平成28年第1回定例会 一般質問
2月25日及び26日の本会議では、31名の議員が区政をめぐる諸課題について質問を行いました。その一部を要約してお伝えします。
質問者一覧
自由民主党世田谷区議団 | 安部 ひろゆき議員、石川 ナオミ議員、おぎの けんじ議員、加藤 たいき議員、河野 俊弘議員、真鍋 よしゆき議員、三井 みほこ議員、山内 彰議員、ゆさ 吉宏議員 |
公明党世田谷区議団 | 河村 みどり議員、高久 則男議員、高橋 昭彦議員、福田 妙美議員 |
世田谷民主党・社民党区議団 | 風間 ゆたか議員、中村 公太朗議員、羽田 圭二議員 |
日本共産党世田谷区議団 | 江口 じゅん子議員、桜井 稔議員、たかじょう 訓子議員 |
無所属・世田谷行革110番・維新 | そのべ せいや議員、桃野 よしふみ議員 |
せたがや希望の会 | 阿久津 皇議員、小泉 たま子議員、佐藤 美樹議員 |
無所属・減税せたがや無所属連合 | 青空 こうじ議員、あべ 力也議員 |
生活者ネットワーク世田谷区議団 | 高岡 じゅん子議員、田中 みち子議員 |
レインボー世田谷 | 上川 あや議員 |
せたがやすこやかプロジェクト | すがや やすこ議員 |
世田谷無所属 | ひうち 優子議員 |
そのべ せいや議員(F行革)
- 組み体操によるけがの発生状況
質問 全国の学校で組み体操による子どものけがが相次いでおり、区として早急に安全対策に取り組むべきだ。27年度における区立小でのけがの発生状況を示せ。
答弁 64校中59校で実施し、けがによる給付請求は24件である。 - 区立校での事故防止策の強化
質問 区立校における子どもの事故の防止策を強化すべきだ。区で集約する事故報告などをしっかりと分析して危険性が高い状況などを予測し、未然防止に生かせ。
答弁 事故の未然防止や安全管理の意識を高めるよう取り組む。 - 若者の政治参加意識の醸成
質問 選挙権年齢の18歳への引き下げを機に、若年層の政治参加意識の醸成に一層取り組むべきだ。投票で物事が決まることを体感できる機会を積極的に創出せよ。
答弁 関係機関と連携し、選挙に関する体験授業を一層充実したい。
桃野 よしふみ議員(F行革)
- 給付型奨学金制度の効果への疑義
質問 区が児童養護施設退所者などに向け創設する給付型奨学金制度は真の自立につながるか疑問だ。就労継続を条件に返還免除とする「頑張れば報われる」制度とせよ。
答弁 施設などと調整しながら支援し、自立につなげていきたい。 - 児童養護施設退所者支援のあり方
質問 区が始める児童養護施設退所者などの支援事業は都が始める事業と類似しており、事業の意義は薄い。区は都の事業の対象外となる子どもの支援にこそ注力せよ。
答弁 区の支援事業を効果的かつ安定的に運営するよう努める。 - 寄附頼みの奨学金制度の見直し
質問 区が実施予定の給付型奨学金制度は原資の一部を寄附金頼みとする不安定な制度だ。実施するのであればせめて安定的に事業を継続できるよう制度設計を見直せ。
答弁 事業の周知を図りながら、持続可能な運営に留意していく。
あべ 力也議員(無減連)
- インバウンドへの対応を強化せよ
質問 訪日外国人が急増する中、区に多くの外国人が訪れるよう一層工夫すべきだ。観光情報の動画配信や区内全域へのWi―Fi環境の整備などに早急に取り組め。
答弁 国際都市世田谷となるよう、庁内を挙げて取り組んでいく。 - 非常勤職員の処遇改善に取り組め
質問 同一価値労働同一賃金の観点から区の非常勤職員の処遇を改善し、正規職員との格差解消を図るべきだ。昇給制度の導入や期末手当の支給などに取り組め。
答弁 非常勤職員が一層活躍できるよう、労働環境の整備を進める。 - 区立小の相次ぐ不祥事の責任は?
質問 区立小において、児童の暴力に係る問題や通知表の誤記入などの不祥事が相次いで発生したと聞く。これらの問題に係る責任の所在について教育長の見解を示せ。
答弁 これらの責任は、最終的には教育長にあると考える。
佐藤 美樹議員(希 望)
- 地域包括ケアシステムの体制強化
質問 地域包括ケアシステムの全区展開では、育児や介護などの多面的な支援に縦割りを排して取り組むことが重要だ。既存の枠組みを超えた柔軟な発想で取り組め。
答弁 支所による地区の支援の中で創造性や柔軟性が必要と考える。 - 保育園の入園選考基準の見直し
質問 認可保育園の入園選考では、育児と介護を同時に担うダブルケアを抱えるケースなどの介護に係る負担にきめ細かく配慮すべきだ。選考基準への反映を検討せよ。
答弁 区民の声も踏まえ、選考基準のあり方を慎重に検討していく。 - 複合施設整備に係る窓口の一本化
質問 旧希望丘中跡地の施設整備においては関係部署が多岐にわたったため、区民意見などの情報が一元化されにくかった。今後、区としての窓口を支所に一本化せよ。
答弁 今後は砧支所が窓口となり、庁内での情報の共有化を図る。
上川 あや議員( 虹 )
- 家族向けの介護教室を開催せよ
質問 介護のコツを学ぶ場もないままに日々、重い介護負担を強いられている家族も数多い。23区中18区は区主催で家族向け介護教室を開催している。当区でも開催を。
答弁 介護力向上に向けた講座などについて検討し、支援を行う。 - 五輪ではホストタウンを目指せ
質問 区は2020年東京五輪でアメリカ選手団の事前キャンプ地となるが、国事業に基づくホストタウンではない。事業に応募し正式なホストタウンとして交流促進を図れ。
答弁 申請に向けた準備が整い次第、速やかに手続を行っていく。 - 性的マイノリティー職員への配慮
質問 区職員の互助会では同性をパートナーとする職員にも結婚祝い金と同額の祝い金を給付する予定だが、教職員の互助会でも実施するべきだ。取り組み状況を示せ。
答弁 同様の規約改正に向け、評議員会などで事務を進めている。
羽田 圭二議員(民主社)
- 参加と協働による区政運営の推進
質問 都市計画道路の優先整備路線の扱いは、より多くの区民意見を踏まえて判断すべきだ。一層の区民参加の手法を確立し、参加と協働による区政運営を実践せよ。
答弁 補助54号線の整備では区民参加の場を設けて丁寧に取り組む。 - ひとり親家庭への心のケアの充実
質問 ひとり親家庭が抱える問題を社会全体の問題と捉え、支援を充実すべきだ。単なる経済的支援にとどまらず、親子の心のケアなどにもしっかりと取り組め。
答弁 心のケアを含め、社会全体で支える仕組みづくりに取り組む。 - ひとり親家庭への支援の強化
質問 区はひとり親家庭を対象に高等学校卒業程度認定試験合格支援事業を行う予定だが、当該資格の取得は容易ではない。学習の場の確保や人的支援などに取り組め。
答弁 事業開始後に状況を確認し、必要な場合は改善策を検討する。
桜井 稔議員(共 産)
- 地区レベルの施設見直しの狙い
質問 地域包括ケアの地区展開を進めるには、地域団体などによる公共的サービスを提供する施設の確保も必要だ。区が示した地区レベルの施設見直し案の狙いは何か。
答弁 施設運営への住民関与を深め効率的な活用を図ることである。 - 区民合意が大前提の本庁舎整備
質問 本庁舎整備に当たっては、区民の理解と合意を得ることが大前提だ。区は検討過程における情報公開を徹底し、区民意見を集約する機会をしっかりと確保せよ。
答弁 検討素材なども公開し、区民意見を集約する機会も設けたい。 - 三軒茶屋駅のエレベーターの増設
質問 三軒茶屋駅南側へのエレベーター設置に向け、区が28年度予算案に整備に係る助成金を計上したことを評価する。一刻も早く実現するよう東急電鉄に強く求めよ。
答弁 早期整備を要請し関係機関と連携して整備促進にも取り組む。
真鍋 よしゆき議員(自 民)
- 補助54号線への結論ありきの対応
質問 区長は議会と真摯に議論せずに補助54号線2期3期区間を優先整備路線から外す方針を決めた。区内産業団体の要望も無視し、結論ありきだったのではないか。
答弁 議会や産業団体の意見も踏まえ、熟考した上で判断した。 - 補助54号線の扱い見直しの悪影響
質問 補助54号線2期3期区間が優先整備路線から外されることで、整備に協力した区民の落胆は大きく、職員の気勢もそがれてしまわないか心配だ。区の見解を示せ。
答弁 下北沢の道路事業推進担当を明確に分担し、一丸で取り組む。 - 上用賀4丁目官舎跡地の早期活用
質問 2020年東京五輪の開催に合わせ、上用賀4丁目の財務省用賀住宅跡地にスポーツの場を整備すべきだ。あらゆる手段を講じ、五輪開催に間に合うよう尽力せよ。
答弁 建物解体工事の施工年度を一層早める工夫を検討する。
ゆさ 吉宏議員(自 民)
- 歳入増に向けた積極的な取り組み
質問 持続可能な区政運営には、財政基盤の強化が不可欠だ。観光税の導入や税外収入の確保策の強化など、区は歳入の増加に向けた取り組みを積極的に進めよ。
答弁 攻めの視点を持った新たな歳入確保策を検討していく。 - 道路整備に係る新たな財源の確保
質問 第4次事業化計画などの道路整備を実現するには、道路予算の充実が不可欠だ。歳入増に向けた取り組みを強化して財源を確保し、道路整備を着実に推進せよ。
答弁 財源の拡充も検討し道路ネットワークの早期整備に尽力する。 - 二子玉川のまちづくりの推進
質問 二子玉川でのエリアマネジメントの取り組みでは、収益事業による持続可能なまちづくりが期待できる。行政コストの削減にもつながるため、支援を強化せよ。
答弁 区としてはアドバイザーとしてしっかり取り組んでいく。
山内 彰議員(自 民)
- 総合的な防災訓練の充実
質問 阪神淡路大震災や東日本大震災の記憶が薄れつつある中、自然災害に備える取り組みを強化すべきだ。区民の防災意識向上に向け、総合的な防災訓練を充実せよ。
答弁 合同水防訓練の充実も視野に総合的な防災訓練の充実を図る。 - 女性の視点での防災対策の充実
質問 区内で活躍する多くの消防団員の力を積極的に活用し、災害対策を充実すべきだ。特に女性の団員に協力を求め、災害対策に女性の視点をしっかりと盛り込め。
答弁 女性団員に参加してもらい、地域防災計画の修正を進めている。 - 消防団との連携体制の強化
質問 地域防災力の向上には、地域に根差した幅広い活動を展開する消防団の協力が不可欠だ。消防団とのさらなる情報の共有化を図るため、連携体制を強化せよ。
答弁 区内27地区で行う防災塾に積極的に参加してもらっている。
高久 則男議員(公 明)
- 補助54号線の早急な整備
質問 区長が補助54号線2期3期区間を優先整備路線から外す方針を決めたことは誠に遺憾だ。災害時に住民の命を守る避難路となる重要な路線であり早急に整備せよ。
答弁 補助54号線の整備が果たす防災上の役割は認識している。 - 文化拠点となる音楽ホールの整備
質問 文化都市世田谷の推進に向け、文化活動の場を拡充すべきだ。区民が一流の音楽に触れることができ、音楽を通じた国際交流拠点ともなる音楽ホールを整備せよ。
答弁 区民の文化活動を支える場の確保は重要だと認識している。 - 区施設における木材利用の推進
質問 環境共生都市を目指す区として、地球温暖化防止につながる木材の利用を積極的に進めるべきだ。区施設での木材使用に係る方針を策定し、目標値も設定せよ。
答弁 方針の策定や目標値の設定について、関係所管で検討する。
中村 公太朗議員(民主社)
- 給付型奨学金制度の安定的運用
質問 原資の一部を寄附で賄う給付型奨学金制度の安定的運用に向け、寄附文化の醸成を図るべきだ。寄附分を上乗せした区内共通商品券を発行するなど、工夫せよ。
答弁 関係機関と連携した積極的な手法について具体的に検討する。 - 地方創生推進交付金活用への懸念
質問 国は1000億円もの地方創生推進交付金を計上したが、財政悪化により交付金の白紙撤回も懸念される。区民に負担を強いることがないよう堅実な財政運営に努めよ。
答弁 国の動向を注視し、積極的に交付金を活用していきたい。 - 教員が子どもと接する時間の拡充
質問 区は教員の事務の効率化に向けたシステム開発を行う予定だ。効率化の成果が教員の子どもとかかわる時間の確保に確実に結びつくよう、しっかりと取り組め。
答弁 教員一人ひとりが子どもとしっかり向き合えるよう取り組む。
福田 妙美議員(公 明)
- 多摩川河川敷での安全対策の強化
質問 再開発に伴い二子玉川の魅力が高まっており、多摩川河川敷への来訪者の増加も予想される。水難事故防止の観点から、特に子どもの安全対策に全力を注げ。
答弁 地域などと連携し、さらなる子どもの安全確保に努める。 - 避難行動要支援者への支援の強化
質問 法改正に伴い、避難行動要支援者に係る名簿は災害時などに避難支援者に提供可能となった。名簿をもとに個別の支援計画の作成を進め、支援の実効性を高めよ。
答弁 計画を作成する際の課題について具体的な対応策を検討する。 - 戦略的な防犯対策の推進
質問 子どもへの犯罪がふえており対策が急務だ。地域や警察との連携を強化して犯罪の発生確率が高い時間帯や場所に効果的な対策を講じるなど、戦略的に取り組め。
答弁 警察との連絡会を活用し戦略的な取り組みの実施を検討する。
高橋 昭彦議員(公 明)
- 認知症高齢者の見守り体制の強化
質問 認知症高齢者を徘回による命の危険から守ることは重要だ。区民や警察などと連携し、高齢者安心コールなどを活用した認知症高齢者を見守る仕組みを構築せよ。
答弁 高齢者安心コールのさらなる活用を検討し、支援に取り組む。 - 若者の「婚活」支援の取り組み
質問 未婚化や晩婚化が進んでおり、少子化に拍車がかかることが懸念される。若者の「婚活」の支援として、区の施設を活用して出会いの場づくりに取り組め。
答弁 区としてどのような支援が可能なのか検討を進めていく。 - 千歳台交差点への横断歩道の整備
質問 千歳台交差点への横断歩道の整備が急務だ。29年度の都立蘆花恒春園への認可保育園開設を見据え、通園時の安全確保の観点からも、都などに整備を強く求めよ。
答弁 千歳台交差点のバリアフリー化を都と警察に働きかける。
青空 こうじ議員(無減連)
- 消防団への加入促進策の強化
質問 地域の防災活動の担い手である消防団員が不足する中、働く人が消防団活動に参加しやすい環境を整備して加入促進につなげるべきだ。雇用者の理解や協力を促すため、消防団員を積極的に雇用する事業者に対する事業税の減税制度の創設などを都に提案せよ。
答弁 消防団運営委員会での消防団協力事業所への減税制度の実施に係る議論の結果を都に報告する。 - 若い世代の消防団への加入促進
質問 選挙権年齢の18歳への引き下げなどを踏まえ、若い世代の社会参加機会の確保が一層求められる中、消防団に加入することは、地域活動などへ参加する絶好の機会となる。区内大学との連携を進めている区として、大学生の加入促進に向けて積極的に取り組め。
答弁 消防と連携し、学生の入団促進を含め、消防団活動の充実に向けて具体的に取り組んでいく。
おぎの けんじ議員(自 民)
- 対症療法ではない若者支援の推進
質問 区が若者支援として取り組む一連の政策は、生きづらさを抱えた若者の一時的な抱え込みにすぎない。ひきこもりなどの予防策や自立を促す政策にこそ力を注げ。
答弁 予防的取り組みとして効果的なものになるよう検討を進める。 - 来年度重点政策の徹底的な精査
質問 来年度の予算名に付された「社会的包摂」の傘の下、乱立された戦略なき施策は、コストの膨張と財政硬直化を招く。行政が担うべきかを含め徹底的に精査せよ。
答弁 持続可能な財政運営に向け、新たな行革手法の展開に取り組む。 - 本庁舎整備検討に見る区長の資質
質問 景観や中庭の継承に執着しながら、その重要性を論理的に示せない区長には本庁舎整備を正面から議論する能力はない。限られた時間内に整備方針は示せるのか。
答弁 検討委員会の議論を踏まえ、8月には区の考え方をまとめる。
たかじょう 訓子議員(共 産)
- 子どもの貧困に係る実態の把握
質問 日本の子どもの貧困率は過去最悪となっている。個々の実情に応じたきめ細かい支援を行うため、区内の実態把握に向けた調査を行い、貧困対策を着実に進めよ。
答弁 どのような調査ができるかについて、検討していく。 - 烏山プレーパーク事業の必要性
質問 補助219号線の整備計画は烏山プレーパークの敷地を横断する内容だ。整備が進めばプレーパーク事業の縮小につながるが、事業の必要性をどう認識しているのか。
答弁 プレーパークの必要性や果たす役割は大きいと認識している。 - 補助219号線の整備計画の見直し
質問 烏山プレーパークの敷地を横断する補助219号線の整備計画に反対だ。地域の子どもが遊べる場をしっかりと確保するため、優先整備路線から外すよう都に求めよ。
答弁 区民生活を支える骨格的な道路であり重要だと認識している。
江口 じゅん子議員(共 産)
- 二子玉川の風害の早急な解決を
質問 二子玉川再開発に伴うビル風被害は深刻だ。地域住民からは交通広場等への風対策の要望が聞かれている。誰もが安全に交通できるよう、さらなる風対策を行え。
答弁 対策の方向性がまとまり次第報告会などを開き丁寧に進める。 - 二子玉川地区への公共施設整備
質問 都立玉川高校跡地を活用して地域からの要望が多い図書館や集会施設、保育園、特養ホームなどの地域に不足している施設の積極的な整備を都に働きかけよ。
答弁 地元の意見なども踏まえ、活用の方向性を都に要望したい。 - 介護職の実態調査を行え
質問 介護現場の厳しい労働環境が問題となる中、介護の量と質の確保策が必要だ。区内事業所で働く介護職員の勤務実態に係る調査を行い、処遇改善につなげよ。
答弁 事業所に行う調査が実態を捉えるものとなるよう工夫する。
阿久津 皇議員(希 望)
- 町会自治会への支援の充実
質問 地域活動の核となる町会自治会の加入率低下は、地域力の低下につながる。組織体制の強化に向け、加入促進を図るとともに、法人化への支援などを充実せよ。
答弁 地域課題に向き合う区民が多くなるよう、活性化に取り組む。 - 子育て利用券による地域の活性化
質問 区は妊婦に対して地域の子育て支援サービスを利用できる券を発行予定だ。子育て産業の活性化や地域と子育て家庭とのかかわりの創出につながるよう取り組め。
答弁 地域の活動団体に利用券事業への積極的な参加を呼びかける。 - 児童養護施設退所者の就労支援
質問 児童養護施設退所者などは親などに身元保証を頼めず就職が難しい場合がある。経済団体を通じて採用時の柔軟な対応を求めるなど、具体的な支援策を講じよ。
答弁 経済団体などに協力を求め、効果的な手法を検討していく。
安部 ひろゆき議員(自 民)
- 胃内視鏡検査の実施体制の整備
質問 国のがん検診に係る指針の改定を受け、区は胃がん検診に胃内視鏡検査を導入する方針を決定した。多くの需要が見込まれるため、しっかりと体制を整備せよ。
答弁 地区医師会や保健センターと協議し、体制整備を進めていく。 - 認知症高齢者への口腔ケア健診
質問 口腔ケアは認知機能の低下を防ぐ上で重要だ。10月から始まる認知症高齢者などへの口腔ケア健診の受診促進に向け、ケアマネジャーなどと連携して周知せよ。
答弁 ケアマネジャーに対し口腔ケア健診に関する研修を実施する。 - 障害者スポーツ普及への取り組み
質問 2020年東京五輪の開催決定を機に、障害者スポーツの普及を図るべきだ。スポーツ施設の改修を進めるとともに、障害者スポーツへの参加機会の拡充に取り組め。
答弁 関係所管で連携し、多様な機会を捉えて普及啓発に取り組む。
小泉 たま子議員(希 望)
- まちづくりセンターの機能強化
質問 地区の窓口機能を縮小してきたことは大きな誤りだ。災害時の対応も踏まえてまちづくりセンター職員を増員し、区民要望に十分応えられるよう機能を強化せよ。
答弁 地域や地区の課題解決に向け地域行政制度の充実に取り組む。 - 本庁舎整備への職員意見の反映
質問 本庁舎整備に際し、区民の意見に加え、実際に庁舎で懸命に働いている職員の意見を聞くことも重要だ。職員から広く意見を募る場を設け、しっかりと反映せよ。
答弁 庁内公開サイトを活用するなど職員参加の仕組みを工夫する。 - 高齢者地方移住促進策への懸念
質問 国が高齢者の地方への移住促進策として掲げる「生涯活躍のまち」構想に反対だ。区は高齢者が安心して世田谷で暮らし続けられるよう、環境整備に全力を注げ。
答弁 安心して区に住み続けられるよう、しっかりと責務を果たす。
風間 ゆたか議員(民主社)
- 子育て支援は市民団体と進めよ
質問 世田谷の子育て支援は市民団体と区が密接に連携して進めるべきだ。子育て利用券のサービス提供事業者に市民団体を加えよ。
答弁 区内の活動団体に事業への参加を積極的に働きかける。 - 認可保育園入園選考基準の見直し
質問 保育待機児解消の為に施設整備増を最優先で取組むべきであり、需要大の認可保育園の入園選考はより実態に即した基準に見直すべきだ。学童保育利用の兄弟がいる家庭にもポイントを加算せよ。
答弁 区民の声も踏まえ、選考基準のあり方を慎重に検討していく。
- 民泊への適切な対応
質問 シェアリングエコノミーは新たなビジネスとして否定しないが、民泊は旅館業法違反や住環境悪化など多くの問題をはらんでいる。区は早急に規制に取組め。
答弁 必要な取り組みなどについて早急に庁内外で検討を進めたい。
田中 みち子議員(生 ネ)
- 若年性認知症者への支援強化
質問 若年性認知症者への支援が不足している。若年性認知症者は社会参加への意欲が高い場合が多いため、やりがいや生きがいを持って過ごせる場の整備を進めよ。
答弁 若年性認知症者の生きがいづくりや居場所の確保を進める。 - 持続可能な見守り支援体制の整備
質問 住まいサポートセンターがNPOに委託している訪問見守りサービスの担い手の確保は重要だ。担い手の育成を制度化するなど、持続可能な見守り体制を整備せよ。
答弁 効果的で持続可能な見守り支援のあり方を検討していく。 - NPO向けの相談支援窓口の拡充
質問 NPOが地域の見守りやコミュニティー形成に資する活動を一層展開できるよう支援を強化すべきだ。組織運営面などを支援する相談窓口を早急に拡充せよ。
答弁 新たに区内4カ所でNPO相談窓口を開設する予定である。
ひうち 優子議員(世田谷)
- 新たな形の「滞在型図書館」
質問 区民が一日中快適に余暇を過ごせる滞在型図書館を目指すべきだ。民間のノウハウなども活用し、閲覧席やICT環境の充実、カフェの併設などに取り組め。
答弁 世田谷図書館において閲覧席やICT環境の充実を検討する。 - 所得連動返還型奨学金への見解
質問 国は年収に応じて返還月額を設定する所得連動返還型奨学金制度の導入を検討中だ。子どもが十分に教育を受けられる環境の整備に向け、区も対応すべきだ。
答弁 国や他自治体における奨学金制度の動向を注視していく。 - 駐輪場の平置きスペースの拡充
質問 チャイルドシート付電動自転車などの大型自転車は、駐輪場のラックに収納しにくい。高齢者や障害者への配慮の視点からも、平置きスペースを拡充せよ。
答弁 大型自転車用の駐輪スペースの確保と拡充に努めていく。
すがや やすこ議員(SPJ)
- 世田谷版CCRCの構築
質問 誰もが健康なうちに入居し、共同生活を送りながら必要な介護などを受け、人生最期の時までを過ごせる環境を整備すべきだ。空き家活用の一環として取り組め。
答弁 さまざまな課題もあるが、有効な住まい方だと考える。 - 利便性の高いけやきネットの構築
質問 けやきネットの改修では、利便性の向上を最重視すべきだ。さまざまな条件を満たす施設を一括して検索でき、都の施設も合わせて予約可能なシステムをつくれ。
答弁 最新技術の研究なども行い、利便性の高いシステムに更新する。
- 子育て利用券に係る事業者の選定
質問 子育て利用券で利用可能なサービスの提供事業者の選定は、民間の仲介事業者が行う予定だ。選定の際に公平性と公正性が担保されるようしっかりと取り組め。
答弁 安全で安心して利用できる子育て支援の仕組みを構築する。
石川 ナオミ議員(自 民)
- クレジットカード納付の導入
質問 区は国保料などのクレジットカード納付導入の検討を進めている。さらなる利便性の向上と行政運営の効率化に向け、保育料や施設使用料への導入も検討せよ。
答弁 効果的な歳入確保策を創出し持続可能な財政運営に取り組む。 - 公園への防犯カメラの設置拡大
質問 安心で安全なまちづくりの推進に向け、公園への防犯カメラの設置を進めるべきだ。飲料メーカーと連携し、自動販売機を利用した防犯カメラの設置に取り組め。
答弁 先行自治体の取り組み状況などを検証し、検討を進める。 - 特別支援教育の充実
質問 4月からの障害者差別解消法の施行も踏まえ、特別支援教育を充実すべきだ。特別支援教育推進計画では、特に医療的ケアが必要な子どもの支援体制強化を図れ。
答弁 医療的ケアに関する体制の検討に年次計画を立てて取り組む。
河村 みどり議員(公 明)
- 弱視者の読書への支援
質問 弱視者が気軽に読書を楽しめるよう支援を強化すべきだ。障害者差別解消法の施行も見据え、日常生活用具給付事業における給付品目に大活字図書を追加せよ。
答弁 社会情勢の変化にも配慮し、品目の1つとして検討したい。 - 障害者スポーツの場の拡充
質問 2020年東京五輪開催を見据え、障害者スポーツを楽しめる場の拡充に取り組むべきだ。区施設の活用を進めるとともに、特別支援学校の体育施設の開放を都に求めよ。
答弁 都と連携し、特別支援学校の体育施設の活用に向け取り組む。 - がん先進医療費の負担軽減策
質問 がん先進医療は高額な医療費が全額自己負担となるため、負担軽減に向けた支援が重要だ。医療に係るローンの利子相当額を区が負担する制度を早急に構築せよ。
答弁 先進医療に係る融資制度について、金融機関と協議している。
河野 俊弘議員(自 民)
- 発達障害者への支援の充実
質問 児童福祉法に基づく放課後等デイサービスは18歳以降は利用できない。特に発達障害者の就労支援やその家族の負担軽減を図るため、居場所づくりに取り組め。
答弁 18歳以降も安心して通える場づくりなど、施策を充実する。 - いじめ相談窓口の周知の工夫
質問 先の議会でいじめ対策として子どもの人権擁護機関「せたホッと」の相談窓口をSNSの一種であるLINEを活用して周知することを求めた。検討状況を示せ。
答弁 導入した場合の効果などを確認しつつ、引き続き検討する。 - SNSを活用した広報活動の充実
質問 今や年代を問わず利用されているSNSを活用した広報活動を充実すべきだ。ツイッターに加え、フェイスブックやLINEも新たな広報媒体として活用せよ。
答弁 効果や運用面について、他自治体の例も参考に調査検討する。
高岡 じゅん子議員(生 ネ)
- 消費者の自立支援の強化
質問 区内でも特殊詐欺などによる多くの消費者被害が生じており、消費者教育の充実が急務だ。消費生活センターの機能を強化し、地域と連携を密にして取り組め。
答弁 若年層の被害防止に向けたPRに努め、機能強化に取り組む。 - 下北沢の魅力を高めるまちづくり
質問 下北沢駅周辺の道路整備をまちの魅力向上につなげるべきだ。下北沢の魅力を壊さないよう配慮しつつ、新たな公共空間の活用の可能性を地域と協働して検討せよ。
答弁 地域とともに、魅力あるまちづくりの実現に向けて取り組む。 - 区民目線を重視した本庁舎整備
質問 周辺環境との調和や区民目線を重視して本庁舎整備の検討を進めるべきだ。住宅街の中の立地に配慮し、環境と区民の利便性を最優先に区民参加で構想をつくれ。
答弁 区民の動線や環境への影響などの点から、幅広く検討したい。
加藤 たいき議員(自 民)
- 区職員の配置方法の工夫
質問 区の施策を着実に推進するため、柔軟な職員配置に取り組むべきだ。業務の進捗状況に応じ、年度途中であっても非常勤職員を配置転換するなど、工夫せよ。
答弁 非常勤職員の活用も含め、適切な職員定数の管理を進める。 - 学校改築時の避難場所の周知
質問 区立校は災害時に避難所となるが、学校が改築中の場合にはどこに避難すべきかわからないとの声を聞く。代替の避難所なども含め、周知にしっかりと取り組め。
答弁 地域住民へ丁寧な説明を行うなど、適切に対応していく。 - 空き家の適正管理への支援強化
質問 空家等対策推進条例の制定を見据え、空き家の適正管理に向けた相談体制を強化すべきだ。特に人気が高い司法書士による無料の区民相談の相談枠を拡充せよ。
答弁 28年度から相談枠を倍にする予定であり、準備を進めている。
三井 みほこ議員(自 民)
- 緑保全と斜面地の安全対策の両立
質問 豊かな自然が残る国分寺崖線の斜面地の一部が土砂災害警戒区域に指定される予定だ。自然環境の保全に配慮しながら、斜面地の安全対策を着実に進めよ。
答弁 斜面地の安全性と緑の保全を両立させる施工法を検討する。 - 新たな介護予防事業の場の確保
質問 新しい介護予防・日常生活支援総合事業での住民参加による通所型サービスの提供の場を確保すべきだ。区立校などに加え、空き家や空き部屋の活用に取り組め。
答弁 空き家などの活用について、選択肢の一つとして検討していく。 - 世田谷版ネウボラを担う人材確保
質問 妊娠期からの切れ目ない支援を行う世田谷版ネウボラでは、保健師が相談支援体制の中核を担う。円滑な実施に向け、人材の確保と育成をしっかりと進めよ。
答弁 保健師の確保策を検討するとともに、人材育成を充実する。
※代表質問や一般質問、会派意見では下記のとおり省略表記を使用しています。
- 五輪 = オリンピック・パラリンピック
- スポーツ推進部長 = スポーツ推進担当部長
- 総合戦略参事 = 総合戦略担当参事
- 保健所長 = 世田谷保健所長
- 支所 = 総合支所
- 清掃一組 = 東京二十三区清掃一部事務組合
会派の略称
- 自民=自由民主党世田谷区議団
- 公明=公明党世田谷区議団
- 民主社=世田谷民主党・社民党区議団
- 共産=日本共産党世田谷区議団
- F行革=無所属・世田谷行革110番・維新
- 希望=せたがや希望の会
- 無減連=無所属・減税せたがや無所属連合
- 生ネ=生活者ネットワーク世田谷区議団
- 虹=レインボー世田谷
- SPJ=せたがやすこやかプロジェクト
- 世田谷=世田谷無所属
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