木造十一面観音立像(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)

最終更新日 令和4年5月23日

ページ番号 128668

概要

木造十一面観音立像
正面
木造十一面観音立像左側
側面 撮影 明古堂

世田谷区指定有形文化財(絵画・彫刻)

昭和56年4月22日指定

所在 東京都世田谷区宇奈根2丁目24番2号 観音寺

通常非公開(御開扉 正月元旦・8月1日)

平安時代

像高95.6センチメートル

解説

観音寺の創建は永正年間(1504年~1521年)で、開山は川越喜多院の第14世実海僧正であると伝えられています。もとは小田原にあって圓正寺と称していましたが、兵火のために延焼し、再興の際「圓正」と「延焼」の同音をきらい、寺名を観音寺に改めたといいます。また、一説には本尊が十一面観音であることから観音寺としたとも言われています。

古くより秘仏である十一面観音像は、穏やかで平明な表情、浅い彫りの衣文線や目、張り出した腹部の表現から、平安時代後期の造立と考えられます。

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