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平成30年10月の「区長の談話室」(ゲスト:今田洋行氏)

更新日:平成30年11月12日

ページ番号:0162781

平成30年10月の「区長の談話室」

10月7日・14日放送 区長の談話室 「文化財を伝える守り人!」

(補足)14日は7日の再放送です。 

 昭和63年11月に開園した次大夫堀公園民家園は名主屋敷(主屋1棟、土蔵2棟)、民家2棟、表門、消防小屋などを復元し、公園内の次大夫堀や水田とあわせて、江戸時代後期から明治時代初期にかけての農村風景を再現しています。「生きている古民家」をテーマに、囲炉裏には毎日火が焚かれ、家の中や軒下には民具が置かれています。主屋内にも自由に入ることができ、民具などに触れることもできます。また、農村に伝わる行事等も行っており、昔ながらの生活や風習を体験することができます。その維持管理や入園者への案内などボランティア活動が盛んです。その活動の様子をご紹介します。

 次大夫堀公園民家園の紹介   

  • (パーソナリティ)皆様、いかがお過ごしですか。『区長の談話室』の時間です。保坂展人区長、今日もよろしくお願いします。
  • (区長)よろしくお願いします。
  • (パーソナリティ)さて、保坂区長。私たちは今、喜多見にある次大夫堀公園の中の民家園にお邪魔しています。まるでここだけタイムスリップしたかのような風景ですよね。
  • (区長)そうですね、日本の原風景と言いましょうか、世田谷区は今、人口が90万7千人にもなっていますけども、古くから農村地帯でしたよね。長いこと「農」の風景というのがあって、これは明治、大正、昭和の初期くらいまでの世田谷の農村の風景、これを再現しようということ、つまりは今から30年くらい前に、この次大夫堀公園ができているんですが、その当時はだいぶ都市化の波が激しくてですね、このままいくと古い農家の民家も、この農村の風景も消えてしまうんじゃないか、当時の大場区長の危機感もあって、ここ次大夫堀、江戸時代に小泉次大夫さんという方がいらっしゃって、大工事だったらしいんですが、狛江のほうから大田区の六郷のほうまで、農業用の灌漑用水を引いた方で有名なんですが、その次大夫っていう、小泉次大夫の次大夫を取って次大夫堀公園、ということになっています。
  • (パーソナリティ)本当に雰囲気のある建物なども残っていますけれども、今日はこの民家園のご紹介と、民家園のボランティアの皆さんの姿をお伝えしていきます。

 ゲスト紹介、文化財資料調査員について

  • (パーソナリティ)では早速ゲストをご紹介しましょう。世田谷区生涯学習・地域学校連携課 文化財資料調査員の今田洋行さんです。今日はよろしくお願いします。
  • (今田氏)よろしくお願いします。
  • (パーソナリティ)今田さん、文化財資料調査員とはどのようなお仕事なんでしょうか。
  • (今田氏)私たち文化財資料調査員は、世田谷区内の歴史的な価値のあるものを調査・収集して、広く区民に伝えていく仕事をしているんですが、私は特に民家園の関係する文化財を担当しております。
  • (パーソナリティ)その民家園とはどのようなところか、教えてください。
  • (今田氏)先ほど区長のお話にもありましたけれども、区内に残されていた民家、それから土蔵、門といったものをですね、区指定文化財にして、それを移築復元している施設なんですね。昭和55年には世田谷区の岡本にある岡本公園民家園が開園していますが、今こちらの次大夫堀公園民家園は昭和63年に開園しています。世田谷の民家園ではですね、移築した民家や建物がですね、単なる空き家にならないように、民家を取り巻く景観や年中行事などの習俗を再現しております。
  • (区長)囲炉裏もあったりしてね。
  • (今田氏)そうですね。囲炉裏に火を付けております。
  • (区長)暮らしになるべく近づけようという、そういう工夫もあるというのが特徴ですね。もうひとつ、農の風景ですから、田んぼもあるんですよ。この田んぼは毎年ですね、1000人を超える幼稚園・保育園のちっちゃいお子さんから小学生までが、田植えをします。で、今度10月になりますと、稲刈りを同じ子たちが体験をすると。その田んぼがあるのも世田谷区内ではここだけということになりますよね。
  • (今田氏)そうですね。
  • (パーソナリティ)民家だけでなくて、それを使った活動っていうのがかなりたくさんされてらっしゃるということですよね。
  • (今田氏)そうですね。民家というのが最も地域に密着した建物だと思いますので、そういった意味では昔の暮らし、昔の仕事、そういったものを合わせて伝えることができるように、日々ボランティアも含めて活動していただいています。
  • (区長)私は民家園、こちらの次大夫堀公園がオープンして数年ぐらいの時から近くに住んでいたんで、子どもを連れてですね、遊びに来ていたりしたんですが、実は区長になってですね、手作り市というのがあるよと聞いて、11月に来てみると、実に多くの、これからお尋ねしようと思いますが、たとえば藍染のグループだとか糸紡ぎだとか、鍛冶屋さんをやってたり、大きな木をね、大きな鋸で引いていたり、すごく活動グループが多いんですね。
  • (今田氏)そうですね。
  • (区長)そういった活動グループがそれぞれ手作りのものを出して、交流していると。素晴らしいなと思いました。
  • (パーソナリティ)その皆さんはボランティアの皆さんということなんですよね。
  • (今田氏)そうですね。平成10年から民家園ではボランティアを導入して、当初は少ない団体だったんですけれども、今は12団体のボランティアが活動していただいています。
  • (パーソナリティ)ということで、ボランティアの方たちの活動場所にお邪魔して、お話を伺っていきましょう。
  • (区長)行きましょう。
  • (今田氏)よろしくお願いします。

 ボランティアの活動紹介・糸紡ぎ

  • (パーソナリティ)まずは糸紡ぎの作業場所にお邪魔します。
  • (区長)あー、皆さんやられてますね。こんにちは。
  • (糸紡ぎボランティア・女性たち)こんにちは。
  • (パーソナリティ)ここでは、綿から糸を作る工程を皆さんで作業されていらっしゃいます。
  • (区長)何をどうされているんですかね。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)これが綿の苗に実るわけなんですけれども、このままですと糸紡ぎはできません。
  • (区長)これはまず収穫したばかりの綿になりますね。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)実ですけど。
  • (区長)実がありますね。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)この中に種が入っているんです。これなかなかね、取れないんですよ。綿の中の種を取りだそうと思っても。
  • (区長)なかなかかたいですね。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)かたいですよね。取れないんです。それで、文明のというか綿繰機っていう機械があります。
  • (区長)綿繰機。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)ここにかけてあげますと、手前に種が落ちて、こちら側に種が抜けた、今度はふわふわです。どうぞ。
  • (区長)つまり種を取っちゃうわけですね。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)そうです。繰り出すっていうので綿繰機。
  • (区長)ちょうどあの、二つの木が綿を挟んで、そこで種を吸い出して綿を押し出すみたいなね。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)このローラーの中に種が入った綿を差し込んでいるんですけど、そうしますと自然にローラーが運んでくれて種と綿を分けていきます。
  • (区長)次の方は何をされてますか。弓みたいな。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)そうですね、取れた綿ですね。
  • (区長)取れた綿。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)これをこのままでもやっぱりまだ全然糸紡ぎができません。
  • (区長)糸にならない。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)はい。弓でびゅんびゅんびゅんびゅん打って、綿打ちといいますけど。
  • (区長)弓で打つ。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)打ってこう、ふかふかふかふか…になっていくんです。
  • (区長)そうすると、だんだんふわふわになって。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)そうですね、さわり心地が違いますから見てください。
  • (区長)本当だ、羊みたいになってきた。ふわふわですね。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)これを整えながら、今度はこちらの糸車ですね、糸車にかけてこの綿から細い糸を縒っていきます。縒るって分かりますか。縒りですね。縒りをかけていくわけです。
  • (区長)縒りをかけて糸にしていくと。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)そうです。そうしますと、最終的にこれは10グラムなんですが、これ「かせ」っていいますね、10グラムでひとつのかせを作っています。
  • (区長)これは昔ながらの方法なんですか。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)そうですね。
  • (区長)ちょっと皆さんに伺いたいんですが、こちらのボランティアになるきっかけみたいな。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)自分で作った畑で作った綿で、糸を紡ぐってことに魅力を感じて入りました。それとこの自然ですね。この民家園の自然は大好きです。
  • (区長)なるほど。もうだいぶ長いことされているんですか。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)ええ。私はここにもう8年来ています。
  • (区長)8年。するとこういう環境と、こういうその活動ですか、暮らしの中でどんな意味がおありですか。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)ここへ来るとほっとします。それで元気をもらう感じですね。
  • (区長)やっている方は何人くらいでやられていますか。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)12人くらいなんですけど、はい。
  • (区長)新しく入る方もいらっしゃるんですか。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)はい、毎年たくさん入っていただけます。
  • (区長)なるほど。
  • (糸紡ぎボランティア・女性)和気あいあいと、楽しみながらやっております。
  • (区長)はい。ありがとうございます。
  • (パーソナリティ)ありがとうございました。綿の栽培から糸を作るところまで、皆さんすごく愛を持って活動されている様子が伝わってきましたね。では、次の活動場所にお邪魔していきましょう。
  • (区長)では、ありがとうございました。
  • (糸紡ぎボランティア・女性たち)ありがとうございました。

 ボランティアの活動紹介・藍染

  • (区長)中に入ってきました。皆さんこんにちは。
  • (ボランティア・女性たち)こんにちは。
  • (パーソナリティ)次は藍染です。
  • (区長)なんかこう匂ってきますね。
  • (パーソナリティ)独特な香りがしますよね。
  • (区長)これは今、どういう状態なんですか?
  • (藍染ボランティア・女性)今、中間地点なんですけれども、藍の花が十分にできていて、この後、染めに必要なかさ上げという作業をします。この赤紫は藍のはなと言って、中華の華っていう字を書くんですけれども、これが藍の元気度を見る目安になります。たくさんあって、ちょっとねっとりして、こんもりしていると調子がいいと。
  • (区長)甕は直径80センチくらいはありますかね。結構大きなものですね。
  • (藍染ボランティア・女性)一石といって180リットル、ドラム缶1本分位の容量があります。深さは大体1メートルくらいです。小さいほうです。
  • (区長)そちらは。
  • (パーソナリティ)隣のこちらの甕には、またちょっと様子の違う状態の藍がありますが。
  • (藍染ボランティア・女性)こちらが大事な大事なこの次大夫堀産、私たちが畑、夏の暑いなか草取りをしたりして育てた葉っぱで、オリジナルの液なんです。
  • (区長)正真正銘の、次大夫堀産の、藍ということで。
  • (藍染ボランティア・女性)そうです。今こちらはたててすぐの、7日目ですけど、こちらは1年。
  • (区長)そんなに置いておくことがあるんですか。
  • (藍染ボランティア・女性)一応こちらは量がとれないので、1年に1回しかたてられないんですね。基本的に7月にたてるという目安で、1年経った液です。
  • (パーソナリティ)去年の7月に作られたものなんですね。
  • (藍染ボランティア・女性)これまで保つには、週3日ほどみんなが来て、手当をしてあげる。
  • (区長)ほっとけばいいものではないわけですね。
  • (藍染ボランティア・女性)生き物ですので。
  • (区長)藍染の会の仲間は、皆さん何人ぐらい。
  • (藍染ボランティア・女性)今現在20人ぐらいですね。
  • (区長)20人でこれる日を調整しながら面倒をみているという感じなんでしょうか。
  • (藍染ボランティア・女性)そうですね。
  • (区長)何か最初のきっかけがあったんですか。
  • (藍染ボランティア・女性)たまたまここの1期生とお友達だったんですね。その方から藍の生の葉っぱを使った染めを教えていただいて、それを小学校で私は12年くらい子どもたちと楽しんでいて、子どもも大きくなったので、本格的にここに来て、本藍を勉強したくなりまして、参加させていただいています。
  • (区長)なるほど。毎年、出来上がったものは、区民にご披露したりとか販売されたりという機会もありますよね。
  • (藍染ボランティア・女性)それだけではなくて、しょっちゅう小学生が来たり、子どもたちも来たり、世代から世代に引き継ぐというところがすごく大きいかなと思って、そういう部分は大事にしていますね。
  • (区長)古民家でね、藍染の作業をされているとき、タイムスリップしたような感じにもなりませんか?
  • (藍染ボランティア・女性)あります。まずここに来るまでに、雪の日も来なきゃいけない、雨の日も来なきゃいけない、とにかくまずは来ないといけないですよね。来たら来たでみんなで話しながら、心地よい通り抜ける風を感じながら、鳥のさえずりを聞きながら、静かに染めて、ぱっと甕から出した時の鮮やかなブルーが、やっぱり感動します。
  • (パーソナリティ)みなさん本当に生き物を育てているようなお話ですね。
  • (区長)愛がこもってるんですね。
  • (パーソナリティ)そうですね。みなさんありがとうございました。引き続きこの後もお話を伺っていきます。

 ボランティアの活動紹介・機織り

  • (パーソナリティ)今日は喜多見にあります次大夫堀公園の中の民家園にお邪魔しています。先ほどからカタンカタンと音が聞こえてきましたね。行ってみましょう。
  • (区長)皆さんこんにちは。
  • (機織りボランティア・女性たち)こんにちは。
  • (パーソナリティ)こんにちは。こちらは機織りですね。3台ほどの機織り機がありますが。
  • (区長)木製で、昔ながらの機織り機ですよね。
  • (機織りボランティア・女性)そうですね。昔は、私たちがここに入ったころは、よくもっとお年寄りの方たちが「あーうちにあったわ」って言うような状態でしたので、昔からあったんだと。
  • (区長)それを引き継いでね、やられているわけですね。
  • (機織りボランティア・女性)昔は、お嫁に行くにはこれを全部マスターしていかないとっていうような話を伺ったことがありますが。
  • (区長)なるほど。ちょっと奥のほうに行ってみますね。こんにちは。お邪魔します。
  • (機織りボランティア・女性たち)こんにちは。よろしくお願いします。
  • (区長)今どんな作業ですか。
  • (機織りボランティア・女性)これは高機と一緒なんですけど、ばったん機と言いまして、向こうは織るとき横糸を、「ひ」を自分の手で入れていたんですけど、この機は滑車がついてまして、手じゃなくて。
  • (区長)滑って行きましたね、今ね。
  • (機織りボランティア・女性)そうなんです。こういう風にして、今度はこちらへ来ます。
  • (区長)機械化されているんですね。横糸をさーっと。
  • (機織りボランティア・女性)こちらのほうがですから、織る時は早く織れます。
  • (区長)なるほど。どうですかこの機織りをやっているときのお気持ちというのは。
  • (機織りボランティア・女性)楽しいです。
  • (区長)疲れませんか。
  • (機織りボランティア・女性)疲れません。上手くいくと楽しいですけど、この機はちょっと難しいので、良く織れればいいなという感じ、こういう感じで。
  • (区長)原始的だけど。
  • (機織りボランティア・女性)そうなんです。横糸は手でここへ入れますけど。
  • (区長)今、滑る音がしていると思うんですが、ちょうどなんか船みたいな形をしたね。
  • (機織りボランティア・女性)これは「ひ」って言います。
  • (区長)そうですか。その中に糸が入っていて、横糸を自動的に足でポンってやると動いて、横糸を通してくれるという仕掛けですね。
  • (機織りボランティア・女性)そうです。こちらからこういう風に引きますね。そうすると横糸がこちらへ入ります。で、押さえます。
  • (区長)お仲間は何人くらいでやられているんですか。
  • (機織りボランティア・女性)今12人です。
  • (区長)本当ですか。この道、何年かしないと、こういうところまではいかないということですね。
  • (機織りボランティア・女性)そうですね。民家園で色々勉強させていただいています。
  • (区長)ありがとうございます。
  • (パーソナリティ)ありがとうございます。すごく手間のかかる作業ですけれども、皆さん本当に真剣にやってらっしゃいますね。ありがとうございました。それでは続いての場所に参りましょう。

 ボランティアの活動紹介・鍛冶

  • (パーソナリティ)続いては鍛冶小屋にやってきましたが、このあたりだけすごく暑いですね。
  • (区長)本当にすごいですね、さっきから拝見しましたけど。もうこの耐火レンガに挟まれたところに炭を入れて、ふいごで風を送って、あっという間に火が大きくなって、鉄が真っ赤になって、これを打ち込んでいくと。これはやっぱり魅力がありますか。
  • (鍛冶ボランティア・男性)好きなことですのでね、暑かろうが寒かろうが、雨が降ろうが地震がこようが、楽しいことはやはりやめられないです。
  • (区長)でも趣味といっても、ちょっと危険と隣り合わせでもありますよね。
  • (鍛冶ボランティア・男性)そうですね。
  • (区長)ちょっと気を抜いてやけどしたりとか、そういう危険もあると思うんですが。
  • (鍛冶ボランティア・男性)小さなやけどはですね、やけどのうちではないと思っています。火の粉を気にしてたら何もできませんので。それはもう日常茶飯事で。
  • (区長)どうしてまた鍛冶をやろうという風に思われたんですか。
  • (鍛冶ボランティア・男性)そうですね、たぶん最近のお子さんはそうでもないでしょうけど、私たちの小さい時というのはろくにおもちゃもありませんでね、その辺に落っこちている釘をひっぱたいて、手裏剣みたいなような、ナイフみたいなものと、そういうものを作って遊んでいました。それが高じてこんな風になっちゃってます。
  • (区長)お仲間は何人くらいでやられているんですか。
  • (鍛冶ボランティア・男性)当会は今27、8人。
  • (区長)多いですね。
  • (鍛冶ボランティア・男性)で、女性がうち4名おります。
  • (区長)そうですか。オーストラリアの姉妹都市のバンバリーの市長もこちらに入って、だいぶ打ち込んでらっしゃいましたね。
  • (鍛冶ボランティア・男性)そうですね、私たちもああいう経験は初めてだったんですけれども、こちらの意図は通じたようで、あちらもずいぶん楽しんでおられたんで非常によかったなという風に、良い交流ができたなと思っています。
  • (区長)この次大夫堀公園は色々なグループがある中で、この鍛冶のグループはですね、
  • とっても参加者も多くて、活動も活発と聞いているんですが、この次大夫堀の環境、そしてこの場についてはいかがですか、扱ってらっしゃって。
  • (鍛冶ボランティア・男性)この場についてはですね、なんでしょう、私たちにとっては非常に居心地のいい場所ですね。なんといっても好きな者同士が集まって、和気あいあいとした雰囲気の中で、好きなことをやる一方で、区民の方の何かしらの役に立っているということもございますので、ボランティア冥利に尽きるかなと思ってます。
  • (区長)ボランティア同士でも、やっぱり信頼し合って息を合わせていかないといけないですよね、この作業はね。
  • (鍛冶ボランティア・男性)そうですね。危険と隣り合わせなもんですからね、それはお互いに気をつけて、あとは危険なものも周りに色々ございますんでね、それで注意しあってという形で作業、活動してますが。
  • (区長)出来上がったものは何か、販売されたりとか、陳列したりとかされてるんですか。
  • (鍛冶ボランティア・男性)通常の販売はございませんけれども、他のボランティアグループも同じですけれども、11月の23日の手作り市ですね、ここで活動の発表ということも兼ねましてですね、作ったものを販売させてもらっているということです。そうしますと、ボランティアなのでやはり色々活動資金も必要になりますので、そういったもの、会費以外のですね、足しになると、実際はそういうことでございます。
  • (パーソナリティ)皆さんの表情からすごくやりがいを感じましたね。ここまでボランティアの皆さんにお話伺いました。ありがとうございました。
  • (区長)どうもありがとうございました。

 ボランティアの皆さんについて今田氏インタビュー

  • (パーソナリティ)ここまで、ボランティアの皆さんのお話を伺ってきました。ここからは、世田谷区生涯学習・地域学校連携課 文化財資料調査員の今田洋行さんにも戻ってきていただいています。糸紡ぎ・藍染・機織り・鍛冶と、皆さん全く違う作業だったんですけれども、本当にやりがいを感じて活動してらっしゃる姿がとても印象的でした。区長、ボランティアの皆さんのお話をお聞きしてどのように感じられましたか?
  • (区長)なんかですね、子どものころにもできなかったようなことを大人になって、しかも仲間がいてですね、その仲間同士のつながりっていうのがえらく深くてですね、素晴らしいなと思いましたし、みんな手作りですから、手間暇かかりますよね。そういう意味では、100円入れるとぽっと出てくるっていうような、そういう近代社会とは反対側にいる世界ですね。本当に時間をかけて作っていく、その中で内面的な充実っていうのがあるんだろうなと思いましたし、そういう手作りがですね、今この話を収録しているのも、今田さんこれ、もう200年くらい前の天保年間の家の門ですよね。農家の門でしょうか。
  • (今田氏)そうですね。これもともと深沢にあった年寄役の門だと言われています。
  • (区長)目の前には、笹があってね。全部がこの民家園っていう舞台自体が、ちょっとその、電柱もありませんしね。すごく落ち着いた雰囲気で、そこで江戸時代から連綿と続いている手作業をするというんで、やっぱりガラッとタイムマシンに乗ってですね、本当に皆さん気分を入れ替える世界に来られてるっていう、そんな表情でしたよ。
  • (パーソナリティ)そうですね、やっぱりこの環境の中で活動をするということの良さというのをすごく皆さんから感じました。今田さんはボランティアの方の活動をどう感じてらっしゃいますか。
  • (今田氏)今見て来たようにですね、それぞれ皆さん楽しみながらやっている、もう一方でですね、こういった施設に来る来園者がボランティアと接する機会が非常に多いんですね。そういった意味では、行政側の我々よりも、最初に出会うのがボランティアの方々ということで、文化財というのも、守る・伝えるというのが、地域の人が地域のものを守るというですね、地域のボランティアがですね、地域のものを守るという意識が芽生えてくれば、より長く文化財を伝えられるかなと。今民家園のボランティアもですね、動く・伝える展示物といった形でお願いしていますので、そういった意味では来園者も楽しめるのかなという風に思います。
  • (区長)区民の皆さんの中には、え、そんな場があるんだ、と。藍染とか糸紡ぎとか、ちょっと興味あるなと、いう方がいらっしゃると思うんですね。ぜひオススメはですね、今年も11月23日にこの次大夫堀公園民家園である、手作り市。名前もシンプルですね。手作り市。ここに来ていただくとですね、12グループがそれぞれの特性を持ってですね、作り上げたものを出して、一部販売して、でお客さんとのこう色々質疑応答とかですね、活動の様子なんかも見せてくれるので、ぜひこの機会に民家園を知っていただき、もしボランティアで自分もやってみようかなと思う方は、入口になると思います。
  • (パーソナリティ)今田さん、この手作り市、大勢の方に来ていただきたいですよね。
  • (今田氏)はい。今区長のお話にもあったように、民家園のボランティアの作品、それをですね、ボランティアと接しながらやり取りをしながらですね、購入したり、それからそれをきっかけに毎年2月の区のお知らせでボランティアの募集をしておりますけども、そういったことのきっかけになればという風に思っております。ぜひお越しください。
  • (パーソナリティ)ありがとうございます。では最後に保坂区長、本日のお話のまとめをお願いします。
  • (区長)この次大夫堀公園民家園は確かに農の風景を残しています。ただですね、まだまだ90万人の世田谷区民には、まだまだ狭いので、田んぼも増やしたいし、またこういった民家の移築、こういったことも広めていきたいなと思います。そして場所は広いですから、今無いサークルもですね、色々と企画をされて、もっともっと、これ非常に贅沢ですよね。文化財ですからこれ。文化財っていうと普通中には入れないとか、外から遠くから見るっていうものが多いんですが、ここの次大夫堀公園民家園では、中に入ってね、作業したり、ボランティアをやるっていうですね、区民に開かれた場になってるんで、利用してほしいなと思います。
  • (パーソナリティ)はい。貴重なお話をありがとうございました。今田さん、保坂区長、ありがとうございました。
  • (今田氏)ありがとうございました。
  • (区長)ありがとうございました。

写真10月

(前列左4番目からパーソナリティ、区長、今田氏と

民家園ボランティアの皆さん)

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