喜多見氷川神社の節分祭行事と神前神楽(きたみひかわじんじゃのせつぶんさいぎょうじとしんぜんかぐら)

最終更新日 令和4年7月15日

ページ番号 129096

概要

喜多見氷川神社の節分祭行事と神前神楽
節分祭行事と神前神楽
喜多見氷川神社の節分祭行事と神前神楽
スルメを与えられ喜ぶ鬼 撮影 塚原明生

世田谷区指定無形民俗文化財(民俗芸能)

昭和58年11月18日指定

伝承地 東京都世田谷区喜多見4丁目26番1号 

保存団体 喜多見楽友会

節分は、春を迎えるにあたり立春の前日に邪気を払う神事で、一般には節分の豆まきとして知られています。

解説

喜多見氷川神社では社殿で祝詞が上奏されたのち、神官と赤・青・白・黒の鬼の間で「鬼問答」が行われます。この問答のすえ、鬼たちは神官にスルメを与えられ「鬼は外」との掛け声とともに豆を投げつけられ退散していきます。鬼が去った後は、かわって大国(だいこく)様 (大国主命)と恵比寿様が昇殿し舞を舞いながら祝詞を奉上します。

問答内容(抜粋)

神官と鬼のやりとり

神官「不思議なるものみえてそうろう、何者ぞ、名のりそうらへ」

赤鬼「見るも、聞くも、そら恐ろし、赤き息ほっとつけば7日7夜の病となる」

青鬼「それ、青き息、ほっとつけば、疫病となる。よって節分毎に、まかりいで、人の命をねらいそうろう」

鬼「鬼は内と、声がした、よってまかり出でそうろう」

一同「言わぬ、言わぬ」

鬼「腹ぺこだ、腹ぺこだ!」

神官「悪しき鬼どもだ、おのが住家にあらず、もとの山へ帰りそうらへ」

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