わきみず 粕谷・上祖師谷地域しんぶん 発行号:第121号 発行日:2023年(令和5年)12月(年2回発行) 発行者:上祖師谷地区ミニコミ編集委員会 事務局:上祖師谷まちづくりセンター 電話番号 03-3305-8611 ファクシミリ 03-5384-7196 上祖師谷地区ビジョン 音楽と花と文学と笑顔があふれるまち粕谷・上祖師谷 祖師谷公園は昔どんなところだったの? 祖師谷公園があったところって昔何があったんだろう。付近の歴史もあわせて知りたいな なるほど。面白い発見がみつかるかもしれないね。さっそく一緒に調べてみよう! 上祖師谷のなりたち 本伊勢遺跡(上祖師谷1−17−24)や大道北遺跡(上祖師谷6−16ほか)の存在から、上祖師谷の地域は、縄文時代には既に人々が生活していたと考えられます。 「祖師谷」という地名は、鎌倉時代に地福寺というお寺があり、日蓮上人をまつった祖師堂が建立されて敬われたためだといわれています。元禄8年(1695年)の検地の際、祖師谷村は「上」と「下」に分けられ、「上祖師谷」という名称が生まれました。 大学の農場だった祖師谷公園 昭和15年(1940年)、東京農業教育専門学校は、学校の所在する駒場の農場だけでは手狭になったため、田畑のほか樹林地が広がるこの土地を購入、ここを「祖師谷農場」とし、よりよい農作物を生み出すための研究や、農業実習などを行いました。 東京教育大学(現・筑波大学)農学部の付属施設となってからも、水田・畑作・果樹・畜産等が行われましたが、大学の筑波への移転に伴い、30数年にわたって親しまれた農場は幕を閉じることとなりました。農場跡地は整備され、昭和50年(1975年)6月に祖師谷公園が開園しました。 緑が美しく、地域の住民の憩いの場となっています。 祖師谷農場を建設する際、駒場農場から多数の樹木も移植されてきました。イチョウの木は、更に敷地内での移植を経て、今でも成城通りパークウエストプロムナード内で見ることができます。 イチョウのように、地域には昔から受け継がれているものがあるんだね。もっとたくさん見つけていきたいな〜 現在の祖師谷公園 地域のボランティアの方が整備されている花壇では、季節ごとに色とりどりの花が咲き、景色を彩っています。 春には美しい桜並木が鑑賞できます。 野鳥観察会に出かけよう。 10月29日に、祖師谷公園の野鳥観察会(主催:千歳満歩会)に参加してきました! ジョウビタキやヒドリガモなどの鳥が観察できました。 参加者の中には川辺でカワセミを発見した方も!