもしろがって、いろいろな言葉を使いたがる時期ですよね。また、乱暴な言葉は、使うことで自分が強く大きくなったような気になるようです。 このような時、使うことを禁止したり怒ったりするとよけいに使いたがります。「そんなこと言われると嫌だな」と、言葉少なく注意してあげましょう。