井伊直弼銅像(いいなおすけどうぞう)
最終更新日 令和4年7月11日
ページ番号 131433
概要
世田谷区指定有形文化財(歴史資料)
平成26年1月16日指定
所在 東京都世田谷区豪徳寺2丁目24番7号 非公開
明治40-41年(1907-1908年)
高さ112.6センチメートル
彫刻 藤田文蔵
解説
第13代彦根藩主・井伊直弼は、万延元年(1860年)3月3日江戸城へ向かう途中、桜田門外で殺害されました(桜田門外の変)。維新後の明治14年(1881年)頃から旧彦根藩士の間に、かつての主君・直弼を顕彰しようという気運が高まり、明治42年(1909年)の横浜開港50周年にあわせて、港を見下ろす戸部山に井伊直弼の銅像を建てる計画が進められました。
銅像制作に携わった彫刻家・藤田文蔵は、肖像画や旧彦根藩士からの聞き取りなどを参考に、装束も忠実に再現するなど非常に苦心したと後に語っています。豪徳寺に残るこの銅像は、戸部山に建てられた銅像の制作過程において藤田が彫刻したと考えられます。世田谷ゆかりの著名人の銅像として貴重な歴史的資料であり、近代彫刻としてその美術的価値も高いことから、区文化財に指定されました。
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