蚊の生態と対策について
最終更新日 令和5年5月26日
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蚊の発生を防ぎましょう
蚊はデング熱、ジカウイルス感染症(ジカ熱)などの感染症を媒介することがあります。
蚊が媒介する感染症のまん延を防ぐには、日ごろから蚊の発生防止に努めることが重要です。
蚊の生態
蚊は卵から幼虫(ボウフラ)→蛹→成虫の順番で成長する昆虫です。ボウフラはわずかな水たまりが生息場所になるので、水たまりをなくすことが、蚊の発生を防ぐことに効果的です。
成虫になってからは、自分の住みやすい草むらややぶなどの環境に飛んで移動してしまうので、駆除が難しくなります。蚊の防除は水中にいるボウフラの段階で行うことが肝心です。
夏場は条件がよければ卵から12日くらいで成虫になります。週に一度、水たまりをなくせば蚊の発生を抑えることができます。
蚊の防除のポイント
デング熱を媒介するヒトスジシマカ(いわゆるヤブカ)は活動範囲が比較的狭いので、外に出るとよく刺されるというお宅は、家の周りに蚊の発生源になるような水たまりや、やぶがある可能性があります。発生源が無いかどうか定期的に確認してください。
発生源 | 対策 |
---|---|
放置された空き缶や空きビン |
コップ1杯程度の水の量でも蚊は発生するので、片付けます。 |
植木鉢の受け皿 |
可能ならば受け皿を取り除くか、 水がたまったままにしないようにします。 |
自転車やバイクなどにかける 防水シートのたるみ |
雨水がたまることがありますので、 たるみをなくします。 |
放置されたバケツ等の容器 |
庭の散水用などに溜めている場合は、 1週間に1回は水抜きや、水の入れ換えをしてください。 |
たまった落ち葉 |
落ち葉がたまって雨が降ると小さな水たまりができます。 清掃して取り除きます。 |
庭木や地面、岩のくぼみ |
水がたまりやすいので、埋めるなどして水がたまらないように気を付けます。 |
排水ますや側溝 |
定期的に点検をして、つまりを取り除きます。 |
植栽、草むら |
雑草や樹木は、定期的に刈り取りや剪定をして、 日当たりと風通しを確保します。 |
蚊に刺されないために
- 肌の露出を控える
蚊の発生がしやすい場所では、なるべく長袖・長ズボンを着用しましょう。 - 虫よけ剤を使用する
虫よけ剤は、肌などに塗ったりスプレーして蚊の吸血を防ぎます。小児に使用する場合は取扱説明書に従ってください。 - 網戸、防虫網を設置する
窓などに網戸を設置し、屋内への蚊の侵入を防ぎましょう。 - やぶ、草むらをなくす
蚊は風や直射日光が当たらない、湿気があり水が溜まりやすい場所を好み、やぶや草むらによく潜んでいます。やぶや草むらをなくすために、雑草や樹木は定期的に刈り取りや剪定をして、日当たりと風通しを確保します。
蚊の発生防止対策の啓発物
蚊が媒介する感染症のまん延を防ぐため、日ごろから蚊の発生場所をなくすことが重要です。
世田谷保健所では蚊の発生源のチェックリスト等を含めた「蚊の発生を防ごう」を作成しましたので掲載します。
添付ファイル
- 蚊の発生にご用心(チラシ)(PDF形式 3,233キロバイト)
(蚊の発生にご用心(チラシ)(テキスト形式 3キロバイト)) - 東京都作成「施設管理者のための蚊の発生防止対策」(PDF形式 1,619キロバイト)
- 蚊に刺されないために(チラシ)(PDF形式 3,045キロバイト)
(蚊に刺されないために(チラシ)(テキスト形式 2キロバイト)) - 東京都作成「蚊をなくして快適な夏を!」(PDF形式 937キロバイト)
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このページについてのお問い合わせ先
世田谷保健所 生活保健課 生活環境衛生
電話番号 03-5432-2903
ファクシミリ 03-5432-3054