鳥からヒトに感染する鳥インフルエンザについて

最終更新日 平成29年3月30日

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このページでは主に「鳥からヒトに感染する鳥インフルエンザ」について説明します。

「鳥の間で感染する鳥インフルエンザ」については高病原性鳥インフルエンザについてをご確認ください。

鳥インフルエンザとは

鳥インフルエンザは主に鳥の間で流行するインフルエンザですが、まれにヒトに感染することがあります。
「鳥からヒトに感染する鳥インフルエンザ」は感染症法により、「鳥インフルエンザ(H5N1)」「鳥インフルエンザ(H7N9)」「鳥インフルエンザ(H5N1及びH7N9を除く)」の3つに分類されます。

鳥インフルエンザ(H7N9)は2013年に中国で発生した「鳥からヒトに感染する鳥インフルエンザ」です(2011年に国内の野鳥から、鳥インフルエンザA(H7N9)ウィルスが検出されたことがありますが、中国で原因となっている鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスとは異なるものです。現在、問題となっている鳥インフルエンザA(H7N9)ウィルスは、日本国内では、ヒトからも動物からも確認されていません)。患者の発生は、中国での冬季にピークを示し、特に2016年から2017年にかけて患者報告が急増しました。患者の多くは鳥との濃厚接触により感染したものと疑われていますが、まれにヒトからヒトに感染したと疑われる事例があります。ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されていません。鳥インフルエンザ(H7N9)に感染した患者の推定感染地域は東京都感染症情報センター新しいウインドウが開きますをご確認ください。

鳥インフルエンザ(H5N1)は2003年以降、東南アジアを中心に、中東・アフリカの一部地域などで報告されています。詳しくは、PDFファイルを開きます鳥インフルエンザ(H5N1)発生国及び人での確定症例(2013年11月以降)をご確認ください。

*1:鳥との濃厚な接触とは、生鳥市場や養鶏場に行く(鳥に1~2メートル以内に近づく)、鳥の排泄物に触れる、鳥を殺す、鳥の羽をむしるなどです。

感染経路

ウイルスに感染した鳥やその排泄物、死体、臓器などに濃厚接触することによってまれに感染することがあるとされています。

(注意)なお、日本国内では発症したヒトは確認されていません。国内での日常生活においては、野鳥などの排泄物等に触れた場合には、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いいたします。

予防方法

  • 鳥との接触を避け、むやみに触らない。
  • 生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らない。
  • 手洗いの励行(特に発症国では徹底してください)。

(注意)日常生活においては、野鳥などの排泄物等に触れた後には、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いいたします。

鳥インフルエンザ(H7N9)(ヒト)の発生状況新しいウインドウが開きます

鳥インフルエンザA/H5N1(ヒト)が発生している地域新しいウインドウが開きます

潜伏期間

2~9日

症状

高熱と急性呼吸器症状(咳、のどの痛み等)、時に重症化し、肺炎や多臓器不全などをおこし死亡することがあります。

海外渡航に際して

中国に限らず、海外へ渡航される方は渡航前に厚生労働省検疫所(FORTH)のリンク新しいウインドウが開きますを必ずご確認いただくとともに、流行地では生鳥市場や養鶏場に行ったり、鳥に直接触ったり、死んだ鳥に近寄ったりしないようにしましょう。また、石けんと水で手を良く洗い、咳エチケットを心がけましょう。

入国時に、発熱、咳、のどの痛みなどの症状がある場合は、検疫所へご相談ください。

中国から帰国された方で鳥インフルエンザ(H7N9)の心配がある方は、世田谷保健所感染症対策課(電話番号 03-5432-2441)でもご相談をお受けしています。なお、帰国後に発熱や急性の呼吸器症状(せき、たん、鼻水など)がある場合は、医療機関に連絡の上、受診してください。

夜間・休日の診療所のご案内

夜間・休日の診療所のご案内は、東京都医療機関案内サービス「ひまわり」電話番号 03-5272-0303(24時間)へご連絡ください。

添付ファイル

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関連リンク

このページについてのお問い合わせ先

感染症対策課

電話番号 03-5432-2370

ファクシミリ 03-5432-3022